庭劇団ペニノの代表作をリメイク!東京芸術祭2020『ダークマスター VR』上演


東京芸術祭 2020・芸劇オータムセレクション作品として、2020年10月より『ダークマスター VR』が上演されることが明かされた。

本作は、2000年から活動を展開する演劇団体・庭劇団ぺニノが2003年に初演した代表作『ダークマスター』を、 現在の社会状況を踏まえて新たに構想した作品。今回の上演用に新たに撮影したパフォーマンス映像を、特別仕様の演劇的空間で、各回20名限定で、VRゴーグルをつけて観劇する。

VRへの映像出演はFO ペレイラ宏一朗、金子清文、日高ボブ美。脚色・演出を手掛けるタニノクロウの東京芸術劇場への登場は、劇場主催公演 『チェーホフ?!』(2011)、そして『タニノとドワーフ達によるカントールに捧げるオマージュ』(2015)の作・演出以来、5年振り3回目となる。

◆タニノクロウ
『ダークマスター』 は漫画が原作で、初めて舞台化したのが2003年、その後4度のリメイクをした長く人気が続いている作品です。漫画は20ページほどの超短編ですが、その中には人間の本質を見つめる鋭い視点があり、私にとって今でも強く想像力を掻き立てられる作品です。

5 度目のリメイク『ダークマスター VR』 は映像とライブをミックスした作品です。演劇が好きで劇場が好きな者たちがアイデアを出し合って製作しました。これはただの映像作品ではなく、劇場に観客が集うことでしか味わえないものであり、一つのライブの形であり、人間の見ている本当の世界を映し出す作品です。劇団創立20周年にふさわしい作品になると思います。

【あらすじ】
“あなた“はお腹が空いている。
あてもなく歩いていると薄暗い路地裏に一軒の古い洋食屋を見つけます。
入り口の扉を開けてみるとすぐに揚げ物や炒め物の匂いが混じり合った独特な良い香りが鼻をくすぐります。
クセのありそうなマスターがいる。
こういうお店は絶対美味い。

メニューの中から大好きなコロッケ定食を選んでみましょう。
しばらく待って…ほら、出来上がった。
見た目最高、いただきましょう。
揚げたての衣が音を立て割れると、中から熱々の甘い芋が胡椒のきいた挽肉とともに口いっぱいに広がる。ハフハフ、堪らない。

しばらく夢中になって食べている…が、なんだか視線を感じる…。
マスターがニヤケながら近づいて来てあなたの耳に小さなイヤホンをねじ込む。
「今日からこの店のマスターになれ」

“あなた“はどうする

東京芸術祭2020 芸劇オータムセレクション『ダークマスター VR』は2020年10月9日(金)から10月18日(日)まで東京・東京芸術劇場にて上演される。

【公式サイト】https://www.geigeki.jp/performance/theater249/

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