2022年に予定していた舞台『アクタージュ』原作者逮捕を受け上演・オーディションを中止に


ホリプロが2022年に予定していた舞台『アクタージュ act―age~銀河鉄道の夜~』の上演を中止すると発表した。原作漫画「アクタージュ」(「週刊少年ジャンプ」/集英社)の原作者・マツキタツヤが逮捕されたことを受け決定。進行中だったヒロイン・夜凪景役のオーディショも中止を決めたと、公式サイトにて発表した。

「週刊少年ジャンプ」編集部はこの事態を非常に思うく受け止め、事実確認の上、作画担当の宇佐崎しろと話し合いの結果、連載をこのまま継続することはできないと判断。「週刊少年ジャンプ36・37合併号」の掲載をもって「アクタージュ」の連載終了を発表した。

週刊少年ジャンプ公式サイトには、「これまで多くの読者の皆様に応援していただいた作品をこのような形で終了することになり、編集部としても非常に残念でなりません。しかしながら、事件の内容と『週刊少年ジャンプ』の社会的責任の大きさを深刻に受け止め、このような決断に至りました。ご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。編集部はもとより、宇佐崎先生は断腸の思いをなさっていますが、先生をサポートし、また作品を作っていけるよう励んでまいります」と告知が掲載された。

2018年1月に連載がスタートした漫画は、少年漫画としては珍しい「役者」を題材とした作品で、天才的な演技の才能を秘めた女優志望の女子高生・夜凪景の成長を描き、高い評価を得ていた。

舞台版では、脚本・演出を松井周が手掛け、宮沢賢治作の「銀河鉄道の夜」を舞台上演する演出家と劇団員たち、そして主演を務める夜凪景との人間模様を描いた作中屈指の人気エピソードを描く予定で、夜凪景役を選出するオーディションを開催。グランプリはヒロイン役で舞台デビューするだけでなく、ホリプロインターナショナルと専属契約を結び、世界を目指す女優として育成されるビッグプロジェクトとなるはずだった。

事態を重く受け止め上演とオーディションの双方を中止したホリプロとホリプロインターナショナルは、舞台公式サイトに「弊社としても舞台ならびに本オーディションがこのような形で終えてしまうことは残念でなりません。
応募者の皆様、そして2022年の舞台を楽しみにされていた皆様には心苦しいばかりではございますが、ご理解を賜ります様、何卒宜しくお願い申し上げます。応募者の皆様、そして2022年の舞台を楽しみにされていた皆様には心苦しいばかりではございますが、ご理解を賜ります様、何卒宜しくお願い申し上げます」とコメントを掲載した。

【公式サイト】https://act-age.info/

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