『チョコレート戦争』小澤廉&植田圭輔がドラマから舞台へバトンタッチエール


2020年1月から3月にかけてtvkなどでテレビドラマ版が放送され、2021年1月に大阪、東京での舞台上演を予定している『チョコレート戦争』。6月上旬にドラマ『チョコレート戦争~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~』の主演を務めた小澤廉と、舞台『チョコレート戦争~a tale of the truth~』で主演を務める植田圭輔による取材会が行われ、舞台版への期待や、ドラマ版から舞台版へのバトンタッチとしてお互いへのメッセージなどが語られた。

ドラマ『チョコレート戦争~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~』は、芸能活動を希望する生徒に向けた、“スタークラス”と呼ばれる芸能クラスを備えた私立百瀬学園を舞台の青春群像サスペンス。バレンタインデーに起こった、アイドルユニット「Dust Kiss」の人気No.1メンバー篠田康太(立石俊樹)の殺人事件の真相に、クラスの副担任・仁科智也(小澤)が迫る中で生徒や教師たちの隠された事実が次々にあぶり出されていく姿を描いている。植田はドラマ版にも出演しており、かつての百瀬学園のスタークラスのメンバーで、仁科のライバルでもあった久保南碕を演じている。

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取材会に役衣装姿で登場した小澤と植田。最初にドラマの撮影現場でのお互いの印象を聞かれると、小澤が「僕は(植田さんのことを)植様と呼んでいるんですが・・・植様(が演じる久保)が仁科に対して強めに言ってくるシーンがあるんですけど、お芝居で植様に責められるのが初めての経験だったし、普段の優しい植様とのギャップが怖くて、ビビりながら演じていました(笑)」と告白。

一方、植田が「廉とガッツリと言葉で戦い合うのが初めてで、すごく新鮮で楽しかったですね。現場には後の方に入ってすぐ終わっちゃったんですけど、雰囲気がすごく良くて、それは座長として廉が頑張って現場を盛り上げていたんだなっていうのを感じたので感謝しております」と伝えると、「やめてください(笑)。空気が良かったのは、“僕のおかげ”でもあるのかなとは思うんですけど(笑)、監督さんが明るくてフレンドリーだったのでとても良い環境作りをしていただきました」と照れながらもスタッフへの感謝の思いも語った。

6月24日(水)にBlu-ray BOX&DVD BOXが発売されることもあり、ドラマの中でのお気に入りのシーンについては、植田が「やっぱり廉のシャワーシーンかな(笑)」と即答。「なかなか見られるものじゃないのでね」という植田に小澤は照れつつ、「小南光司くんが演じる吉川(優)を仁科がひっぱたくシーン。あー、いい音したな、うまく叩けたなぁと思って、何回も観ちゃいます(笑)」と楽しそうに明かす。さらに「小南くんのファンの方には申し訳ないんですが、彼との信頼関係があるからこそ遠慮せずに思いっきり叩けました。ストーリー全体としては、過去の仁科のシーンが好きですね。ドラマの中でもすごく重要になってくるシーンなので、そこはぜひ繰り返し観て欲しいなと思います」とアピールした。

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ドラマ版では仁科の妄想シーンも見どころのひとつだったが、舞台版ではどうなるか聞かれると、植田が「舞台なので、見た目が一瞬で変わるのは難しいかと思いますが、それが作品を愛していただいているひとつの要素であるのなら、やっていくべきかなと思ってます。DVDで小澤さんの演技を観て勉強しようかな(笑)」といたずらっ子のような笑顔を見せながら語った。

そんな植田に対し、小澤は「仁科は女子高生になったりもしましたけど、大丈夫ですか?」と返し、「個人的には久保がキレている描写とかを舞台上の妄想で見られたら面白いのかなと・・・早着替えで女子高生になってくれることを期待しています(笑)」とリクエストすると植田ははにかみつつ「頑張ります(笑)」と応えた。

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会見では『チョコレート戦争』にちなみ、チョコレートに関する胸キュンエピソードも語られた。植田は「幼稚園のときにすごいモテたんですよ。同級生のお母さんに(笑)。A子ちゃんがくれないのに、A子ちゃんの母ちゃんがくれたりみたいなのがあったので、お返しが大変でした」と振り返り、小澤は「小学1年生のバレンタイン当日に風邪をひいて学校を休んじゃったら、僕のことを好きになってくれた子が家まで来てチョコレートを渡してくれたことに胸キュンしました」と幼き頃の思い出を語ってくれた。

また、もし自分が女性だったら共演者の誰にチョコを渡したいかと聞かれると、植田が「うーん・・・難しいな」と悩む中、小澤が「僕はやっぱり植様ですね!」と即答。そして「お返しがすごいしっかりしてそうだから(笑)」と言うと、植田が「お前、腕上げたな!(笑)」と爆笑した。そして、「俺も廉かな。いい部分も悪い部分も見せてくれる人のほうがいいので、そういう意味でいろんな作品で共演している廉のことはこの作品の共演者の中では一番わかっているほうだし。まぁ“しゃあないし”っていう感じですけどね(笑)」とちょっといじりつつ、答えた。

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そして会見では、ドラマ版の主演だった小澤から、舞台版で主演を務める植田へのエールが送られる一幕も。小澤から「信頼しきっている役者さんなので、舞台がすごく楽しみです!“ダスキス(Dust Kiss)”のメンバーはわいわいしているので、現場では植様に締めていただいて・・・でも楽しく和気あいあいと仲の良いカンパニーの色を舞台上でも見せていただけたら、お客様もきっと喜ぶと思います。頑張ってください!」とエールを受けた植田は、「小澤さんから引き継ぐのは、すごくプレッシャーなのですが・・・」とにやにやしながらコメント。小澤から「ウソ!(笑)ちょっと笑っちゃってるじゃん」とツッコまれつつ、植田は「ドラマ版で培ったものを引き継いで舞台版に反映できればなと思います。廉にとっても大切な作品だと思うし、彼が大切にしているものを僕も大切にしたい。その思いを踏みにじらないように精一杯頑張らさせていただきます!」と力強く意気込んだ。

◆公演情報
舞台『チョコレート戦争~a tale of the truth~』
【大阪公演】2021年1月16日(土)~1月17日(日) 大阪メルパルクホール
【東京公演】2021年1月23日(土)~1月31日(日) シアター1010

【演出】久保田唱
【脚本】堀内博志

【出演】
久保南碕役:植田圭輔
篠田康太役:立石俊樹
吉川優役:小南光司
村木乃亜役:古谷大和
宮田健介役:星元裕月
小暮海斗役:TAKA
辻 雅樹役:小早川俊輔
長谷川由和役:杉山真宏
土屋貴宏役:大平峻也

【公式サイト】https://chocolatewars-stage.com/

2020 舞台「チョコレート戦争」製作委員会

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