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成河が馬を演じる『ある馬の物語』音月桂ら追加キャスト14名を発表

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2020年6月から7月にかけて上演される白井晃演出の『ある馬の物語』より、全キャストが発表された。本作は、ロシアの文豪トルストイの小説を舞台化したもの(脚色:マルク・ロゾーフスキイ)で、1975年にロシアで初演された作品。これまでに成河、別所哲也、小西遼生の出演が決定していたが、この度、音月桂をはじめとする14名の出演が追加された。

音月のほかは、大森博史、小宮孝泰、春海四方、小柳友、浅川文也、天野勝仁、西田欧誼、須田拓未、穴田有里、香月彩里、小林風花、永石千尋、熊澤沙穂といった顔ぶれ。

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本作では、人間という愚かな生き物と思考する聡明な馬とを対比させ、「生きることとは何か?」という普遍的なテーマを詩情豊かに問う。

【あらすじ】
ホルストメールは、天性の俊足を持つ駿馬だったが、人間の嫌う「まだら模様」に生まれついたがために、価値のない馬と見なされて育てられた。
ある日、厩舎に凛々しい公爵が現れた。
主人は見た目の美しい
馬をすすめたが、公爵は一目でホルストメールの天性の素晴らしさを見抜き、彼を安価な値段で買い取った。
侯爵との生活はホルストメールの生涯で、唯一の最も輝かしく幸福な日々となった。
だがある日、公爵の気まぐれから、ホルストメールは競馬に出走することになる。
その競馬場で侯爵の愛人マチエは、若く美しい将校と出会い姿を消してしまう。
公爵は気が動転し、ホルストメールをそりに繋ぎ激しく鞭打ち走らせた。
ようやくマチエに追いついた時、ホルストメールは力尽き、病に倒れてしまう。
その日からホルストメールと侯爵の流転の人(馬)生がはじまった・・・。

まだら模様に生まれついたばかりに不遇な運命をたどる馬役を成河、その才能を見出す公爵役を別所、公爵やまだら模様の馬の前に立ちはだかる“美”の象徴ともいえる役どころを小西、そして彼らの運命を変えていくファムファタールともいうべき女性を音月が演じる。

以下、演出の白井、成河、別所から届いたコメントを紹介。

◆白井晃(演出)
「ホルストメール」は馬の話です。しかし人間の話です。原作者レフ・トルストイが活躍したのはロシア革命前の帝政ロシア後期。彼の非暴力、博愛といった思想や哲学が、今再び必要とされている気がします。民衆を圧迫する貴族社会への疑問は、格差の広がった現代社会への懐疑と相似形をなすようです。所有することの虚しさを私たちはそろそろ気づいて良いはずです。この物語は、老いた駿馬の生涯を通してそんなことを教えてくれます。ロシアの劇団が40年近く前に音楽劇として立ち上げたのは、ベルリンの壁が崩壊する前のソ連時代です。日本の経済や社会の構造も大きく変化した中、今回の創作は、この作品に新たな意味合いを持たせてくれる、そんな予感がしています。

◆成河
馬を演じます。演劇という表現の可能性がふんだんに盛り込まれた、非常に挑戦しがいのある戯曲です。トルストイが見つめた社会と人間の業、人生哲学はこの時代にどのように響くのか。去勢されたまだら馬、ホルストメールの眼差しが今の私たち自身を見つめる「目」になれるよう、丁寧に理解を深めて行きたいと思います。

◆別所哲也
トルストイ原作の「ある馬の物語」。人間と人間の演じる馬達が解き放つ、差別、愛憎、命の意味。現代社会にも通じる様々な要素を、造形する人物像、モノガタリを通じて表現するダイナミズム。そして、初の白井晃さん演出、初の成河さんとの共演、初の世田谷パブリックシアター。初めてづくしのダイナミズム。楽しみです!

『ある馬の物語』は、6月17日(水)から7月12日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演される。チケットは、4月26日(日)10:00より一般発売開始。

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