小栗旬、彩の国シェイクスピア・シリーズに再び登場!第36弾は『ジョン王』


小栗旬、彩の国シェイクスピア・シリーズに再び登場!第36弾は『ジョン王』

2020年6月に、彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』の上演が決定した。1998年のスタート以来、蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。2017年12月、シリーズ2代目の芸術監督に就任した吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』で再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』、2020年2月に『ヘンリー八世』の上演を予定、完結まで残り2作品となった。

『ジョン王』は、国史上最も悪評の高い王であろうイングランド王ジョンの治世の時代を、先王リチャード1世の“私生児”の存在を通して描いた歴史劇。生命力とユーモアにあふれ世の中をシニカルに見つめる“私生児”の若者、フィリップ役には、本シリーズ4作品目にして初の歴史劇への挑戦となる小栗旬が決定した。

タイトルロールの“ジョン王”役には、本シリーズ常連となった横田栄司、ジョン王が敵対する“フランス王”役には演出も兼ねる吉田鋼太郎と、そうそうたる顔ぶれが揃った。

【あらすじ】
イングランド王ジョン(横田)の下へ、先王リチャード1世の私生児だと名乗る男が現れる。ジョンの母エリナー皇太后はその私生児フィリップ(小栗)を親族と認め従えることを決める。
そこへ フランス王フィリップ2世(吉田)からの使者がやってくる。領地の引渡しと、イングランド王位を正当な王位継承者であるアーサーに譲り領地を引き渡すよう、要求しにきたのだ。それを拒んだジョン王は、私生児を従えてフランスと戦うために挙兵する。
戦闘を開始した英仏両軍の互角の勝負の中、私生児が両軍に戦闘地の市民への攻撃を提案、一転して両軍は協力体制となるが、今度は市民がイングランド王女とフランス皇太子の結婚を提案、両国の和睦を促す。賛同した両王のもと、すぐに結婚式が行われるが、今度はそこにローマ法王の大使パンダルフが現れ、フランス王に対し、キリスト教会と対立するジョン王との関係を絶つか、ローマ法王の呪いを受けるかの選択を迫る。悩んだ末にフランス王はジョン王と手を切ることを決意するが、結果としてフランス軍は敗れてしまう。両王の思惑が入り乱れる中、事態は展開し・・・。

以下、吉田、小栗、横田からのコメントを紹介。

◆吉田鋼太郎(演出・出演)
このシリーズに帰ってきて欲しいと思っていた小栗くんが、僕もかつて演じ、いつか小栗にと思っていた役で出演してくれることがとても嬉しい。この作品を彼に引っ張っていってもらいたいと思っています。何を持ってきてくれるのか、非常に楽しみ。遠慮なく何でも言える相手なので、演出家としても俳優としても思いっきりぶつかり合いたいです。
小栗くんが演じる私生児は、クールな彼にピッタリな、すべてを俯瞰して見ている、ちょっと変わった魅力的な役。タイトルロールを演じる横田くんはパワーがあって滑舌も声もいい、彼がいれば芝居が締まる、なかなかいない俳優。この二人で激論を交わし物語を動かしていって欲しいですね。

◆小栗旬(私生児フィリップ・ザ・バスター役)
14年ぶりに彩の国シェイクスピア・シリーズへ戻ってくることが叶いました。役者としても演出家としても、全幅の信頼を寄せている鋼太郎さんの演出をやっと受けることができる。
古典作品を演じるための演劇筋肉を鍛え直さねばなりませんし、鋼太郎さんが求めるエネルギーに辿りつき、越えていくのは大変なことですが稽古・本番とずっと近くで教えを乞うことができるのが非常に嬉しいです。
『ジョン王』という日本人に馴染みのないシェイクスピア作品を、一緒におもしろくしていく、 共犯関係になれるのが今から本当に楽しみです。 お客様にその面白さを感じていただけるようがんばります。劇場でお待ちしています。ご期待ください。

◆横田栄司(ジョン王役)
この作品の情報を皆様にお伝えできる喜びでいっぱいです。本シリーズに立てることは役者冥利に尽きるとともに、お客様の大きな期待、プレッシャーや恐怖すら感じます。それをはねのけるために、懸命に知恵を絞り、バカみたいに稽古をして、皆様にお届けできるよう努めます。
鋼太郎さん、旬とポスターを撮った日、頼もしいお二人の顔を見、声を聞いて、確固たる覚悟ができました。皆様のご来場を、夢の劇場でお待ちしております。

彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』は、2020年6月に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて上演される。ツアー公演の予定あり。

【公演詳細】https://horipro-stage.jp/stage/kingjohn2019/
【公式Twitter】@Shakespeare_sss

 

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