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長谷川京子、森新太郎演出『メアリ・スチュアート』で約9年ぶりの舞台に

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2020年1月から2月にかけて、森新太郎演出の『メアリ・スチュアート』が上演される。本作は、18世紀の詩人・劇作家フリードリヒ・シラーの古典的名作を、20世紀にスティーブン・スペンダーが脚色した戯曲。タイトル・ロールとなっているスコットランド女王メアリ・スチュアート役は、約9年ぶりの舞台出演となる長谷川京子が演じる。森と長谷川は、これが初顔合わせ。森は、長谷川について「メアリ役を演じるに相応しい圧倒的な存在感がある」と語り、共に作品作りができる日を心待ちにしているという。

『メアリ・スチュアート』というと、メアリとエリザベスの二人の女王だけが登場する同名作品もあり、上演機会も多く有名だが、本作の『メアリ・スチュアート』は20名近く登場する群像劇だ。史実を元にした物語だが、権力を手にする者の孤独、また権力者の間を奔走しながら自分の生きる道を見出そうとする人々の生き様が、繊細な心理描写によって鮮やかに描きだされる。

【あらすじ】
1500年代後半、政変により国を追われ、遠縁(父の従妹)にあたるイングランド女王エリザベスのもとに身を寄せたスコットランド女王メアリだったが、エリザベスはイングランドの正当な王位継承権を持つメアリの存在を恐れ、彼女を19年の長きにわたり幽閉し続けていた。その間、決して顔を合わせることはなかった二人の女王。そして時は今、エリザベスの暗殺計画にかかわったのではないかという嫌疑がメアリにかけられ、裁判の結果、彼女には死刑判決が下されたのである。
スコットランド女王メアリと、イングランド女王エリザベス一世の対立を縦軸に、二人の間を奔走しメアリに恋心を抱く青年モーティマーや、二人の女王から寵愛を受ける策略家のレスターという男たちの駆け引き、刻一刻と迫る処刑の前で裁判を不当なものとして己の正当性を訴えるメアリと、その処刑を決行するか否かと心乱れるエリザベスの苦悩。
その姿を一目見、その声を一度聴けば、誰もが心を許したくなるといわれる女王メアリ。メアリを救いたいと願う男たちは、メアリをエリザベスに一目逢わせれば、エリザベスの頑なな思いも氷解するのではないかとその機会をさぐる。
果たして、二人の女王は初めての対面を果たすことができるのだろうか――?

以下、発表と共に届いた森と長谷川のコメントを紹介。

◆森新太郎(演出)
悲劇の女王として魔性の女として、いまなお唯一無二の輝きを放ち続けるメアリ・スチュアート。この大役を長谷川さんに託した理由は二つあります。まずは理屈抜きで美しいこと。それと自分の生き方を貫ける芯の強さを持ち合わせていること。ライバルのエリザベスが苦々しく思うように、男たちは皆、メアリに心惹かれてしまうわけですが、美貌と気高さが相まって凄まじい磁力になっているのだと思います。初めて長谷川さんにお会いした時、存在感が思い描いていたメアリそのものだったので、それを率直にお伝えしたところ「私、そうですかね?」と不思議そうな顔をされて。その無自覚なところがさらにメアリらしいなと。今から稽古が楽しみでなりません。

◆長谷川京子(メアリ・スチュアート役)
舞台は2011年以来です。物事ってタイミングと縁があると思っていますので、このタイミングで森新太郎さんと出会い、タイトル・ロールでもある大役を世田谷パブリックシアターのような素晴らしい劇場でやらせていただくのも何かの縁なのでしょうか。日本には存在しない「女王」役ですが、関連した映画を観て、その世界観にとても興味と関心があります。時代が変わり場所も違えども、一人の人間としてのあり方やプライドは変わらないと思っていますので、この重たい役をやれる精神状態を今からつくっていくつもりです。森さんからは、女王という役柄上、細々と動かず、堂々と立っていられる筋肉はつけておいてください、とアドバイスをいただきました。肉体だけではなく、いろいろなことに対応できる筋肉だと理解し、精神的にもテンションをあげて稽古に臨む覚悟です。決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています。

『メアリ・スチュアート』は、2020年1月から2月まで、東京・世田谷パブリックシアターにて上演される。チケットは、2019年11月下旬より一般発売開始。

 

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