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いのうえ歌舞伎『けむりの軍団』開幕!古田新太&池田成志のバディで愉快痛快な“時代活劇”に

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2019年劇団☆新感線39興行・夏秋公演いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』が、2019年7月15日(月・祝)に、東京・TBS赤坂ACTシアターにて開幕した。本作は、3年ぶりの劇団本公演となった『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』に続く、“サンキュー公演”第2弾。「いのうえ歌舞伎」と銘打ちながらも、これまでとは一味違う、「alternative(もうひとつ)”」の王道路線をいく“時代劇”に仕上げた。

脚本は、劇団☆新感線には2016年の『乱鶯』以来の参加となる倉持裕が担当。執筆に当たり、劇団☆新感線主宰で演出のいのうえひでのりが提示したお題は、「黒澤明の映画『隠し砦の三悪人』と太宰治の名作『走れメロス』の要素を取り入れて欲しい」。倉持は、その意を見事にくみ、様々なシチュエーション、キャラクター設定の端々にクロサワ映画へのオマージュが散りばめ、コミカルかつスピーディに、捻りの効いた脚本を仕上げた。

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脚本を読み、いのうえをはじめ出演者全員は「脚本がこんなにおもしろいのに、お客様を楽しませることが出来なかったらヤバイ!」と唸ったという。スタッフ・キャスト一丸となって、稽古に打ち込むこと約2ヶ月。

自身の俳優活動が今年で35周年となる劇団の看板役者で、今回の主演を務める古田新太をはじめ、早乙女太一、清野菜名、須賀健太、池田成志に加え、高田聖子、粟根まことら劇団員もほぼ総出演し、アクションも歌もダンスもなんでもござれの、愉快痛快な時代活劇が完成した。

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【あらすじ】
戦乱の世。本能寺の変以後、秀吉の小田原征伐以前のいつか。大名・目良家が統治する、とある国のお話。
軍配士としてさまざまな主君のもとで目良家と戦ってきた真中十兵衛(古田)は、今は仕官する先もなく浪人として暮らす日々を送っている。ある日、賭場でテラ銭泥棒騒ぎを起こした美山輝親(池田)のとばっちりで、十兵衛は子分二人をヤクザに人質にとられてしまう。5日の間に捕まえて戻らないと子分の命はないと脅され、仕方なく輝親を探すハメになる十兵衛。
一方、目良家の城内では、同盟を組む厚見家を守るために当主・則治のもとに正室として嫁ぐも、その同盟を反故にされた紗々姫(清野)と厚見の家臣である雨森源七(須賀)は、則治の母であり、目良家で一番の権力者でもある嵐蔵院(高田)と、目良家家臣で侍大将の飛沢莉左衛門(早乙女)の目を潜り抜け、なんとか城外へと逃げ出した。
とある木賃宿で十兵衛は輝親を発見するが、そこに紗々姫と源七も居合わせたことで、目良家の追っ手たちと一悶着を起こすも、十兵衛の機転、輝親の口八丁ぶりと無謀な行動で追っ手を追い払うことに成功。その様子を見た紗々姫から厚見の城まで自分を送り届けてほしいと頼まれ、悩む十兵衛。
その頃、一向一揆を扇動していると言われていた夭願寺では、厚見家の蜂起を知った住職の残照(粟根)が、もともと目良家から目をつけられている自分たちが生き延びるためには紗々姫を亡き者にするのが得策として、十兵衛たちが潜む酒屋の蔵を襲うも、またもや、十兵衛のとっさの働きで僧兵たちを退却させる。
無事に城まで姫を送り届けることができれば、厚見家の軍配士として仕官させると言われて十兵衛の心は揺れ動く。しかし子分の命の刻限まであまり時間が残されていないため、すぐにでも輝親をヤクザのもとに連れて行かなければならないのだ。・・・さあ、どうする、十兵衛!!

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開幕に当たり、倉持、いのうえ、そして出演者より以下のコメントが届いた。

◆倉持裕(作)
今回は前回の『乱鶯』よりも軽いタッチで書いてみたわけですが、それがどう受け止められるのか、緊張しつつも大いに楽しみです。何も持たざる者の快進撃の芝居です。チャンバラ同様、舌先三寸での戦いも楽しんでいただけたらと思います。

◆いのうえひでのり(演出)
今までにない感じのaltanative(もう一つの)な“いのうえ歌舞伎”になっていると思います。あとは古田が台詞さえ覚えてくれれば(笑)。これまでにあまり作ったことのないシーンが多い、今までとは勝手の違うお芝居の中、スケジュール的にあまり余裕がなく、かつかつな稽古場だったので間に合ってよかった。(中島)かずきさんが作る作品とも違う、『乱鶯』とも違う、作家の倉持くんが新しいことをやろうとしてくれている作品でありつつも、でもきっちり新感線です。クロサワ映画を目指したけれど、クロサワにはなれませんでした(笑)。
ストーリーがこれまでにないタイプで普通に楽しんでいただけると思いますし、ここぞという時には見せ場の立ち回りも入るので、(早乙女)太一ファンやチャンバラファンにも喜んでもらえるかと。久しぶりに古田が主演ですが、よくも悪くも周りを左右して影響力が強く、空気を支配している感じはさすが。古田と成志のバディも久しぶりなのでおもしろいですよ。あと劇団員のファンの方には、“ここにこういう出方をするんだ”というバイト(本来の役ではない「ガヤ」的な役柄で出演)探しも楽しんでもらえると思います。

◆古田新太(真中十兵衛役)
新感線にしては短い芝居になって、良かったと思います。稽古中はお客さんがいないので、辛いだけでした。少ない人数で大軍をやっつけるために、いろんな作戦を考えます。そこをお楽しみに。あと、太一が格好良いです。

◆早乙女太一(飛沢莉左衛門役)
皆さんとお芝居させてもらい、あっという間に稽古期間が終わりました。観に来ていただく方にも、あっという間に感じる程に楽しんでいただける作品だと思います。(稽古中の思い出は)古田さんとの初サシ飲み。懐かしくも新しい、楽しい時代劇になっていると思います。ぜひ劇場へお越しください。

◆清野菜名(紗々姫役)
緊張と楽しみでドキドキしています。稽古では苦戦の日々だったので、成果を発揮できるようにがんばります。稽古の後半は、成志さん、太一くん、健太くんと空き時間によく絵しりとりをして遊んでました。太ちゃんの絵はヒドイ・・・(笑)。1幕終わりのシーンが本当に楽しくて好きです。ぜひ観にきてください。

◆須賀健太(雨森源七役)
1ヶ月半の長い稽古でしたが、終わってしまえばあっという間で・・・まだまだ余裕がない状態なのであります(笑)。でもその余裕のなさも役らしい!と楽しんで臨めたらと思っています。稽古の合間には成志さん、太一さん、菜名ちゃんと絵しりとりをして、それぞれの壊滅的な絵心を罵り合いながらも、稽古終盤には“補習”という名の居残りを、菜名ちゃんと共にいのうえさんにみっちりやっていただきました・・・・。何よりも見どころは“今の新感線らしさ”だと思います。台本から個性的なキャラクターが劇団員の皆さんの個性によって何倍にも輝く瞬間を僕自身稽古場で何度も目撃していました!これまた配役のウマいこと・・・ってもう、これじゃあただのファンですね。ファンとしても役者としてもこの空間に居れることが本当に幸せです。そんな瞬間をぜひ皆様も劇場で目撃してください。

◆高田聖子(嵐蔵院役)
近年稀に見る、上演時間の短さ。テンポが良いのかも・・・(おそらく3時間弱)。1シーン稽古が終わるたび、古田・池田両先輩が風呂上がりの様にズブ濡れでした。どおりでテンポが良いはずです。そんな先輩方の生き様と、若者たちのまっすぐさが神々しく見えます。拝みに来てください。

◆粟根まこと(残照役)
初めて台本を読んだ時からおもしろかったのですが、稽古の序盤、中盤、終盤と皆の演技が変化していくのを目の当たりにしてきました。生き物のような台本です。皆様の前に出る時にはどのように進化しているのか楽しみです。成志さん、太一くん、菜名さん、健太くんの4人が、稽古中の空き時間に「絵しりとり」をやっていたのですが、画力に問題を感じた4人が急にデッサンの練習を始めていました。そこまでしなくても。
古田くんが主役のいのうえ歌舞伎は久しぶりです。古田くんと成志さんのいい加減なおじさん二人に巻き込まれ翻弄されるおかしな物語をぜひお楽しみくださいませ。

◆池田成志(美山輝親役)
やられっぱなしの、喋りっぱなし、なので、手ごたえは・・・ありません(笑)。かなりやられておりまーす。(稽古場での思い出は)故障故障故障。と、ナナ、ケンタ、タイチとの絵しりとり。疑似馬鹿家族のようでした。なんでしょ?本格時代劇というより、昔懐かしいテレビの娯楽時代劇みたいな匂ひがしたらば、ウレシスです。

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公演名称2019年劇団☆新感線39サンキュー興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』は、以下の日程で上演。

【東京公演】7月15日(月・祝)~8月24日(土) TBS 赤坂ACTシアター
【福岡公演】9月6日(金)~9月23日(月・祝) 博多座
チケット発売日:7月20日(土)10:00~
【大阪公演】10月8日(火)~10月21日(月) フェスティバルホール
チケット発売日:7月28日(日)10::00~

【公式サイト】http://www.vi-shinkansen.co.jp/kemurinogundan/

2019年劇団☆新感線39興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎〈亞〉alternative『けむりの軍団』

けむりの軍団、来るっ!嘘つきは、侍のはじまり――

  • 公演:
  • キャスト:古田新太、早乙女太一、清野菜名、須賀健太、高田聖子、粟根まこと、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、村木 仁、川原正嗣、武田浩二、藤家剛、加藤学、川島弘之、菊地雄人、あきつ来野良、藤田修平、北川裕貴、下島一成、鈴木智久、南川泰規、山崎翔太、米花剛史、渡部又吁、見目真菜、小板奈央美、後藤祐香、鈴木奈苗、池田成志
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