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EXILE橘ケンチ、京極夏彦『魍魎の匣』の舞台化に挑む!

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京極夏彦の「魍魎の匣」が舞台化されることが決定した。主演を務めるのはEXILE/EXILETHESECONDの橘ケンチ。上演時期は2019年6月から7月にかけて東京・神戸にて。

戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、「憑物落とし」を副業にする古本屋、鬱気味の冴えない小説家、「推理をしない」探偵など癖のある魅力的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の薀蓄(うんちく)がぎっしりと詰め込まれた不思議な世界観で、多くのファンを獲得している京極夏彦の大人気小説「百鬼夜行シリーズ」。長編は現在9作品が刊行されており、シリーズ累計1,000万部を超える人気シリーズとなっている。シリーズ2作目として刊行された「魍魎の匣」は、その中でも最高傑作の呼び声高い名作として知られ、本推理作家協会賞を受賞。映画化、コミック化、アニメ化などもされてきた。

舞台の脚本は畑雅文、演出は松崎史也が担当する。共演者などの詳細は、続報を待とう。

以下、発表にあたり届いた橘と京極のコメントを紹介。

◆橘ケンチ
京極夏彦先生の「魍魎の匣」という作品を舞台化させていただけることになり、大変光栄に思っています。鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。皆様を『魍魎の匣』中毒にできたら・・・と願っています。ぜひ楽しみにしていてください。

◆京極夏彦
魍魎は、この世のものではありません。この世とあの世の端境に棲みつく化生のものです。当然、簡単に逢えるものではありません。魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。
そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。
もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、「魍魎の匣」という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません。

舞台『魍魎の匣』は、6月21日(金)から6月30日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、7月4日(木)から7月7日(日)まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演される。

【京極夏彦公式サイト「大極宮」】http://www.osawa-office.co.jp/
【公式HP】https://www.nelke.co.jp/stage/mouryou/
【公式Twitter】@stage_mouryou

(京極夏彦 撮影/森清)

 

(文/エンタステージ編集部)

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