森雪之丞×岸谷五朗による新作『ロカビリー☆ジャック』主演は屋良朝幸


2019年12月に、1950年代のアメリカで一瞬光り輝いたロカビリー音楽をテーマにした新作ミュージカル『ロカビリー☆ジャック』が上演されることが決定した。

本作は『CHICAGO』『キンキーブーツ』などブロードウェイ・ミュージカルの訳詞も手掛けてきた森雪之丞が新たに書き下ろすミュージカル作品。スターになるために悪魔と契約をかわすシンガーを中心に描かれる、楽しくも切ない情熱的な若者たちの青春エンターテインメントだ。演出は『SONG WRITERS』以来、森と2度目のタッグとなる岸谷五朗が務める。

【あらすじ】
ジャック・テイラーはアメリカの片田舎のステージで歌う冴えないロカビリーシンガー。彼を慕うトラック運転手のビル・マックローは彼のマネージャーに転身、スターを目指すジャックとともにラスベガスに乗り込む。しかし中々花は開かない。ロカビリーは下火、しかも女癖が悪く、“愛”という概念を理解できないジャックはその歌に本当の“愛”を込められず、聴衆の心を掴むことができない。ついには小さなクラブのステージも追い出される始末。しかも、ビルはマネージャーの修業をしに、必ずジャックを迎えに来ると約束し単身ニューヨークへ向かった。

ジャックは自分の才能の無さを嘆き、自暴自棄となって一人酔いつぶれ、国道の十字路で死のうとするが・・・そこに悪魔が現れる。悪魔はジャックにある契約を提案する。それは“愛”を歌えないジャックにシンガーとしての成功を約束する代わりに、彼の中に“愛”が生まれ、それが大きく育った時、命とともにそれをもらう・・・という契約だった。

ジャックが契約を交わして1年後――。ジャックは悪魔の約束どおり、マネージャーのビルと共にニューヨークで新進のロカビリーシンガーとして大躍進を遂げていた。成功の階段を駆け上がるジャック。ビルもやり手のマネージャーとして八面六臂の大活躍。そんな彼らの前に、サマンサ率いるライバル事務所所属のルーシー・ジョーンズという女性シンガーが現れ、ジャックと彼女は一瞬で恋に落ちてしまう。悪魔がささやく「こりゃ意外と早く“愛”を味わえそうだ・・・」果たしてジャック、ビル、ルーシーの運命やいかに――!?

出演者にはジャック役の屋良朝幸、ジャックをサポートするマネージャー・ビル役の海宝直人のほか、昆夏美、平野綾、吉野圭吾らが名を連ねている。またテーマ音楽には森雪之丞の呼びかけに応え、昨年デビュー25周年を迎えた斉藤和義の参加が決定。ミュージカルへの参加は今回が初となる。

◆森雪之丞(作・作詞・楽曲プロデュース)
(本作品の構想について)お聞かせしたいのですが、仕掛けが一杯ある物語なので、残念ながら今は何も明かせません。表向きは、悪魔に愛と魂を売り渡してスターの座を手に入れたロカビリー・シンガーの不思議な話、とでも言っておきましょう。

(演出の岸谷五朗さん、主演の屋良朝幸さんとは『SONG WRITERS』に次いで2度目のタッグ(再演を入れると3度目)となる期待感)15年程前、ミュージカルに目覚めた僕にブロードウェイの素晴らしさを教えてくれたのは岸谷五朗です。二人で相当な数の舞台を観て、互いの感想を肴に酒を酌み交わした、その夜の空気の色や雑踏の匂いが今回の作品にも滲み出ると思います。また二幕には“葛藤”を表すジャックの大ダンス・ナンバーがありますので、エッヂの効いた屋良くんのパフォーマンスを今から楽しみにしています。そして今回、作曲で斉藤和義が参加してくれることになりました。テーマ曲は既に上がっていますが、最高にブルージーな逸品です。どうぞご期待ください。

◆岸谷五朗(演出)
雪之丞さん屋良っち、そして新たなる素晴らしきキャスト・スタッフと新作を世に発表できる喜びに早くも興奮しています。より研ぎ澄まされたエンターテイメントを厳しい稽古を積み、皆で切磋琢磨しながら興奮しながら必死こいて構築して参ります。劇場でお待ちしております。

◆屋良朝幸(ジャック・テイラー役)
雪之丞さんの言葉の美しさと、五朗さんの芝居に対する熱い情熱をまた感じられることが出来ると思うと今から楽しみです。『SONG WRITERS』の時は、芝居にしても歌にしても、自分の足りない部分がたくさんあることに気付けたので、また、お二人に力をお借りして、新しい自分を見つけられたらと思います。

ミュージカル『ロカビリー☆ジャック』は2019年12月5日(木)から12月30日(月)まで東京・日比谷シアタークリエにて上演される。

チケットぴあ
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