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KERA CROSSでブルゾンちえみ初舞台!『フローズン・ビーチ』演出は鈴木裕美

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2019年夏に始動することが発表されていた「KERA CROSS」。その第1弾として、『フローズン・ビーチ』を鈴木裕美が演出することが分かった。「KERA CROSS」は、劇作家、演出家として高い評価を得続けているケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲の中から、選りすぐりの名作を才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる、シアタークリエの連続上演シリーズ。

『フローズン・ビーチ』は、1998年にKERAの作・演出で、劇団ナイロン100℃が初演した作品。女優4人で紡ぐミステリー・コメディであり、世相を鋭く映し出しながら16年にわたる女性同士の心の機微を描く密室劇の傑作として、第43回岸田國士戯曲賞を受賞した。女性の心理を繊細に描く名手と言われるKERAの才能を世に知らしめた、ナイロン100℃初期の代表作である。

注目のキャストには、鈴木杏、ブルゾンちえみ、朝倉あき、シルビア・グラブと、バラエティに富んだメンバーが名を連ねた。なお、ブルゾンちえみは本作で女優としての初舞台を踏む。

物語は、1987年の夏。大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾート・アイランドの別荘の一室から始まる。島を開発している資産家の娘・愛を訪ね、バカンスにやって来た幼馴染の千津とその友人・市子。そして、愛の双子の姉・萌もいる。そこに、予定より早く愛の父と、その後妻の咲恵が旅行先から戻ってきた。咲恵のせいで母が自殺したと思っている愛は、咲恵と、父の愛情を独占する姉・萌を憎んでいるようだった。千津は愛と何かを企み、陽気だがエキセントリックで癇癪持ちの市子もまたある目的を持ってこの別荘にやって来た様子。

1987年、1995年、2003年の、ある夏の日を切り取り描き出された、それぞれの憎しみと赦し、拒絶と理解。偶然と因縁に翻弄される女たちの思いが交差する先には、思いも寄らぬ数奇な運命が待ち受けていた・・・。

発表にあたり、KERAと各出演者より以下のコメントが届いている。

◆鈴木杏
『フローズン・ビーチ』は、引き込まれて、巻き込まれて、気がついたらすんごくおもしろい!っと胸が高まっていて、しばらくその状態から抜け出せない・・・。そんな印象深い作品としてずっと自分の中に残っていたので、今回自分がその作品の中に入ることになるとは!と驚いています。
KERAさんの劇作はただ読んでる時は純粋に楽しめるのですが、いざ演じる!となって読むと、白目を向いて泡を吹きたくなるほど、ハードルの高さを感じます。今はまさに震えているところです。
鈴木裕美さんは登場人物を誰よりも愛して、役者のこともしっかりと受け止めてくださる方です。私に演劇の楽しさを教えてくださった方でもあります。なので心強いですし、何よりも久し振りに一緒に作品を作ることが出来るのが、とても嬉しいです。
共演者の皆さんは、はじめましての方ばかりですが、出会えることが嬉しいです。きっと『フローズン・ビーチ』だからこその出会いなのだと思います。たくさん刺激を受けたいです。いい稽古、本番になるようにがんばりたいです。『フローズン・ビーチ』という素晴らしい戯曲を前に、自分にちゃんと務まるのか、と不安がないと言ったら嘘になりますが、心強く魅力的な演出の鈴木裕美さん、そして出演者の方々と、このチームでしか作れない新鮮でエネルギッシュな『フローズン・ビーチ』をお届けできるようにがんばります。ぜひ劇場に目撃しにいらしてください。

◆ブルゾンちえみ
皆さん、こんにちは。ブルゾンちえみです。
舞台『フローズン・ビーチ』に出演させていただくこととなりました。本当に、嬉しいです。今回初舞台の私ですが、観劇するたびに、舞台上で生き生きと、エネルギッシュに輝いている俳優さんたちを見て、なんて気持ち良さそうなんだろう!と羨ましく思い、そして、厳しそうであればあるほど、簡単じゃなさそうだからこそ、格好いいなあと、憧れる気持ちがありました。
「観る側」だった自分が、今度は舞台に「立つ側」となる時が、今回やってきたわけで、緊張と共に、ワクワクする気持ちでいっぱいです。
初舞台で、KERAさん作、鈴木裕美さん演出の舞台・・・正直、緊張感と恐れ多い気持ちしかなかったのですがその反面、最初からこんな恵まれた環境で経験させていただけるということにまたとないチャンスだ!と、興奮しました。せっかくの機会を120%、全身全霊で、どっぷりとKERAさん、裕美さんの世界に浸かりたいと思いました。
共演の方々は、素晴らしい女優さんたちばかりで、本当に、畏れ多く感じます。それぞれ違ったタイプの女優さんと、一気にご一緒させていただける自分が、なんて贅沢なんだろう、とつくづく思います

『フローズン・ビーチ』の台本は、本に吸い込まれるよう一気に心を引き込まれて読みました。非現実的なことが起きても、どこかリアリティがあり・・・不思議な感覚でした。4人の登場人物は、それぞれ独特の個性で、ぶっ飛んでるなあ、と思う反面、それぞれのどこかに、共感してしまう部分もある。重厚感ある物語で、読み終わった後、気持ちいい疲労感がありました。この作品に参加させてもらえるんだと思うと、身が引き締まる、自分がいました。
私自身、初となる舞台でまだまだ未熟者ですが、これからの稽古を全身全霊で、噛り付きたいと思います。舞台でのブルゾンちえみも楽しんでいただけるよう、がんばります!皆さまどうぞ、よろしくお願いいたします!

◆朝倉あき
『フローズン・ビーチ』は、皆どこか狂気に満ちていて、自分はこんなふうにはなりたくないと思うのに、キャラクターそれぞれに、じっとりとした妬みにも似た羨ましさを感じてしまうくらい、痛快で爽快な物語だと思いました。強烈な個性の彼女たちが、自分の人生が変わるような選択をした時が、笑ってしまうくらい人間くさくて親近感がわいてしまうので、ちょっとぞっとします。
今回、私にとって、またとない機会であり夢のような環境だなと感じています。と同時に、今からもう、心臓が口から飛び出そうな気持ちです。つまり、とてもどきどきしていますが、楽しみな気持ちが遥かに勝ります。細かなこともしっかりすくい取り、たくさんのことを自分の力にしたいと思います。
共演の皆さんとご一緒するのも楽しみです。鈴木杏さんは、まるでこちらの心の内を見抜かれているような、真っ直ぐな眼差しと雰囲気に、昔からずっと憧れている存在です。
ブルゾンちえみさんは、好きなスタイルを堂々と貫かれ、かっこよくて楽しそうでありながら、ピュアな一面もある可愛い方、という印象もあります。
シルビア・グラブさんは、劇場全体を包み込むような温かさとパワーのある歌声、そして染み込むように届く言葉に、他の方にない魅力を感じたのを覚えています。
小気味よくダークでちょっと純粋な、この魅力たっぷりの彼女たちに負けないくらいに、自分の身体の中身をすべてさらけ出す勢いで演じたいと思います。ご来場の皆様にたくさん笑い飛ばしていただけるようがんばります。

◆シルビア・グラブ
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの戯曲、鈴木裕美さんの演出、すごくご一緒したかったお二人が作る作品に参加させていただくので、とても楽しみにしています。
そして全員初共演!緊張しますが最近ではなかなかない状況なので、その緊張感を楽しみたいと思います。かなり個性がバラバラな4人だと今の段階では思っているのでおもしろくなる気しかしません!
個人的なことですが、共演者・作家・演出家がALL初めてなのでワクワクが止まりません。KERA CROSS第一弾ということで、ナイロン100℃ではないメンバーで、この戯曲をやりますが、新しいものが生まれるすごい場所に違いない!ぜひ楽しみにしていてください!

◆ケラリーノ・サンドロヴィッチ(作)
女性だけの芝居を書いたのはこの作品が初めてで、自分の腕試しのような気持ちもありました。時代背景を明確にして芝居を描くおもしろさを感じ始めていた頃ですね。35歳か。若いなあ。
当時、出演者の犬山イヌコが取材の時に「この芝居で岸田戯曲賞を穫ればいいのに」と言って、「そんなこと言うなよ、活字になっちゃうじゃないかよ」と思った事が印象として残ってますね(笑)。それで実際に獲れちゃったのがすごい。犬山のおかげかも。
今回の演出・裕美ちゃんは、堅実な演出をされる方だと思います。僕も、あまりそうは思われてないかもしれませんが、実は常に、古典的と言っても良いようなスタンダードな演出を心掛けているつもりなので、そういう意味では同じ様なところにいる演出家さんだと思います。とは言え、女性ばかりの芝居を女性が演出すると、またいろいろと僕には分からない女性像が見えてくるんじゃないでしょうか。それから、この芝居は1987年、1995年、2003年と8年幅で経年を描いてるんですけど、当時はまだ未来だった「2003年」をとっくに超えてしまっている今、時間が作る視点の変化というものを、どういう風に調理するのか、それが楽しみですね。
「KERA CROSS」では、これから色んな方が演出して下さると思いますが、もう本当に自由に料理して欲しいと思ってます。『フローズン・ビーチ』のキャストの皆さんも、もう劇団公演からはかなり時が経っていますので、初演時のことなどまったく気にせず、今の目で、今の感覚で読んで、今の体でそれぞれの登場人物を演じていただけたらと思います。

◆鈴木裕美(演出)
最初からこんなことを申し上げるのはナンですが、私はかねてより「KERAさんの本はKERAさんが演出するのが一番おもしろいに決まってる!」と発言しておりました。様々な飲み会で私のその熱弁を聞いた方、申し訳ありません。謝ります。『フローズン・ビーチ』を演出しませんか?と誘われて、その魅力に抗うことができませんでした。
やるからには前言撤回で「KERAさんの本はKERAさん以外の人が演出してもおもしろいに決まってる!なぜなら本がおもしろいから」と改めさせていただきたいと思います。
KERAさんからは「好きにして。なんなら作家を入れて書き直してもいいけど、その時は才能ある人に頼んでね」とまで言われておりますが、私は戯曲を自分の世界に引っ張り込むより、その作家の世界に旅に行く方が好きなので、基本、まんまやるつもりです。
そして、KERA作品の一つの大きな特性であると思っている、「ファンタジーとリアルの奇妙で絶妙なバランス」に、私なりの美しさ、おもしろさが発見できればと思っています。
KERAさんの世界へ一緒に旅する仲間には、これもある意味、奇妙で絶妙な取り合わせの4人の剛の者たちが集まってくれました。頼もしい旅仲間です。珍道中にはなりそうですが(笑)。楽しい旅になると思います。私たちで5人でしか行けない場所にたどり着き、5人でしか見られない景色を見たいと思います。

「KERA CROSS」第一弾『フローズン・ビーチ』は、7月12日(金)から7月14日(日)の神奈川公演(予定)を皮切りに、7月31日(水)から8月11日(日)まで東京・シアタークリエにて上演される。その後、8月23日(金)に愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、8月16日(金)から8月18日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、ほか、各地を巡演予定。東京公演のチケットは、5月18日(土)より一般発売開始。

【公式HP】https://www.keracross.com

 

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