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堤真一&A.B.C-Z橋本良亮『良い子はみんなご褒美がもらえる』でオーケストラと共演

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2019年4月から5月にかけて、東京と大阪でトム・ストッパード作『良い子はみんなご褒美がもらえる』(原題『Every Good Boy Deserves Favour』)の上演が決定した。本作は、舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『アルカディア』や、映画『恋に落ちたシェイクスピア』などで知られる英国の劇作家トム・ストッパードが、俳優とオーケストラのために書き下ろした異色作。アンドレ・プレヴィンの楽曲をオーケストラが劇中に登場するという斬新なこの作品で、堤真一とA.B.C-Zの橋本良亮がW主演を務める。

物語の舞台は、舞台はソビエトと思われる独裁国家の精神病院の一室。誹謗罪でつかまった政治犯の男と、自分はオーケストラを連れていると主張する妄想に囚われた男が精神病院で同室となる。言論の自由と想像することの自由を主張する二人を通して、現代社会に「自由な世界」が故に他人と異なることへの「不自由さ」を、ストッパードはアイロニーたっぷりに描いた。今回の演出は、英国ロイヤルバレエを中心に活躍し、2014年にオリヴィエ賞を受賞したウィル・タケットが手掛ける。

原題の『Every Good Boy Deserves Favour』は、五線譜を覚えるための英語の語呂合わせ。日本で例えれば、ルート2を「ひとよひとよにひとみごろ」などと覚えるような言葉だという。語呂合わせの文章は、その意味を問うと「とにかくそういうものだから、覚えれば良い」と言われる。確かに、その語呂合わせは他人との共通の正解を共有することも可能にする。しかし、一個人の思いや考え、好きなもの、嫌いなものまでこの語呂合わせのように正解を求められたら、どうなってしまうのだろうか・・・。

発表にあたり、W主演の堤真一と橋本良亮(A.B.C-Z)、演出のウィル・タケットよりコメントが届いている。

◆堤真一
トム・ストッパードの作品は2年前の『アルカディア』に続いて2度目となります。今回はストッパードならではの知的な台詞に加えてオーケストラが奏でる音楽とともに表現していきます。僕にとってもオーケストラと一緒に芝居をするのは初めての挑戦となります。
「アレクサンドル」は政治犯にも関わらず精神病院に収監されてしまいます。「社会の常識」から外れているとレッテルを貼られてしまった男がどのように自由を手にするのか、ストッパードが皮肉も込めてつくったこの作品をぜひ堪能してもらえたら嬉しいです。

◆橋本良亮(A.B.C-Z)
35人のオーケストラと舞台上で同じ空間に存在するというのがどんな感じになるのか、まだ想像があまりつかないですが、すごいことだなと思うし、嬉しい気持ちと緊張感が非常にあります。舞台でオーケストラというと、どうしてもオーケストラピットでの演奏や伴奏をイメージしますが、この戯曲はそうではなく、芝居に参加している感じ。要するに役者とオーケストラのメンバーの皆が主役なんだと思います。
僕が演じるのは、堤さんが演じる「アレクサンドル」と同じ精神病棟に収容され、自分の目の前に常にオーケストラが存在し、演奏していると妄想する「イワノフ」という役で、とても起伏の激しい役柄です。
今回、大先輩である堤真一さんとご一緒できることは非常に光栄で楽しみで仕方ありません。難しい題材ではありますが、堤さんの胸を借りて良い芝居が出来るように、自分を信じてがんばりたいと思います。ぜひ多くの皆さんに劇場でこの舞台をお楽しみいただきたいと思います。

◆ウィル・タケット(演出)
今は『Every Good Boy Deserves Favour』を上演するのにパーフェクトな時ではないかと思います。我々が信頼を置くべき当局が、ますますわれわれが真実ではないと分かっていることを受け入れ、信じろと言い、権力者とわれわれの間の関係はますます張り詰めたものになっています。今日の政治状況は、この芝居が書かれた1970年代の状況とは非常に異なるものかもしれませんが、我々と真実との間の関係、個人としての自由、自由であるという感覚は、これまでになく複雑になってきています。
ストッパードの辛辣なウィットと、プレヴィンの親しみやすいが曲想的には難解な音楽の組み合わせが複雑な雰囲気を醸し出し、演劇構造の中で音楽とテキストが同じ重みをもって絡み合っています。本作の設定は架空の、典型的な絶対主義国家ですが、自由のために我々は何を放棄する心の準備があるのかについて、場所と時間の間を揺れさまよいながらじっくりと考えることができます。

俳優とオーケストラのための戯曲『良い子はみんなご褒美がもらえる』は、2019年4月20日(土)から5月7日(水)まで東京・TBS 赤坂ACTシアターにて、5月11日(土)・5月12日(日)に大阪・フェスティバルホールにて上演される。チケットは、2月9日(土)より一般発売開始。

【公演HP】http://www.parco-play.com

 

(文/エンタステージ編集部)

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