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回らない新感線!生田斗真主演、3年ぶりの新作公演『偽義経冥界歌』製作発表

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2017年春から2018年の大晦日まで、約2年間に渡って、IHIステージアラウンド東京でロングラン公演を行ってきた劇団☆新感線の3年ぶりとなる劇団本公演が決定した。旗揚げ39周年に当たる2019年“サンキュー興行”と冠した“春公演”はいのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』。

11月26日(月)に行われた製作発表記者会見には、主演の生田斗真をはじめ、りょう、中山優馬、藤原さくら、粟根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、橋本じゅん、三宅弘城、橋本さとし、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりが登壇した。

2016年の『乱鶯』以来のいのうえ歌舞伎となる本作は、2014年の『蒼の乱』ぶりに座付き作家である中島がゼロベースから書き上げる完全新作。源義経が実際に奥州に匿われていたという史実をスタートラインに、奥州三代の盛衰の行方やファンタジー要素を盛り込んだ、新感線ならではの王道エンターテインメントを作り上げる。

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鎌倉時代を舞台にした物語を執筆するのは初となる中島だが「基本的にはいつもの、新感線らしい賑やかな芝居になります」と説明し、「『髑髏城の七人』と『メタルマクベス』である種の総決算をやりましたが、そのあとに、改めて総決算とも言えるべき作品を上演するという、懲りない感じが新感線かなと思います(笑)。今回は、劇団員もおおむね結集して、『this is 新感線』といった、キャラの濃い役をやっていただきます」と見どころを語った。

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また、いのうえも「チャンバラがあって、歌があって笑いのシーンもあってという『ザ・新感線』という内容です。2年間(IHIアラウンドシアターで上演していたため、客席を)回してどう見えるかをずっと考えていたので、今回は、回さないでおもしろいものを作る、というのが一番の課題。僕的にはすごく新鮮ですし、皆さんもやっと戻ってきたという気持ちになってもらえると思う。今回は、正攻法のアクションになると思います。“チャンバラ版アベンジャーズ”です」と構想を明かした。

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劇団☆新感線には2016年の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』以来、4度目の出演となる生田は、いのうえ歌舞伎の新作には初挑戦。本作では偽義経(源九郎義経)役で主演を務める。生田は「2年間客席をグルグル回していた皆さんと、今度は自らが地方都市を回るという企画がおもしろいなと、ワクワクしています。39周年公演ということなので、皆さんにたくさんのサンキューを届けたいと思っています」と公演に想いを寄せる。そして、見どころを立ち回りだと話すと「台本が上がってきて、立ち回り多いな、よく戦っているなと感じたので、稽古やトレーニングを今から始めています」とにっこり。さらに、タイトルに「歌」とある通り「歌もあります」と明かし、「きちんとトレーニングして、恥ずかしくない歌声をお届けできたら」と気合いを見せた。

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『髑髏城の七人』Season 花で新感線デビューし、終演後早々に次作品への出演希望を口にしていたというりょうは、本作の出演に「こんなに早く実現し、嬉しく思っています」と笑顔を見せる。本作では奥州・奥華一族の“巫女長・みこおさ”、黄泉津の方役を演じるが、「体力勝負な作品になると思います。今回も長い公演となりますが、自慢の体力で、最後まで楽しんで、おもしろい作品を届けられたらと思います」と意気込んだ。

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新感線初出演となる中山は、生田演じる偽義経の弟に当たる奥華次郎泰衡役。「自分には兄がいないので、兄貴ができたことを嬉しく思います。精一杯楽しみながら自分の役を全うしたいと思います」と語る。生田も、ジャニーズ事務所の後輩である中山に対し、「僕には実際に弟がいて、アナウンサーをやっていますが、公演中は優馬を本当の弟としてかわいがっていきたいと思います」と笑顔を向け、会見を盛り上げた。

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シンガーソングライターで、これが舞台初挑戦となる藤原は、大陸渡りの歌歌い・静歌役を演じることについて「まさか自分が!と思いましたが、素敵な舞台なので楽しんで演じたいと思います」とコメントを寄せ、源頼朝役の粟根は「誰もが知っている源頼朝を演じることになると想像してなかったんですが、台本に『目つきが悪く、性格も悪い』と書いてあったので、通常営業でいきたいと思います」と話して笑わせた。

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さらに、山内は「地方公演からスタートするということで、2年間豊洲にいた皆さんの開放感や『遊びに行こう!』という思いを感じます。一緒にその雰囲気を楽しみたいです」、早乙女は「17歳の時に初参加させていただきましたが、その時は緊張して常に力が入っていました。今回は楽しみながら、良い意味で力を抜いていきたいです」。

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橋本じゅんは「大人の悪ふざけを大阪から爆発させていきたいです」、三宅は「今まではおバカな役が多かったですが、今回は義経をサポートする弁慶という大役を仰せつかることになりました。再来年の話なのでピンとこないですが、期待して待ちたいなと思います」とそれぞれ、思いを述べた。

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『メタルマクベス』disc1で、退団以来21年ぶりの新感線参加となり大きな話題を呼んだ橋本さとしは「21年ぶりに復帰して、これは貴重だぞとお客さまにも観に来ていただいたのに、『お前、また出るのか!』と先輩にも言われました(笑)。ただ、僕の中ではかずきさんが書いた本をいのうえさんが演出する作品に出演することで、本当に帰ってきたという気になるんです」と本作に出演を決めた思いを語った。

そして、新感線を退団した当時、占い師に「人生のピークは53、4歳ぐらいでやってくる」と言われたことを明かし、「来年53歳になるので、僕は人生のピークを新感線で迎えます。ぜひ、このピークを見届けていただきたいと思います!」とアピールしていた。

2019年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』は以下の日程で上演される(一部詳細未定)。

【大阪公演】2019年3月8日(金)〜3月21日(木・祝) フェスティバルホール
【金沢公演】2019年4月2日(火)〜4月7日(日) 金沢歌劇座
【松本公演】2019年4月18日(木)〜21日(日) まつもと市民芸術館
【東京公演】2020年2月予定 TBS赤坂ACTシアター
【福岡公演】2020年4月予定 博多座

【公式HP】http://www.vi-shinkansen.co.jp/niseyoshitsune

(取材・文・撮影/嶋田真己)

 

(文/エンタステージ編集部)

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