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テアトル・エコー、ニール・サイモン追悼公演として『おかしな二人』を上演

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2018年12月に、テアトル・エコーがニール・サイモン追悼公演として『おかしな二人』を上演する。『おかしな二人』は1965年に初演された喜劇で、今年8月に91歳にしてこの世を去ったアメリカの劇作家ニール・サイモンの作品。同年のトニー賞で劇作家賞をはじめとする4部門を受賞し、後に映画、TVドラマ化もされた。

今回、追悼公演として『サンシャイン・ボーイズ』をはじめ数々のサイモン作品を上演してきたテアトル・エコーが本作を上演する。

【あらすじ】
スポーツ記者のオスカーは、離婚して気ままな新生活を満喫中。ズボラで部屋は散らかり放題だが、まったく気にならず今夜も友人たちとのポーカーで盛り上がる。そこに仲間の一人、フィリックスが、妻に別れを告げられ憔悴し切って転がりこんできた。だらしがなくて妻に去られたオスカーと、几帳面すぎて妻に離婚を言い渡されたフィリックス。性格は反対でも同じ境遇の者同士、一緒に暮らせばこんなに楽しい!?かくしてオスカーはフィリックスを誘い一緒に暮らし始めたのだが、二人の新生活は波乱が絶えず・・・。

翻訳・演出を務めるのは第12回湯銭芳子賞、第19回紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞した酒井洋子。出演者には、安原義人、根本泰彦、落合弘治、上間幸徳、後藤敦、松原政義、RICO、薬師寺種子が名を連ねた。

上演にあたり酒井から、コメントが届いている。

◆酒井洋子(翻訳・演出)
ピューリツァー賞に輝いたという栄誉からすれば、ニール・サイモンの最高傑作は舞台作品の『ヨンカーズ物語』だろう。でも、だれも彼をピューリツァー作家という肩書で呼びはしない。なんたって彼の本当の最高傑作は『おかしな二人』なのだから。というのも、サイモンの作家としての基本はいつだって言葉の格闘技を真剣に戦い、やがて新たな地に立って和解する二人なのである。『おかしな二人』はサイモン演劇のプロトタイプと言えよう。『裸足で散歩』『グッバイガール』『サンシャイン・ボーイズ』など、ほかの作品はすべてこの延長線上にあると言っても過言ではない。人生は相手がいなければさみしい。でも、いたらい たで、必ずエゴがぶつかり合う。この厄介な人間関係の原型をこれほど鮮やかにイキイキと共感を呼ぶ笑いに昇華させた芝居は他にない。単純極まりない筋立てだからこそ、廃れることのない本物の古典である。機知に富んだおかしみ満載で、心理の機微をついた台詞の応酬は、喜劇でありながら人間と人生の深部に迫っている。彼の作品と共に20世紀を歩めたことに感謝し、この作品を皆様にお届けした。

テアトル・エコー156 ニール・サイモン追悼公演『おかしな二人』は、12月1日(土)から12月12日(水)まで、東京 恵比寿・エコー劇場にて上演される。チケットは10月25日(木)より一般発売開始。

また、12月4日(火)、12月9日(日)の14:00公演では、上演終了後に演出家とキャストによるアフタートークが行われる。

【公式HP】https://t-echo.co.jp/

テアトル・エコー

(文/エンタステージ編集部)

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