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坂本昌行「100%の喜びと100%の怖さ」ミュージカル『TOP HAT』製作発表

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ハリウッドのミュージカル映画を代表するフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演した映画『トップ・ハット』を原作とし、ダンスや音楽、躍動感溢れる舞台版として世界中で愛されているミュージカル『TOP HAT』。ローレンス・オリヴィエ賞で3部門を受賞した名作の日本人キャスト版が、ついに初上演される。主演を務めるのは、V6の坂本昌行と多部未華子。2018年10月2日(火)には、製作発表が東京都内にて行われ、坂本、多部をはじめ、出演者より屋良朝幸、朝海ひかる、益岡徹、浅野和之、演出のマシュー・ホワイト、振付のビル・ディーマーが登壇した。

本作は、ミュージカル・スター、ジェリー・トラヴァース(坂本)と美しいモデル、デイル・トレモント(多部)の恋を描いたロマンティック・ラブストーリー。ロンドンのとあるホテルで出会い、恋に落ちたジェリーとデイルが、ある勘違いから大騒動を巻き起こす物語を、ダンスや音楽に乗せて軽快に、ダイナミックに描く。

ミュージカル『TOP HAT』製作発表_2

演出のマシューは、本作の魅力を「コミカルでありスタイリッシュで、チャーミング。かつロマンティックであるという4つのコンビネーションだと思います。もちろん、素晴らしい振付もありますし、当時のアメリカでは一番有名な作曲家であったアーヴィング・バーリンによる楽曲も魅力です」と説明。そして、今回のキャストについて「世界で一番のキャスト」と絶賛すると、会見前日に本読みを行ったことを明かし、「それ自体がとても素晴らしかった。本読みだけで素晴らしいので、これからもっと良くなっていくと確信しています」と笑顔を見せた。

一方、ジェリー役を演じる坂本は、本作のオファーを受けて「100%の喜びと100%の怖さを感じました」と振り返る。そして、映画史上最高のダンス・キングとも称されたアステアについても言及し、「あの軽やかなステップは彼にしか出来ないものだと思います。自分が(同じ役を)演じるとなり、どこから練習したらいいのかと悩み、とりあえずタップを1から練習し直すところから始めました」という。ダンスシーンが最大の見せ場ともなる本作は、その練習も「一言で言うと『大変』です」と坂本が思わずこぼすほど。「映画を観た方には分かると思いますが、何をどう踏んで音が出ているのか理解不能なんです。それほどの高速ステップ。軽やかな中に非常に激しいステップが組み込まれています。その激しさを見せずに華麗に踊るというのがとても難しい」と語った。しかし、「本物になれるようがんばりたいと思います」と意気込みは十分で、「アステアのステップを生で見ていただけるよう僕らもがんばりますので、ぜひ劇場にお越しください」とアピールした。

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また、本作が海外ミュージカル初挑戦となる多部は「不安と自信がないという思いと怖さと、ネガティブな感情しか生まれていません」と苦笑いするほど、プレッシャーを感じている様子。本作への出演はオーディションを経て選ばれたといい、「まだ、なかなか自信のある言葉が出てこないのですが、努力したいです」と前を向く。相手役となる坂本については「ミュージカルで大きな舞台に立つことに慣れてらっしゃる大先輩」と話し、「今回はペアで踊ることが本当に多いので、これから本番まで頼りまくろうと思います。そして、たまには坂本さんのせいにしたりして(笑)。全部、身を任せるつもりでいます」と全幅の信頼を寄せた。

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多部が演じるデイルに恋心を抱くデザイナーのアルベルト役を演じる屋良は「アルベルトは情熱的でナルシストで自分を一番愛しているキャラクターです。僕は世間的にはナルシストなキャラクターではないのですが、この仕事をしていく上で、多少はあります(笑)。その小さなナルシストの部分を存分に大きくして、このキャラクターを作っていきたいと思います」と意気込む。本作では、得意とするダンスは踊らず「ダンスを封印した自分をどう見せるか模索していきたいと思います」と語った。

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さらに、デイルの旧友でホレスの妻・マッジ役の朝海は「2015年のロンドン版を拝見し、終演後に手が真っ赤になるぐらい拍手をした記憶が残っています。それぐらい感動した作品です。その時に私が抱いた感動を皆様にも届けられるようがんばります」、ジェリーの友人でプロデューサーのホレス役の益岡は「二度目のミュージカル(出演)なので、まだ胸を借りる部分もあると思います。アンサンブルの方も含め、皆さん腕の確かな方ばかりなので、魅了されながら自分を圧倒したいです」、ホレスに仕える執事・ベイツ役の浅野は「子どもの頃に観ていた映画の舞台版に出させていただけることをとても楽しみにしています」とコメントを寄せた。

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ミュージカル『TOP HAT』は11月5日(月)から11月25日(日)まで東京・東急シアターオーブにて、12月1日(土)から12月5日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演される。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

 

(文/エンタステージ編集部)

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