劇団こどもSET旗揚げ!三宅裕司「僕が一番緊張しているかもしれません」


劇団こどもSET旗揚げ公演 ミュージカル・アクション・コメディ『カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~』が、東京・スクエア荏原ひらつかホールにて2018年8月22日(水)・23日(木)・24日(金)の3日間上演される。初日前には公開稽古と囲み会見が行われ、三宅裕司と劇団こどもSETの劇団員9名が登壇した。

来年、創立40周年を迎える劇団スーパー・エキセントリック・シアター。座長の三宅は、40周年企画第1弾として「劇団こどもSET」を創立した。本企画では、未来のエンタメ界を担う新たな才能を発掘・育成しながら、劇団SETのコンセプトである「ミュージカル・アクション・コメディ」を子供たちに余すことなく継承することを目指す。

劇団こどもSET『カジノ・シティをぶっとばせ!!』舞台写真_2

台本は、子ども用に書かれたものではなく、これまで劇団SETの俳優たちが演じてきた本公演のものを使用。今年は、第55回劇団SET本公演として上演した『カジノ・シティをぶっとばせ!!』を、オーディションを勝ち抜いた小学1年生から中学3年生の49名で上演する。

三宅は、本番を目前に「僕が一番緊張しているかもしれません」と一言。来年、劇団SETが40周年を迎えるということもあり、「自分もいつ引退するか分かりません。だから40年やってきたミュージカル・アクション・コメディを子どもたちに伝えていきたいと思いました。そして、この子たちが18歳になった時、すべてを身につけた役者になっていればいいなと思い、劇団こどもSETを立ち上げました」と、経緯を語った。

昨年三宅が演じた京都府知事・清水(きよみず)役の上田弦(11歳)は「大人の役を演じるのは難しいです」と言いながらも、三宅の演出について「身近にあるもので例えて、分かるように説明してくれました」と感謝すると、「良いコメントだね!」と三宅。早くも絶妙なコンビネーションが垣間見えた。

三宅も、演目のテーマが“カジノ法案”ということもあり、難しい台詞が多い中でしっかり覚えてきた子どもたちを絶賛。「劇団の核である“ミュージカル・アクション・コメディ”の中で、一番難しいのは“コメディ(笑い)”の部分。お客さんを笑わせるための間とツッコミの強さ、どうボケるか、というのはお客さんの前じゃないと分からないので、これから子どもたちはそれを肌で感じると思います」と、SETの成長に期待を膨らませた。

劇団こどもSET『カジノ・シティをぶっとばせ!!』舞台写真_3

また演出について、普段の舞台との違いを聞かれた三宅は「大人の建前と本音を詳しく説明しないと、子どもたちには伝わらない(笑)」と子どもに伝える難しさを語る一方で、「大人たちが演じた時よりも、子どもたちの方がおもしろいと言われたいです」と、劇団こどもSETとしての今後の目標を掲げ、「大人が上演する劇団SET本公演と、大人と同じ台本を上演する劇団こどもSET、両方を観たらおもしろいと思います。ぜひ劇場に足を運んでください!」と意気込んだ。

丸美屋食品Presents劇団スーパー・エキセントリック・シアター創立40周年企画 劇団こどもSET旗揚げ公演 ミュージカル・アクション・コメディ『カジノ・シティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~』は、8月22日(水)から8月24日(金)まで東京・スクエア荏原ひらつかホールにて上演。

【公式HP】http://www.set1979.com/perform/劇団こどもset旗揚げ公演/

なお、劇団スーパー・エキセントリック・シアターも、10月に本公演を予定している。詳細は、以下のとおり。

◆劇団スーパー・エキセントリック・シアター 第56回本公演 ミュージカル・アクション・コメディ
『テクニカルハイスクールウオーズ 鉄クズは夜作られる』
10月12日(金)~10月28日(日) 東京・サンシャイン劇場
【作】吉高寿男
【演出】三宅裕司
【出演】三宅裕司、小倉久寛、劇団スーパー・エキセントリック・シアター

【公式HP】http://www.set1979.com/perform/

(取材・文・写真/オフィシャル提供、編集/エンタステージ編集部)

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。