「すごく恥ずかしい」アフレコ失敗談とは?『S.W.A.T.』加藤和樹トークイベント


多発する凶悪事件に果敢に立ち向かう特殊部隊S.W.A.T.の活躍を描いた1970年代の大ヒットドラマ『特別狙撃隊S.W.A.T.』の舞台を現代に移し、大人気ドラマ『クリミナル・マインド』のデレク・モーガン役で知られるシェマー・ムーアを主演に迎えて、よりパワーアップしたアクション超大作『S.W.A.T.』がスーパー!ドラマTVにて6月22日(金)22:00より独占日本初放送となる。

本作で海外ドラマの吹き替えに初挑戦した加藤和樹が6月10日(日)にJ:COM Wonder Studioで行われたトークイベントに登場!チームの頼れるベテラン、デヴィッド・“ディーコン”・ケイを担当する彼は、本編でS.W.A.T.のチームが着ているものをイメージして製作された黒いTシャツに、黒いボトムス、黒い編み上げブーツというプロフェッショナル感満載の姿で現れると、大勢のファンが詰めかける中、作品の見どころやアフレコでの失敗談を語ってくれた。

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今回の仕事をオファーされた時は「え、俺ですか?」と「嬉しかったけど驚きの方が大きかったですね」と回想。そして実際にやってみると、それまでやっていたアニメやゲームでの声の仕事とは違って「やっぱ難しいですね」と洩らす。「僕がやっているディーコンっていう役はちょっとクールで、あまり声を張ってしゃべらない役なので、そこのテンションの差というか、観ているお客様により伝わるように、わかりやすくというところもありますし、とはいえオーバーになり過ぎないように、やはりその作品の雰囲気を壊さないようにやるという難しさはあります」

そんな試行錯誤の状態だったため、最初の収録では「めちゃめちゃ緊張」して、同じく海外ドラマ吹き替え初挑戦で友人でもある相葉裕樹(ジム・ストリート役)とともに「借りてきた猫のように(収録現場の)端の方にいた」そう。その後、本作のキャラクターたちのようにチーム力を築き、おかげで「今はすごくいい雰囲気で収録できています」と笑う。

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最初の収録ではハプニングにも見舞われたという。アフレコでの失敗談について聞かれ「すごく恥ずかしいんですけど」と前置きして、原語の音声を聞くための送信機でミスをした時のことを明かしてくれた。「みんなイヤホンとかヘッドホンで音声を聞いているんですけど、腰につけた送信機でチャンネルとボリュームを合わせるんですね。大体チャンネル1番に合ってるんですけど、僕は最初にやった時にどのチャンネルかわからなくて、ずっと違うチャンネルを聞いていたんです。だから何も流れていないものを聞いていて、“みんなよくこれでできるな”って思ってました」

結局、最初のリハーサルを音声なしでやった後、チャンネルが違っていたことが判明。以降は「なんてやりやすいんだろう」と思ったとか。「すごい恥ずかしくて、聞くに聞けなかった」と、初体験は手探り状態だったことを振り返っている。

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また、S.W.A.T.のチーム紹介でそれぞれの写真が会場のスクリーンに映し出されると「当たり前ですけど、みんなムキムキなわけですよ。いやー、いい筋肉しているなと思いますね」と言って会場を沸かせた。

自身が演じるディーコンとの共通点は家族思いでスポーツ好きなところだと挙げるが、実は相葉演じるストリートの方が自分により似ていると語る加藤。「たまに失敗しちゃうし、結構向こう見ずなところがある」と二人の似た点を説明。ただしお気に入りはまた別で、それは祖父の代からS.W.A.T.の隊員を務めているというサラブレッドなのにお笑い担当のルカ。「すっごい渋いけど、めっちゃおもしろいです」と、そのギャップに魅せられているようだ。

さらには、アフレコ現場で高さの異なるマイクをうまく使い分けたり、誰かとの掛け合うシーンで一緒に収録するのが難しい場合に自分の音を別途収録したり(抜き録り)といった様々な工夫がされていることも解説してくれた。その話を聞いたMCが「なんだか職人さんみたいですね」と言うと「本当に職人技ですよ、みなさん。見てていつも拍手したくなるくらい」と語っている。

ここで加藤が吹き替えているディーコンの話すシーンが特別に流れる。本作は迫力たっぷりのアクションシーンも見どころの一つだが、そうした場面では撮影現場と同じく、アフレコの現場も緊張感が漂うものになるそう。「事件の現場に行った時って緊張感があるので、息遣いだったりとか声のトーンといったものにものすごく気を付けるんです。声をしっかり張らないと誰がどこにいて何をしているのかが現場で伝わらないので意思疎通が大事で、やはりこういうチーム力が求められるなっていう風には思いますね」

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続いて、加藤も着ている『S.W.A.T.』オリジナルTシャツが会場にいるファンの中から10名様に当たるプレゼント抽選会が実施された。腕まくりした“本気”モードの加藤が、適宜抽選箱の中身を混ぜつつ、丁寧に一人ひとりの番号を引いていった上、最後の当選番号を自ら発表すると、MCが「ただの抽選会なのにすごくセクシー」とウットリ。

最後、本作の見どころを加藤が紹介。「S.W.A.T.は人種も問わず家族・仲間として活動しています。人と人の絆といった、忘れちゃいけない大事なことを教えてもらえる作品なので、ただのアクション超大作ではないぞ、という、人間ドラマのところも注目して観ていただけるとよりこの作品が楽しんでいただけるのではないかと思います」

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アフレコ収録前の本編チェックで仕事を忘れてついつい見入ってしまうほど「本当にのめり込んでしまうぐらい面白い作品」と加藤が高く評価する『S.W.A.T.』は、スーパー!ドラマTVにて6月22日(金)22:00より独占日本初放送される。

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