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山崎育三郎×古川雄大「日本を代表するミュージカルを体感して」ミュージカル『モーツァルト!』初日前会見

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山崎育三郎と古川雄大のWキャスト主演によるミュージカル『モーツァルト!』が、いよいよ2018年5月26日(土)より東京・帝国劇場にて開幕する。公演に先駆けて行われた初日前会見には、ヴォルフガング・モーツァルト役の山崎と古川、モーツァルトの妻となるコンスタンツェ役の平野綾、生田絵梨花、木下晴香が登壇し、作品にかける想いや意気込みを語った。

脚本と歌詞をミヒャエル・クンツェ、音楽と編曲をシルヴェスター・リーヴァイ、演出と訳詞を小池修一郎が手掛ける本作。2002年に初演を迎えて以降、何度も再演を重ねてきた大ヒットミュージカルだが、山崎にとっては今回が3度目のヴォルフガング役となる。山崎は「今回かなりブラッシュアップしました。衣装が何着か新しくなって、舞台装置もまるまる変わり、かなりゴージャスになっているので、幕が開いたら圧倒されると思います」と、前作との違いを明かす。

また「芝居の面でも変更ありますし、新曲も入ります。コロレド大司教役の山口祐一郎さんとデュエットさせていただくのですが、とても難しいナンバーではあるけど、それがあるからこそヴォルフガングの心境の変化がより明確に見えると思います。僕も、初演に挑むような気持ちで稽古場にいました」と語った。

『モーツァルト!』02

山崎とWキャストであり、本作で帝劇初主演を果たす古川は「なるべく帝劇主演ということを考えずに稽古に挑んでいました。初日が近付いてくると、ちょっとずつ意識してしまうので緊張はしてるのですが、本番では初帝劇主演を楽しめたらいいな、と思います」と、本番間近の正直な気持ちを明かした。

『モーツァルト!』03

前回より同役を引き継いで2度目のコンスタンツェ役となる平野は「4年前にやらせていただい時とは全然違う顔が見せられるんじゃないかと、今から楽しみです」と笑顔を見せる。帝劇初出演となる木下は「先輩方に教わりながら、一つずつ不安を捨ててきました。ここまできたら思い切って魅せたいと思います」と、謙虚ながらも頼もしい言葉で意気込む。

『モーツァルト!』04

生田は、制作発表の際に自身とコンスタンツェを重ね合わせて”180度違う役”と表現していたが「稽古を重ねていくうちに共感できる部分が増えて、身近に感じられるようになりました。本番は、周りの方々を信じてがんばりたいです」と心境の変化を語る。不安要素の一つだったという悪妻役についても「グループ(乃木坂46)に戻ると多少姿勢が乱れて注意されたり、喋り方のトーンがいつもより落ちていたりとか、コンスタンツェに影響されてます(笑)」とすっかり手中に収めている様子。

今回は、ヴォルフガング役二人とコンスタンツェ役3人の計5人となるため、夫婦役の組み合わせが多彩である点も見どころだ。山崎は「それぞれまったくキャラクターが違って、ヴォルフガングとしての受け止め方も変わってくるので、お芝居が毎回新鮮です。コンスタンツェが替わるだけで作品としても変わりますし、何通りも楽しめるんじゃないかと思います」とアピールした。

『モーツァルト!』05

山崎にとって『モーツァルト!』は苦労した思い出もたくさん詰まっている作品。「僕にとっての初演は、本当に苦しさしかなかったです。当時23歳で、色々なプレッシャーに押しつぶされそうになりましたが、今回は32歳。自分の中で腑に落ちるものが多くなって、今の自分が感じるヴォルフガングを作りたい!という思いでやっています。見ていた景色が変わったというか、前よりもヴォルフガングとしてステージを生きている実感があります」と語り、山崎自身にとっても大きな意味のある再演であることが伝わる。そんな山崎へ、古川は「大人の余裕が増しているというか。現場でのコミュニケーションの取り方を見ていても、すごく勉強になります」と尊敬のまなざしを向けた。

そんな古川について、山崎は「雄大はマイペースなので。僕が初めて挑んだ時は辞めたいと思うくらい、毎日涙をこらえながらやっている感覚だったんですけど、彼は普段からあんまり表情に出さないこともあってひょうひょうとやっている印象です。雄大は今までにない新しいヴォルフガングを作ってますし、こんなに美形のヴォルフガングはいないと思うので(笑)僕は、雄大のヴォルフガングに心を動かされています」と大絶賛。

『モーツァルト!』06

古川は、山崎からアドバイスをもらったそうで「一度ステージに立つとヴォルフガングが導いてくれるから!と仰ってくれたんですけど、初めて通し稽古のとき本当にそう感じました。でも導いてはくれるけど、その時々に出会う人との関係性や感情は大切に、とも教えていただきましたので、そのようにしっかりと演じていきたいです」と謙虚に意気込む。山崎と古川は会見でも始終なごやかな雰囲気で、特にお互いのことを語り合う言葉の端々からは、先輩後輩という垣根を越えての信頼関係が感じられた。

最後は、5人を代表して山崎が挨拶。「2002年からスタートして16年が経ち、生まれ変わりました。稽古の初日、演出の小池先生が赤いジャケットを着て登場しまして、赤色には生まれ変わるという意味があるのだと。新しい気持ちでこの作品に挑むという、そんな先生の強い思いから稽古が始まりました。本当にパワーアップした作品になっていますし、市村正親さんや山口さんをはじめ、ミュージカル界のスターがこれだけ集まったミュージカルというのは他にありません。日本を代表する作品だと思っていますので、ぜひ劇場へ体感しに来ていただきたいです」と想いを伝え、会見を締めくくった。

ミュージカル『モーツァルト!』は5月26日(土)から6月28日(木)まで東京・帝国劇場にて上演される。その後、大阪、愛知を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】5月26日(土)~6月28日(木) 帝国劇場
【大阪公演】6月30日(土)~7月18日(水) 梅田芸術劇場 メインホール
【愛知公演】8月1日(水)~8月19日(日) 御園座

(取材・文・撮影/堀江有希)

(文/エンタステージ編集部)

モーツァルト!(2018)

作品情報モーツァルト!(2018)

ウィーン・ミュージカルの傑作が約4年ぶりに帝劇に登場

  • 公演:
  • キャスト:山崎育三郎、古川雄大、平野綾、生田絵梨花、木下晴香、和音美桜、涼風真世、香寿たつき、山口祐一郎、市村正親、阿知波悟美、武岡淳一 、遠山裕介、戸井勝海、ほか

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