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けやき坂46初舞台!一人の女性を10人で演じ紡ぐ『あゆみ』ゲネプロレポート

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けやき坂46(通称:ひらがなけやき)全メンバーが出演する『あゆみ』が、2018年4月20日(金)に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕した。本作は、2010年に『わが星』で岸田國士戯曲賞を受賞した劇団ままごとの主宰である柴幸男の代表作。けやき坂46の初舞台となり、演出は赤澤ムックが手掛けている。

物語の中心人物となる“あゆみ”。この一人の女性の人生を、役者10人で演じ紡いでいく。あゆみは家族のもとですくすくと育ち、友達と学生生活を過ごし、やがては大人になる。成長、青春、恋愛、結婚、出産、老い・・・忘れられない思い出をが詰まった、シンプルでありながら凝縮された演劇作品だ。

『あゆみ』02

メンバーは、井口眞緒、潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、高瀬愛奈、東村芽依、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂による<チームハーモニカ>と、柿崎芽実、影山優佳、佐々木美玲、高本彩花、金村美玖、河田陽菜、小坂菜緒、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひよりによる<チームカスタネット>の2チームに分かれ、Wキャストで演じる。ゲネプロには<チームハーモニカ>が出演。初日前に行われた囲み会見には、メンバー全員が登壇し意気込みを語った。

<チームハーモニカ>
◆井口眞緒
初舞台で緊張して台詞が飛ばないかなど、不安はいっぱいありますが、集中してミスをしないで乗り切りたいです。

◆潮紗理菜
色々な役をやらせていただくので、来てくださった皆さんに一つ一つの役がきちんと伝わるようにがんばります。初めて舞台の話を聞いた時、とても驚いてしまった何も言葉が出ませんでした。ですが、ドラマ(『Re:Mind』)で演技の楽しさを学ばせていただいたので、また演技やお芝居ができることが嬉しかったです。

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◆加藤史帆
20人全員で支え合って、最終日まで全力でがんばります。最初は舞台について何も知らなかったので、怖さや不安がありました。でも稽古が始まり、演出のムックさんはじめ、スタッフさんが丁寧に指導してくださり、メンバーとも支え合いながら過ごせたので、より仲も深まったと思います。

◆齊藤京子
お芝居をさせていただくのは、けやきに入ってからこれで2回目になります。1回目のドラマの時は怒鳴り役だったのですが、今回はまったく違う役柄なので、どんな役でもできるようにがんばります。

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◆佐々木久美
初舞台なのですが、20人で見に来てくださった方に何か感じてもらえるような舞台にしたいと思っています。初めて見る方にどのように感じてもらえるのか不安でしたが、ゲネプロを終えて、さらに気合が入りました。

◆高瀬愛奈
元々舞台を見るのが好きだったので、このような機会をいただけてすごく嬉しいです。初舞台と言うことで不安なこともありますが、見に来てくださる皆さんの心に残るような舞台にしたいです。

◆東村芽依
普段、声が小さいと言われることが多いので、大きい声を出してがんばりたいと思います。

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◆松田好花
見に来てくださったお客様が、もう一度見たいと思える舞台にできるように、自分らしくがんばりたいと思います。舞台上にずっといるので、他のメンバーの役の台詞まで覚えたりしました。それくらいこの舞台が皆に沁みついていると思います。楽しみながらやっていきます。

◆宮田愛萌
演技をさせていただくのは初めてなのですが、すべての役になりきって演じられるようにがんばります。

◆渡邉美穂
Wキャストで一人の女性を演じる上に、必ず一人二役以上あるので、場面ごとに切り替えるのが難しいです。でも、その中でたくさんの方々を涙させられるような、迫力のある演技をしていきたいと思います。

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<チームカスタネット>
◆柿崎芽実
『あゆみ』を見て、たくさんの方に感動していただけるように一生懸命がんばります。

◆影山優佳
私は元々女優志望だったので、今回舞台を経験させてもらえて本当に嬉しいです。個人としても、けやき坂全体としても、次に繋がる一歩にしていけたらと思います。舞台には最後まで出ずっぱりなのですが、そのおかげてずっと集中できています。

◆佐々木美玲
一人が何役も演じるのはとても難しいですし、今の年齢じゃない役を演じたり、性別が違う役を演じる部分も苦労しました。初めての舞台なので緊張しているのですが、一つ一つの役を大切に演じられたらいいなと思っています。

◆高本彩花
チームカスタネットでは最年長なので、皆を引っ張っていけるようにがんばりたいと思います。

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◆金村美玖
この舞台は“あゆみ”という一人の女性を10人ごとに演じているのですが、それぞれの時期の“あゆみ”の年齢などが分かるような演技をしたいと思っています。

◆河田陽菜
この舞台を通じて演技の楽しさに気づけたので、本番でも楽しんでいきたいです。

◆小坂菜緒
演技がとても好きなので、自分らしい演技を見せられるように全力で最後までがんばりたいです。

◆富田鈴花
真っ白な衣装に真っ白なステージで、私たちの色を出していけるような舞台になっていると思うので、千秋楽まで20人全員でがんばっていきたいです。

◆丹生明里
演技をすることが好きなので、舞台ができてとても嬉しいです。おのおのの役を通じて、見に来てくださった方に思いを届けたいです。

◆濱岸ひより
いつも声が小さいと言われるので、はきはき喋れるようにがんばります。

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一人の人物の一生を複数人で演じ分けるというと、年齢別にそれぞれの役が割り振られているのかと想像してしまいがちだが、この舞台はその想像を大きく超える。同じ時期、さらに言えば同じシーンで、あゆみは複数の役者によって演じられていく。

さっきまであゆみとして喋っていても、数秒後にはあゆみの母親になっていたり、母親役を演じていた役者が次にはペットの犬として登場したり、あゆみは10人のうちの誰でもないと同時に、全員があゆみ本人なのだ。メンバーはあゆみだけではなく、その家族、ペット、友達、夫など年齢や性別もバラバラな役を演じることによって、あゆみを多角的な視野から見つめ、理解し、感じたものを繊細に演じていっていた。

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この舞台では、役者が楕円形の舞台上を歩くことによって、役のバトンが渡されたり、演じる役の性別や年齢が変わったり、時間が経過したりと、様々な変化を起こす。基本的なアクティングスペースはこの楕円の外側のみで、内側では役を演じていない役者が、あゆみの心の中を描写するように存在する。

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クライマックス近くでは、そのシーンであゆみを演じていた渡邉の目に涙が。それに影響されたのか、渡邉と会話をする潮の演技もよりドラマチックなものへとなっていった。最後の出演者全員でのダンスシーンでは、あゆみを演じた10人が一糸乱れぬ振付を笑顔で披露。冒頭の台詞を繰り返す場面では、目の前で見てきたあゆみの一生を振り返り、胸に熱いものがこみ上げてくる。生きているからこその喜び、悲しみを自分と重ね合わせ、これまでの時間を大切に思うことができるような作品であった。

『あゆみ』は、5月6日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。

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(取材・文・撮影/エンタステージ)

(文/エンタステージ編集部)

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