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『マシュー・モリソン・イン・コンサート』WOWOWにて3月31日放送!

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海外ドラマ『glee/グリー』のシュースター先生や、ブロードウェイ版『ヘアスプレー』のリンク役などで知られるマシュー・モリソンのソロコンサートが2018年2月に行われた。2017年『トニー賞コンサート in TOKYO 』での初来日も記憶に新しいモリソンだが、日本でのソロコンサートは今回が初めてのこと。

さらに今回は「ブロードウェイ/アメリカンソングブック バージョン」と「ブロードウェイ/ポップヒッツ バージョン」の2パターンが準備され、各公演でセットリストが変わる贅沢なショーが執り行われた。ここでは「ブロードウェイ/アメリカンソングブック バージョン」の公演をレポートする。

開演時間が近づき、会場となった東京・Bunkamuraオーチャードホールに集った全員が期待に胸を膨らませる中、まず『glee/グリー』のピアノマンでお馴染みのブラッド・エリスが登場。ピアノの前に座り、親指を立ててほかのバンドメンバーに笑顔でOKサインを送る。そして、彼の掛け声でオープニング曲「"Nice 'N' Easy"」の前奏が始まった。
曲に合わせて照明が華麗に変化し、舞台に注目が集まる。モリソンはどこから登場するんだろう、上手?下手?それとも真ん中から堂々と? 観客が舞台を食い入るように見つめる中、モリソンはまるでマジックのように突然花道に登場。観客に手を振りながら、客席の間を歩いて舞台上へと登った。

続けて「It Don’t Mean a Thing」を見事なステップと共に披露。曲が終わると「どうもありがとう」と日本語で挨拶し、続けて「僕は、音楽は様々な境界を超えると信じている。音楽は、言葉や国境を問わない、一つの“愛”なんだ」と音楽への熱い思いを言葉に乗せた。

「子どもができて僕は“父”(日本語で)になった。そしてこの曲は、その前と後じゃ違う意味を持つようになったんだよ」という紹介と共に歌ったのは、ミュージカル映画『オリバー』より「As Long As He Needs Me」。力強い歌声と、ダイレクトなメッセージに思わず目頭を押さえる観客も。

『マシュー・モリソン・イン・コンサート』02

コンサート中盤では、今回のゲストである中川晃教が登場。「モリソンさんの歌を聞きながら、袖で興奮していました。皆さんも同じ気持ちだと思います。どうぞ楽しんでいってください!」と呼びかけ、中川が主演する、ミュージカル『ジャージーボーイズ』より「Can't Take My Eyes off You」を歌った。中川の代表曲ともいえるこの曲を、透明感のある歌声で披露し(言い回しはお任せします)、心に直接訴えかけるような一曲となった。

また、モリソンとのデュエットソング「When Your Feet Don't Touch the Ground」(ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』より)では、原曲キーをそのままに、中川は愛する母が倒れ悲しみの中にいる少年ピーターを、モリソンはそんな彼に優しく語りかけるバリを熱演。二人の違う声質がほどよく混ざり合った見事なハーモニーに、客席から感嘆の声が漏れた。

『マシュー・モリソン・イン・コンサート』03

ブロードウェイでも同役を演じたモリソンだが、ピーター役の中川を見つめる眼差しは、本当の息子を見るような愛情に満ちており、中川のそれも父親を慕うようなまっすぐな眼差しだった。

演奏を行うテアトロ・ラッフィナートの下野ヒトシによりアレンジが施された「SUKIYAKI」。タイトルにピンとくる人は少ないかもしれないが、海外で有名な日本の歌「SUKIYAKI」とは、坂本九が歌い爆発的にヒットした「上を向いて歩こう」のこと。

日本語歌詞に挑戦ということで天を仰ぐように深呼吸をし、十字を切って祈りを捧げたモリソン。“緊張する”というジェスチャーとおどけた表情をして見せた彼だが、歌が始まるとそんな不安はどこへやら。母国語が英語であることをまったく感じさせない見事な発音と、歌詞にもある“ひとりぼっちの夜”を連想させるような切なく、それでいてどこか懐かしさと優しさを感じる伸びやかな声を会場に響かせた。

ミュージカル『ヘアスプレー』メドレーでは、観客のボルテージは最高潮に。「Welcome To The 60's」から始まり、モリソン自身によるストーリーの解説が語られながら、まさに『ヘアスプレー』いいとこどりのメドレーが歌われた。

その中の一曲「Good Morning Baltimore」では、元々の歌詞「The world's gonna wake up and see Baltimore and me(世界は目を覚まし、私と、そして私のいるボルチモアに夢中になる)」の「Baltimore」の部分を「Tokyo」に変えて歌い、会場からは歓喜の声が沸き起こった。

『マシュー・モリソン・イン・コンサート』04

このほかにも「Sway」ほか『glee/グリー』やミュージカルファン必見の楽曲が歌われた。。最後には傘を片手に軽やかなステップを踏みながらミュージカル『雨に唄えば』より「Singin’ in the Rain」が披露された。

『マシュー・モリソン・イン・コンサート』はWOWOWライブにて、3月31日(土)17:00より放送される。なお、この放送は「ブロードウェイ/アメリカンソングブックバージョン」「ブロードウェイ/ポップヒッツバージョン」の両バージョンを再構成したスペシャルバージョンとなる。

【番組公式サイト】http://www.wowow.co.jp/detail/112381

(取材・文/エンタステージ編集部、撮影/オフィシャル提供)

(文/エンタステージ編集部)

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