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『グランギニョル』DVD発売イベントで末満健一、東啓介、松浦司が裏話を披露!今夏の新作情報も

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ピースピット2017年本公演『グランギニョル』のDVD発売記念イベント「ヴァンパイアハンターの宴」が、2018年2月24日(土)に都内にて開催され、応募総数約2,500名の中から選ばれた300名のファンがトークイベントに参加した。昨年夏に上演された本作は、演出家・末満健一がライフワークに掲げる「TRUMP」シリーズ。不死を失った吸血種「ヴァンプ」たちの絢爛な社交界を舞台に、背徳のゴシック・サスペンスを描き、人気を博してきた。

イベント第一部と第二部の間にはマスコミによる囲み会見が行われ、本作でヴァンパイアハンター・李春林役を演じた東啓介と、その相棒・歌麿役を演じた松浦司、そして作・演出の末満が登壇し、舞台の裏話や作品の魅力、本作DVDの見どころについて語った。

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まずは『グランギニョル』の見どころについて、末満は「シリーズ物ならではの様々な伏線や登場人物の関係性も描かれている作品です。もちろん『グランギニョル』単独で観ていただいても楽しめますし、様々な見方や楽しみ方が出来るのがこのシリーズのおもしろさだと思っています」と語った。

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東は「個人的には初めて中国武術に挑戦したアクションシーンが見どころです。ぜひ楽しんでください」とコメントし、松浦も「殺陣も力の強弱や動きでしっかりと物語の表現がされているので、そこにも注目していただきたいです」と自信の表情。

過去作にもアクションシーンはあるものの、シリーズで一番の殺陣量だという『グランギニョル』。末満は「重厚な物語と派手なアクションシーン、さらに歌&ダンスといった総合的なエンターテインメント作品として楽しんでいただけるように作っています」と、改めてシリーズ全体の見どころをアピールした。

続いて、稽古時の雰囲気について、東が「最初はぎこちない感じで始まりましたが、コミュニケーション能力に長けている松浦くんが和気あいあいとした雰囲気を作ってくれたので、キャスト同士仲良く稽古を進めていくことが出来たと思います。ねっ!」と松浦にパスを送ると、「楽しい感じと引き締まるところは締まるというオン、オフのある状態で緊張感をもって稽古に挑めたかなと思います。座組みとして、本当に素敵なチームでした」と松浦が続き、変わらないコンビネーションの良さを見せつけた。

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また東は、演出の末満が「稽古中は腰が痛いと言いながら、果敢にアクションに挑戦していました」と暴露。思わず苦笑いをする末満を横目に、松浦が「アクションの確認をする際に、末満さん自ら剣を手に動いて見せてくださるんです。それがまたカッコいい」と加えると、東は、改めて「作品の世界観の話とか、少しでも疑問にあることがあると細かく教えてくださいました。末満さんの頭の中に確固たるビジョンがあって、それを僕たちが演者として色付けしていく作業がとても楽しい時間でしたね」と振り返った。

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東と松浦の役は、ヴァンパイアハンターとしての“師弟関係”。松浦は、二人の関係性を「『グランギニョル』の中で“スパイス”になる二人だと言われ、この美しい残酷劇の中で“笑い”と“切なさ”の緩急をつけることが僕らの役割だというのを念頭に、東くんと話し合いながらTRUMPシリーズの世界観に合った役作りを意識して演じさせていただきました」と明かした。

また、公演中のおもしろエピソードについて聞かれると「染ちゃん(染谷俊之)をはじめ、キャストのみなさんは作品をよりいいものにしようと本番中も試行錯誤しつつ、日替わりでネタを考えたり果敢に挑戦していました」と東。

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末満は「笑いをとりたがるキャストが多かったので、隙あらばという感じで『こういうことをやってみたいんですけど、どうでしょう?』と相談がありましたね。ダリ・デリコ役の染谷、オズ・ローナン役の大久保祥太郎、執事ハンス役の池村匡紀は、時にはウケ、時にはスベり、でも心折れることなく毎日チャレンジしていました」という言葉の後、松浦に視線をチラリ。

「皆さんのメンタルの強さを感じました。僕もチャレンジを試みたんですけど、『それはダメだ!』と却下されお蔵入りになりました(笑)。『グランギニョル』の世界観を崩さないように素直に従いました」と肩を落とす松浦に、取材陣から思わず笑いが起こる一幕もあった。

最後に、各自お気に入りのシーンを聞かれると、末満は「TRUMPシリーズで毎回“お約束”の『ライネス-thema of TRUMP-』という曲が流れるシーンです。とても悲劇的でありながらが、それがどうしようもなく美しく見えるシーンになっているので、舞台袖で見ていても「ライネス」が流れ始めると客席に回って観ていた思い出があります」としみじみ。

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東は「個人的には、僕が演じる李春林がダリに別れを告げるラストシーン。最初は任務として出会ったけれど、最終的には心を許せる関係になれたのがいいなってなりました」、松浦は「僕は最後にアンリ・ガトーと戦うシーンですね。改めてDVDを観た時に、死にたいのに死ねないヴァンプの切なさが伝わって来てグッとくるものがありました。アンリ役の藤木修とは“ポンコツ二人組”と言われながらも一生懸命に全力で向き合っていた仲。本当の意味で“戦友”です!」と熱く語っていたのが印象的だった。

またこの日は、来年のTRUMPシリーズ誕生10周年を前に、アニバーサリー企画第1弾として新作ミュージカル『マリーゴールド』の上演が発表された。末満からは「キャストはまだ発表されていませんが、歌唱力に長けたキャストが揃っているので、重厚なミュージカル作品をお届けできたらなと思っております」と、楽しみな言葉を聞くことが出来た。

『マリーゴールド』を皮切りに、今後「TRUMPシリーズ10th ANNIVERSARY」プロジェクトとして様々な企画が展開されるとのこと。続報の発表が待ち遠しい。

◆ピースピット2017年本公演『グランギニョル』DVD
【発売日】発売中(2017年12月20日発売)
【価格】6,000円+税
【仕様】本編+特典映像 2枚組
DISC1:本編映像、DISC2:メイキング映像、キャストパレード全景映像
【封入特典】特製ブックレット/特製ポストカード
※会場特典とは異なる
【発売・販売元】ポニーキャニオン
【『グランギニョル』舞台公式HP】grandguignol.westage.jp/
【ポニーキャニオン舞台DVD公式Twitter】@PonyCanyonStage

◆TRUMPシリーズ 10th ANNIVERSARY『マリーゴールド』
【作・演出】末満健一
【音楽】和田俊輔
【日程】2018年夏 東京・大阪
【公式HP】http://marigold.westage.jp

(C) 2017 WATANABE ENTERTAINMENT

(取材・文・撮影/近藤明子)

(文/エンタステージ編集部)

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