『る年祭』本編とは関係ない?!第2部ユニット「真弾青少年団」PV撮影密着レポート


2017年12月28日(木)に東京・明治座にて開幕する『ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭』、通称「る年祭(るとしまつり)」。演劇製作会社る・ひまわりと明治座がタッグを組年末公演として、2011年よりスタートしたこのシリーズは、歴史上の有名な人物や物語に、様々なジャンルから集まった俳優たちにまつわるパロディを盛り込みながら展開する、いわば時代劇版“異種格闘技”舞台である。

今年の第1部はW主演に安西慎太郎と辻本祐樹を迎え、「大坂の陣」を伊達藩藩士の片倉重長(安西)、藩主の伊達政宗(辻本)の目線で描く。そして第2部では、ショー「プロデュース1615」と題して、武将アイドルたちによるアイドルナンバー1を決めるLIVEを開催。

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LIVEに登場するのは、「マーライオンZ」「真弾青少年団」「MAN WITH A KABUTO」「優一の國」の4ユニット。それぞれ、どんなアイドルなのか?4ユニットの中、「真弾青少年団」のPV撮影に密着したレポートをお届けする。

通称「真弾(さなだん)」または「 SDS(エスディーエス)」と呼ばれる「真弾青少年団」は、大手芸能プロダクション・HIDEYOSHIプロジェクトの傘下であるSO(エスオー)真田オフィス所属のユニットで、激しいラップと、ワイルドでスタイリッシュなダンスを得意としている。

メンバーは、ダディ(大山真志)、アニ(内藤大希)、モンキー・S・サスケ(小沼将太)、クラウディア改めキリガミネ(碕理人)、ウォーター(田中涼星)、サンダー(滝川広大)、ファイヤー(小原悠輝)、兄者(宮下雄也)、スモール(中村龍介)の9名。

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今回の「Not a future」も、かなり激しい振付の楽曲となっている。11月中旬に行われたPV撮影。日付が変わった頃にメンバーが全員揃った。多忙ゆえに、全員で稽古できる時間は少なかったようだが、個々に特訓したり、予定外の稽古日に飛び入り参加したりと、出来る限りの準備を行ってきたようだ。

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撮影の前にも、先生から最後のレッスンが付けられる。全員がダンッ!と足を踏み込むと、それだけですごい迫力だ。すでに振り入れはバッチリのようだが、先生からは「身体が倒れ過ぎてる!」「立ち位置しっかり見えるように!」と、まるで軍隊の訓練のような厳しい声が飛ぶ。

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先生の声に、真剣な表情で応えていくメンバー。バラついていた部分も、先生の微調整によって徐々に揃っていく。レッスン時間が終了する頃には、メンバーの額にはすでに汗が光っていた。いざ、全体撮影へ。声を上げながら階下の撮影現場に向かうメンバーの中、中村はがっちりと先生と握手を交わしていた。

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カメラが回る直前まで、黙々と身体を動かす内藤と小原。二人は冒頭の群舞の先頭を担うためか、念入りに振りを確認している様子を見せていた。準備が整い、全員がスタンバイすると、再度、先生から調整が入った。手の位置、立ち位置、すべて計算しつくされた角度に整えていく。その影で、さりげなくカメラに飲み水が写り込まないよう片付ける小沼。なかなかの気配りさんのようだ。

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いよいよ撮影が始まる。イントロが始まると、すっと現場の空気が変わる。大山と内藤の「SANADA~!」という一声から始まる楽曲は、クセの強い歌詞だが、非常にインパクトが強い。音楽に煽られるように、力強いダンスに足元からは土埃が舞い上がる。

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一度踊りきると、早速、映像のチェックが行われ、メンバーはモニターの前に集まってくる。カメラに映った自分たちの姿に「ヤバイ!」「かっこいい!」と次々と声が上がった。一方、気になる点もあったようで、大山は「振りはもちろん、口元、気にしよう」とPVならではの注意点を挙げ、中村も「HEY!で挙げる手は合わせるようにした方がいいね」と続けた。

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特に念入りに話し合われていたのは、最後のシーン。先生も一緒になり、「グーから開く?」「目線はどこに合わせる?」などと調整が続けられていく。繰り返される撮影に、より一層汗だくになっていくメンバーたち。稽古時、2リットルの水を持ち込んでいたメンバーもいたそうだが、撮影時の水の消費量も半端ない。用意したペットボトルがあっという間に空になっていくのを見て、慌てて買い足しに走るスタッフ。内藤のブーツの底がはげるなどハプニングが起こりつつも、撮影は順調に進んでいった。

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途中、照明チェンジ中の休憩では、メンバー同士仲良く談笑する姿も見られた。コメント撮りでは、台本にまったくない台詞を言い出す宮下に、全員笑わないように必死になる場面も。

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「お願いします!」というスタッフの声で撮影現場に戻ったメンバーは、再びテンションを上げる。薄暗い廃倉庫を染めるオレンジの光の中では、PVの後半部分が重点的に撮影された。少し疲労の色が見え隠れする中、率先して声を出し、場を盛り上げる大山、中村、宮下。

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小沼、碕、田中、滝川、小原が別撮りで踊る場面でも、ベテラン勢は「皆よくやってますよ。ダンスを専門にやってきた人ばかりじゃないですからね」と称えながら、見守っていた。

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「ラスト○回!」と声がかかると、よしっと気合いを入れ、メンバーたちは実際に歌いながら力いっぱい踊りまくる。オールアップしたのは、白々と夜が明け始める頃。最後、先生と一緒に“真弾ポーズ”で記念撮影をするメンバーの顔は、達成感に満ち溢れていた。

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PVの仕上がりのかっこよさは、周知のとおり。ライブは、「真弾青少年団」としてさらに熱いパフォーマンスで、会場を盛り上げてくれるに違いない。完成したPVでしっかり楽曲の予習をして、本番では彼らと大いに盛り上がろう。

【「真弾青少年団」PV】https://youtu.be/PHBerc_ecCw
【「真弾青少年団」コメント動画】https://youtu.be/vub18tC6ZC8

『ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭 ~あんまりやりすぎると、つかまえちゃうよ!~』は、12 月28日(木)から12月31日(日)まで東京・明治座にて、2018年1月13日(土)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。

【出演】
安西慎太郎(W主演) 辻本祐樹(W主演)
佐奈宏紀 永田崇人 杉江大志 小沼将太 碕理人 白又敦
田中涼星 蒼木陣 滝川広大 小原悠輝 佐藤貴史 宮下雄也 井深克彦 中村龍介 二瓶拓也 加藤啓/
滝口幸広 林剛史 兼崎健太郎/
内藤大希 木ノ本嶺浩/
大山真志 原田優一/
松村雄基/
紫吹淳

※辻本祐樹の「辻」は「一点しんにょう」の「辻」が正式表記

【公式HP】http://www.rutoshi.com/
【公式Twitter】@le_himawari
【公式Instagram】@lehimawari

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(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

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