初演から50周年、ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕!市村正親「お父さん代表としてがんばる」


1967年の日本初演から50周年を迎え、今なお愛され続けるミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』。2004年から市村正親が主演のテヴィエを務め、2006年、2009年、2013年と上演を重ねてきた。そして、2017年12月5日(火)に市村版5回目となる公演が開幕。初日公演直前に行われた囲み会見には、市村のほか、鳳蘭、実咲凛音、神田沙也加、唯月ふうかが登壇し、公演への意気込みを語った。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真_5

本作で描かれているのは、“家族の愛”と“旅立ち”。結婚に必要なのは「愛」か「金」か?政治的思想と、理想の家庭は両立するのか?親の信念を子どもに押し付けることは良いことなのか・・・いつの時代、どこの国でも通じる今日的なテーマを、軽妙な台詞回しと音楽、ダンスシーンを交えて贈る。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕_2

会見で、市村は「5人の父親という役です。実生活では二人の男の子がいるのですが、娘を持つ父親の気持ちは、また違うと言います。この作品では、お父さんお母さんの言うことをまったく聞かず、娘たちは勝手な行動をしています。そういう(思いをしている)お父さんも多いと思うので、代表としてがんばろうと思います」と意気込む。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕_4

2009年の上演時にも妻・ゴールデを演じ、市村に“最強の女房”と言われている鳳は「何度初日を迎えても緊張があります。今年、東京での公演は初なので、とても楽しみです」と笑顔を見せた。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕_5

長女・ツァイテル役の実咲は「とても緊張していますが、久しぶりの舞台なので、どのような反応をもらえるかワクワクしているところもあります。歴史ある作品の一部になれたことがとても幸せです」とコメント。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕_6

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕_7

また、次女・ホーデル役の神田は「お稽古も楽しくて、あっという間に終わってしまいました。前回の会見を映像で見たことがあったので、今、こうやって会見に参加していて『あの中に入ったんだな』という実感がわきました(笑)。がんばりたいです」、三女・チャヴァ役の唯月は「すごく緊張しています。一生懸命稽古をしてきたのでそれを信じて、末っ子らしくがんばっていきたいと思います」とそれぞれ語った。

実咲は、今年の4月に宝塚歌劇団を退団。これが、退団後初のミュージカル出演となる。そのことについて、実咲は「新しい一歩を踏み出すのは、楽しみな部分と不安な部分がありますが、何事にも取り組み、前向きにいきたいです」と胸の内を明かした。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』開幕_8

また、市村は2017年を振り返り「今年はとても運勢がいい年だったんです。いい年は仕事も忙しいから、怪我をしないようにと思ってきました。最後まで、怪我のないように終わりたいですね。それが今のテーマです」とにっこり。「全国に行きますので、どこかの劇場でお会いできたらいいなと思います!」と締めくくった。

このほか、入野自由、広瀬友祐、神田恭兵、今井清隆らが出演。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真_14

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』は、12月5日(火)から12月29日(金)まで東京・日生劇場にて上演。その後、大阪・静岡・愛知・福岡・埼玉を巡演する。日程の詳細は、以下のとおり。

【東京公演】2017年12月5日(火)~12月29日(金) 日生劇場
【大阪公演】2018年1月3日(水)~1月8日(月・祝) 梅田芸術劇場 メインホール
【静岡公演】2018年1月13日(土)・1月14日(日) 静岡市清水文化会館(マリナート)
【愛知公演】2018年1月19日(金)~1月21日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
【福岡公演】2018年1月24日(水)~1月28日(日) 博多座
【埼玉公演】2018年2月10日(土)~2月12日(月・祝) ウェスタ川越 大ホール

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真_2

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真_3

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真_11

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台写真_4

(舞台写真提供/東宝演劇部)

(取材・文・撮影/嶋田真己)

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。