小松準弥が2日間限定で『アラタ~ALATA~』の新たな主人公に


2017年7月から東京・オルタナティブシアターにて上演されているノンバーバルシアター『アラタ』。その主人公・アラタ役を11月18日(土)・11月19日(日)の2日間限定で、小松準弥が務めることが明らかとなった。

小松は、『アラタ』の公演を観て、その圧倒的パワーと表現力に「自分もこんな舞台に立ってみたい」と出演を自ら志願した。出演決定後は、スケジュールを縫いながら約10日間で20時間という限られた時間を使い、劇場での稽古に参加。しかし、そのあまりの複雑さと緻密さに「最初は、自分にはやっぱりできないんじゃないか」と弱音を吐きそうになったそうだが、演出を手掛ける岡村俊一から「人間、やろうと思えばできないことはない。それが役者だ」と言われて奮起したという。

出演決定にあたり、小松からのコメントが届いている。

『アラタ~ALATA~』小松準弥

◆小松準弥(アラタ役)
初めて観させていただいた時、ノンバーバル(非言語)の作品が初めてでしたし、仕掛けやダンスでの表現に衝撃を受けたのですが、特に、殺陣を習っていることもあって早乙女(友貴)さんの殺陣の美しさや迫力に圧倒されて、すぐにもう一度観させていただきました。
そして、やってみたいと言ったものの、まさか本当に出させていただけるとは思いませんでしたので驚きましたが、すごく嬉しくて稽古が楽しみでした。
でも、実際に稽古に参加してみて、早乙女さんや塚田(知紀)さんの作り上げてきたプログラムを、殺陣歴1年に満たない僕がこの短期間で(身体に)入れなきゃいけないというプレッシャーを実感してからは、毎日が不安で、暇さえあれば映像を見返し、映像に合わせて手が勝手に動いてます。
今もまだ完成していなくて、ここから一週間で本当にお客さんに見せられるものにできるかどうか自信はないですが、自信がない分、できる準備は全部やって、稽古に付き合ってくださったキャスト・スタッフの皆さんへの恩を少しでもお返しできるよう、精一杯取り組みたいです。
この先、これほど手数の多い殺陣に挑戦するチャンスが来るか分からないので絶対悔いの残らない公演にしたいし、俳優として作品に込められたメッセージもしっかり届けたいです。
そして、こんなに新しくてチャレンジングな作品を、応援してくださっている方々にも知っていただきたいです。

稽古後も、毎日、夜中まで映像資料を観ながら予習、復習を欠かさなかったという小松の、新たな挑戦に注目だ。

【あらすじ】
2020年のトーキョーに戦国時代からタイムスリップしてきたサムライ・アラタは、戦国大名の姫を守るために悪霊と戦い、呪いをかけられてこの時代に吹き飛ばされる・・・。そして、古代から追いかけてきた怨霊・玉野尾が二人の行く手を阻む。はたして「アラタ」は自分の時代に戻れるのか?

『アラタ~ALATA~』

ロングランノンバーバルシアター『アラタ』は東京・オルタナティブシアターにて上演。小松は、11月18日(土)と11月19日(日)の2日間限定で出演する。

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