韓国発ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』公開舞台稽古レポート!


現在上演中の韓国のヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』が、2017年2月24日(金)公開舞台稽古と囲み会見を行い、K-POPグル―プ「TEENTOP」のチョンジと俳優のキム・ナムホが作品をアピール、本番に向けての意気込みを語った。

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ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』は登場人物2人だけのミュージカル。少年院を出たばかりの不良少年カング(キム・ナムホ、チュ・ミンジン、ドンヒョン【BOYFRIEND】のトリプルキャスト)と、余命宣告を受けた少年ヘギ(チョンジ【TEENTOP】、パク・シファンのWキャスト)が、一緒にバケットリスト(死ぬまでに絶対にしたい100のこと)を実行していく中で、人生の意味に気づいていくストーリー。作品を彩る二人の心情を表現した多彩なナンバーも話題で、2014年に韓国で初演され、毎年再演が重ねられている人気作だ。

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公開舞台稽古には、翌日に控えていた初日ペアであるカング役キム・ナムホとヘギ役チョンジ(TEENTOP)が登場。主要シーンと共に「俺の人生中々なのに」「RUN」「カングの歌」「why not」「マイ・バケットリスト」で歌声を披露した。

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続いて行われた会見にも出席した二人は、韓国で再演が重ねられている本作の魅力を「まずはかっこいい男性二人が出てくるところ(笑)。音楽もとてもいいですし、生きる意味を見失っている人を勇気づけてくれる力があるところも魅力だと思います」(キム・ナムホ)、「いろいろな感情が込められている作品。日本の皆さんにも楽しんでいただけるいい作品だと思います」(チョンジ)とそれぞれ熱くアピール。

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本公演が初参加となる二人。オファーが来た時の心境について、チョンジは「これまで自分が演じてきたキャラクターとはまた違った、感情が豊かなキャラクターだったので大きなチャレンジになると思いました」と振り返った。一方、これまでの韓国公演でもオファーを受けていたもののスケジュールの関係で出られなかったというキム・ナムホは「日本大好きな僕が、今回の日本公演で出演できたのは本当に“ご縁”だなと」とコメント。さらに、共に日本で初挑戦する作品のため、韓国で一生懸命に稽古に臨んだと語った。

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二人だけのミュージカルということで、舞台上で頼れるのは互いだけ。稽古場で早く仲良くなること意識したという二人。お互いについての印象を聞かれると、チョンジは「ナムホさんは最初ちょっと怖かったんですけど(笑)、今ではよく助けてくれる優しいお兄さんです。普段は優しい方なのに、役に入ると一気に正反対のカングになるところがすごいです」、キム・ナムホは「実際のチョンジさんも、繊細でかわいらしいヘギとは正反対。むしろカングのほうが合うんじゃないかと思うくらい男らしい一面があり驚きました。チョンジさんの甘い歌声を聞いたらさらに心が切なくなると思います」とお互いを評しあった。

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それぞれが役を演じる上で大事にしていることについては、「外見からするとカングはタフで強そうな少年。でも、内面には大きな痛みを抱えています。その痛みをいかに観ている人に表現できるかということを考えています」(キム・ナムホ)、「末期がんにかかり余命わずかのヘギですが、それでも強くあろうとする姿を演じることに力を注いでいます」(チョンジ)。

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そして、一番好きなナンバーに、キム・ナムホは信じていたヘギからも突き放されてしまったカングが歌う「カングの歌」、チョンジは自身のCDを出すときには使いたいくらいメロディが気に入っているというヘギが歌う「灯台守」を挙げた。

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最後に、自身の“バケットリスト”について聞かれると、チョンジは「結婚してみることと、世界旅行。世界旅行はTEENTOPの活動で叶っていますね」、キム・ナムホは「いま母と海外旅行に10回行くということを実行中です。また日本でCDを出す、そして日本語で公演をすること」と語った。

ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』は、3月12日(日)まで東京・東京シーサイドフェスティバルホールB(お台場)にて上演。

(取材・文・撮影/金本美代)

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