青柳塁斗、水田航生、平間壮一らハンサムたちが笑顔と涙で伝えた感謝『HANDSOME FESTIVAL 2016』追加公演レポート


芸能事務所アミューズ所属の若手俳優たちによるファン感謝祭として行われたイベント『HANDSOME FESTIVAL 2016』。2016年12月17日(土)・12月18日(日)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて行われた本公演に続いて、12月29日(木)には東京・国際フォーラム ホールAにて追加公演が開催された。エンタステージでは、この追加公演の模様をレポートする。

(なお、写真は17・18日のものとなります。ご了承ください)

このファンへの感謝祭イベントは、2005年にスタート。2009年からは、タイトルを『SUPERハンサムLIVE』とし、10周年の節目となった『SUPER ハンサム ライブ2014~EVER LASTING SHOW~』で一区切りを迎えたが、1年の充電期間を経て復活。追加公演はハンサム史上最大規模での開催となった。

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出演するハンサムたちも、青柳塁斗、石賀和輝、伊村製作所(伊藤直人・吉村卓也)、植原卓也、甲斐翔真、金子大地、神木隆之介、許峰、CROSS GENE(SANGMIN・SEYOUNG)、小関裕太、桜田通、DearDream【石原壮馬(劇団プレステ―ジ)、太田将熙(劇団プレステ―ジ)、富田健太郎、正木郁、溝口琢矢】、戸谷公人、平間壮一、松岡広大、松島庄汰、水田航生、吉沢亮、渡部秀、過去最大となる総勢25名が集結。

ハンサムたちの登場を待ちわびる会場では、ファンたちが開演前のBGMに合わせペンライトを振ったり、ダンスの振り真似をしたりと準備万端。客電が落ち、大きな歓声が沸き上がる中、ステージ3ヶ所に設けられた大画面にはハンサムたちが練習に励む姿が映し出された。今年のテーマは「学園」。校舎の中を巡る映像の中に、25名のハンサムたちが次々と登場する。カウントダウンが終わるチーム・ハンサム!によるオリジナルソング「PARTY RIDE」が流れ始め、制服姿のハンサムたちが実際にステージに飛び出してきた。

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楽曲の途中、植原が「これがラストだ、盛り上がるぞー!」と叫ぶと、ファンたちはペンライトを思い切り振ってそれに応える。2曲目の「So Free!」、3曲目の「Brand New world」で、さらに会場はヒートアップ!ハンサムたちはステージを駆け回り、笑顔で汗を光らせた。

「いい調子ですよ皆さん!この調子で参りましょう!!」とMCを務めるのは【ハンサム学園生徒会長】の青柳。その脇を副会長の吉村と会長補佐の松岡が固め、各メンバーが思い思いの言葉でファンへ挨拶していく。松島が「誕生日~?」と呼びかければ、会場からはすかさず「おめでとう~!!」と返ってくる(松島は12月26日が誕生日)。また、桜田はこの日生中継をしていたAbemaTVの視聴者へ向け「観てる画面が割れるかもしれないよ!!!」と熱く語りかける。一方で、渡部は「やっほ~、めっちゃホリデ~(笑)」とゆる~く語りかけつつ、おもむろにピコ太郎の「PPAP」を真似て8人のハンサムを合体させるなど、自由な振る舞いで会場を沸かせた。

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全員が挨拶を終えると、「素敵なリズムを一緒に刻みましょう!」と言った溝口をはじめ、石賀、石原、太田、甲斐、金子、許峰、富田、正木の新人ハンサム9名が「キミノリズム」で初々しくパフォーマンス。

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カバーソングのコーナーでは、Perfumeの「FLASH」、CROSS GENEの「sHi-tai!」、ポルノグラフィティの「ミュージック・アワー」、福山雅治の「それがすべてさ」などが歌われた。

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18日の模様

ここで、とある映像が。VTRの中で「新入生が想像以上にすごいやん・・・」と悩む松島に「大丈夫」と声をかけた桜田が取り出したのは、サングラスと眼鏡。それらを掛け「PERFECTじゃん!」と松島が自信を取り戻すと“ある曲”のイントロが流れ出すが・・・「今日は気分じゃないんだよな」と立ち去ってしまう二人。それを物陰から見ていた青柳と植原が、同じくサングラスと眼鏡を手に取るが「追加公演で同じことやるのはね」と、こちらも立ち去ってしまう(17日はRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」を模した「PERFECT SHOTA」、18日は「PERFECT RUITO」が披露された)。

TVRの続きに登場したのは、水田。水田が眼鏡をかけ「やっぱり、2016年の締めくくりは・・・」と呟くと、眼鏡の形に変化が。この見覚えのある眼鏡の形は・・・?!流れ出した曲は、2016年のドラマ界を席巻した『逃げるは恥だが役にたつ』(TBS)の主題歌、星野源の『恋』。登場したのは、なんと水田“平匡”さん!そして青柳“みくり”!二人を中心としたキュートな“恋ダンス”に、会場からは悲鳴のような歓声が上がっていた。

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ここからは、石原、太田、富田、正木、溝口が声優を務めるアニメ「ドリフェス!」の映像と共にDearDreamのステージが始まった。ライバルユニット・KUROFUNEの声優を務める戸谷とゲストに劇団プレステージの株元英彰を迎え「Pleasure Flag」「ARRIVAL-KUROFUNE Sail Away-」「ユレル MIDNIGHT」「Dream Greeting!」の4曲が披露された。

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「ドリフェス」のステージが終わると、後半戦へ。「SIGN」では、平間、松岡、吉沢が切なげな表情で華麗に踊り、植原&許峰が切ないメロディにラップを乗せ会場を盛り上げた。

続いてのVTRでは、青柳、吉沢、松岡、溝口が女装姿で登場する「女子会」の模様が流れる。それぞれの推しハンサムについて女子たちが楽しげに話していると、「そこのカワイ子ちゃんたち!」と忍び寄る不良の影が・・・。

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ライブが再開されると、「THRILL」「White Serenade」「Butterfly」を次々とチーム・ハンサム!のオリジナル曲を次々と繰り出す。「君だけのHERO」ではメンバーの名前をコールするなど、ファンとの掛け合いで大いに盛り上がった。

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ここで、恒例のゲームコーナーに。今回のゲームは、2チームに分かれてそれぞれのチームの代表者選出、女子役のメンバーにお題に沿って甘い言葉を囁くという、ファンには馴染み深い“キュンファイ”の進化形ゲーム「Love Triangle」というもの。ルールは簡単、キュンキュンさせた方が勝ち!

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1回戦は「ダンススクールの先生に思いがけない提案をされた女子生徒、彼女に想いを寄せる男子生徒も告白をする」というお題で、ダンスの得意な平間と水田が対決。女子役は小関が“裕子”として選ばれた。ダンスンレッスンのエチュードの中で、裕子と二人きりになった平間は、後ろから優しくハグをしながら「俺、暫くニューヨークに行くことになったんだ・・・お前も一緒に行かないか?」と誘う。それを影から聞いていた水田は、裕子に「目を瞑っていて」と言うと、近くにいた松島を立たせまさかの壁(?!)役に。戸惑う松島をよそに、裕子に“壁ドン”“顎クイ”を決めると「・・・どこも行かんといて?」と囁いた。さわやか対決に答えを悩む小関だったが、勝者は水田に。壁役として貢献しつつも複雑な表情で結果を聞いていた松島に「庄汰の気持ちも考えてあげて(笑)!」と周りからフォローが入り、笑いを誘った。

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2回戦は「学級委員長で優秀な生徒とヤンチャで自由奔放な生徒が好きな女の子を初詣に誘うために告白をする」というお題で、実際に同級生だった神木と吉沢が対決。そして、溝口を“琢子”として二人に取り合われることに。二学期最後の掃除の時間という設定で、琢子に「お前、亮のこと好きでしょ?」とカマをかける神木。そして「そんなことないよ」と否定する琢子に「初詣、俺と行かね?・・・俺じゃ、ダメなのか?俺、お前のこと好きだ・・・」と畳みかけた。それに対し、「今年の初詣さ、一緒に行かない?」とシンプルに誘った吉沢は、そのまま琢子を抱きしめ「まあ・・・今年っていうか、来年も?再来年も、ずっと一緒に行こう」とストレートに打ち明ける。

ここで終了のはずだったが、再び神木が「何してるんだよ!」と二人の間に割って入り、恋敵の二人は頭をぶつけてしまう。「まさか、入れ替わってる?!」そう叫んだ二人の手のひらには「すきだ」の文字が。神木が声優を務めた大ヒット映画『君の名は。』のパロディでオチをつけ、満足げな二人はがっちりと抱擁。さらには熱烈な“キス”まで交わす事態に至り、ステージ上も客席も大騒ぎに。そんな二人を溝口が「ベストカップル」に認定し、ゲームは幕引きとなった。

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再び暗転した舞台上の画面には、先ほどの「女子会」VTRの続きが流れ始める。不良の正体は、2015年にお笑い芸人として本格始動した伊村製作所のコンビ。自分たちに辛く当たった溝口をさらうが、ハンサムたちが助けに駆けつける。“ハンサムスマイル”を浴びた不良の二人もハンサムとなり、いよいよフィナーレへ。

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新曲「Festival Night」「YES!WE CAN!」をはじめ、「THIS IS THE TIME」「BANG!」「Never Let Go」で踊りまくり、「無礼講!!!」では思いっきりタオルを回す。金銀テープが飛び出すキャノン砲も打たれ、会場のボルテージが最高潮に達する中、本編を終えた。

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アンコールでは「GO GO HANDSOME!LET’S GO HANDSOME!」の声が自然に沸き上がる。「Feel The Same」「ベストスマイル」を歌い上げると、再びメンバー一人一人から感謝の言葉が客席へ贈られた。今回、中心メンバーとして活躍した青柳は「今日、もう出た瞬間から(泣きそうで)ダメだったの・・・」と目を潤ませつつ、「こんなマッチョが涙を流すなんてね(笑)。でも、今回いろいろ大変なこともあったんです。新人も、ダンス初挑戦だったりしたんですけどがんばってくれました。がんばれるのは、皆さんあってのこと。本当にありがとうございます!」と改めてファンへ感謝の言葉を捧げた。

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「いつも応援してくれる皆さんへの歌です」と歌った最後の「ALICE」で、メンバーはできるだけ、ファンへ近づこうとステージの端ギリギリまで足を運ぶ。一階席の奥、二階席へと手を伸ばす。会場が大きくなり、どんなに物理的な距離が生まれようとも、そこにはハンサムメンバーとファンを繋ぐ絆が確かにあった。

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Wアンコールでは、「DEAR MY GIRL 2011」を会場全体で熱唱。「ありがとう 大好きだよ ココロから感謝してる!」その歌詞通りの想いを胸に、ハンサムたちは2017年、それぞれの次のステージへと進む。

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(取材・文/エンタステージ編集部)

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