結成15周年を迎えたアマヤドリ、『銀髪』で2017年1月に本多劇場初進出


アマヤドリ15周年記念企画の第三弾『銀髪』が2017年1月26日(木)から1月31日(火)まで東京・本多劇場にて上演される。「アマヤドリ」とは、2001年に「ひょっとこ乱舞」として結成され、2012年に現在の「アマヤドリ」に改称した劇団。主宰の広田淳一によるオリジナル戯曲を中心に、現代口語から散文詩まで扱う“変幻自在の劇言語”と、区ラッピングや群舞など音楽・ダンス要素も取り入れた「自由自在の身体性」を両輪とし活動を続けている。

『ロクな死に方』舞台写真
『ロクな死に方』舞台写真

『月の剥がれる』舞台写真
『月の剥がれる』舞台写真

十五周年企画公演では、第1弾に『ロクな死にかた』、第2弾に『月の剥がれる』を上演し、好評を博した。最後を締めくくる本作は、かつて元劇団員である成河が怪演を見せていた「ひょっとこ乱舞」時代の代表作。

上演にあたり、主宰・作・演出の広田からコメントが届いている。

◆広田淳一(主宰・作・演出)
『銀髪』はひょっとこ乱舞時代の劇団の代表作だ。平穏な日常を過ごす人々に、ささやかな混乱を提供する「パニック・ビジネス」というアイディアを集団の熱狂と共に描いた。当時、とんでもないテンションで無我夢中になってこの作品を書いたことを覚えている。熱狂を舞台に乗せるためには、偶発的に起こる混乱を一つの必然にまで高めるような技術もまた必要なわけで、今、劇団としてようやくそういったことにもう一度挑むだけの力が備わってきたと感じている。結成15周年の最後を、思いっきり前のめりの挑戦的な作品で締めくくってやろうと思う。ぜひ、立ち会ってやってください。

『すばらしい日だ金がいる』舞台写真
『すばらしい日だ金がいる』舞台写真

客演には、第七劇場の小菅紘史、ダンスパフォーマンス集団「梅棒」を率いる伊藤今人、劇団AUNの谷畑聡、クロムモリブデンの武子太郎、アナログスイッチの秋本雄基など、劇団として信頼の厚い旧知の実力派俳優が揃った。

「アマヤドリ」からは笠井里美、倉田大輔、渡邉圭介、小角まや、榊菜津美、沼田星麻、中野智恵梨、石本政晶、相葉るか、相葉りこ、一川幸恵、宮崎雄真、中村早香が出演。総勢30名以上という劇団至上最大スケールで、本多劇場初進出を果たす。

アマヤドリ15周年記念企画第三弾『銀髪』は、1月26日(木)から1月31日(火)まで、東京・本多劇場にて上演される。

【あらすじ】
大晦日の夜、脱サラして路頭に迷う維康(コレヤス)は、屋台のラーメン屋に突然現れた怪しげな男達に拉致される。その日から彼は、退屈な日常にささやかな混乱と不安をお届けするパニック専門のベンチャー企業「踝(くるぶし)コンドル」の一員となった。元帥・船場種吉(センバタネキチ)を中心にビジネスを展開する彼らは、様々な形式でパニックを売りさばき、やがて国民的支持を得て巨大企業へとのし上がっていった。苛烈な反対運動にも関わらず、次第にエスカレートしていく狂乱の中、ついに彼らの社運を賭けた一大イベント「ノストラドン」が始動する——。

チケットぴあ
NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。