韓国版『イン・ザ・ハイツ』横浜公演開幕!ヤン・ドングン、ルナ(f(x))が合同取材会で意気込みを語る


2016年10月16日(日)に韓国人キャストによる韓国版『イン・ザ・ハイツ』が、8月に東京・Bunkamura オーチャードホールで行われた東京公演に続き、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大ホールにて幕を開けた。本作は、第70回トニー賞で11冠に輝いたミュージカル『ハミルトン』を手掛けたリン=マニュエル・ミランダの作品で、今回は2015年に上演された韓国バージョンが初来日している。

神奈川公演には東京公演の出演者に加えて、新たにウスナビ役としてヤン・ドングン、ベニー役としてソンギュ(INFINITE)が加わった。神奈川公演の初日前には、合同取材会にヤン・ドングンとルナ(f(x))登壇。今回の公演にかける思いを語った。以下、二人のコメントを紹介。

韓国版『イン・ザ・ハイツ』舞台写真_2
2015年韓国公演舞台写真(ヤン・ドングン)

◆ヤン・ドングン(ウスナビ役)
最近の韓国ミュージカルの人気作のように、装置が派手なわけでもなく、刺激や残忍さのある作品ではありませんが、『イン・ザ・ハイツ』は肯定的なエネルギーに満ちた温かさを感じられるミュージカルになっています。
ウスナビ役は今回4人が演じますが、キャラクターへのアプローチの仕方や深さ、役者の実年齢もまったく違います。ですから、一つの役を皆で作り上げるというよりも、それぞれに合った演出・台詞を演出のイ・ジナさんがつけてくださいました。深みのあるウスナビを観たい方は、僕の回を見て頂ければ良いんじゃないかなと思います(笑)。
横浜は美しくて景観が良い街で、目の前に港があることが一番印象的でした。この作品は移民を扱っているので、海外、しかも港が近くにある場所での公演ということで、より感情移入ができるんじゃないかと思っています。
最後に僕が歌う「Finale」という曲の歌詞に「僕の立っているこの場所が、僕が生きていくべき場所だ」という部分があるのですが、僕自身、ステージに立ってこの歌を歌うと「自分が今立っているこのステージという場所が、自分の生きていく場所なんだ」と教えられる気がします。毎回感激しますし、エネルギーを受けてステージに立っています。

韓国版『イン・ザ・ハイツ』舞台写真_3
2016年8月東京公演舞台写真(ルナ)

◆ルナ(ニーナ役)
ミュージカルは、自分のやりたいこと(歌・ダンス・芝居)が全部入っているので、とても魅力を感じています。演出のイ・ジナさんは私の大学の先生で、若い頃からお世話になっている方です。大学では厳しい先生でしたが、社会に出てからは自分を俳優として扱ってくれて、今は俳優として成長していく上での道を教えてくれる“お母さん”や“お姉さん”のような存在です。
二幕の最初に歌う「Sunrise」は、私がこの作品をやりたいと思ったきっかけの曲なんです。歌えて嬉しいのですが、実は難しい曲。そして、最後のフィナーレで歌われる曲の中には「新しい太陽は昇る」という歌詞があります。この作品の登場人物達はつらい状況に置かれていますが、希望を忘れず前向きです。
観客の皆さんには「希望と周りの人への感謝する心を持つ」ということと「ポジティブに生きていけば幸せになれる」という、この作品に込められた思いを感じていただきたいです。私自身、この作品に出会えたことに感謝していますし、観る方も、この作品を通して希望を持ってくれたらいいなと思っています。

韓国版『イン・ザ・ハイツ』神奈川公演は、11月4日(金)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大ホールにて上演。

なお、上演を記念しスペシャルイベントの開催も決定。当該公演のチケットを購入した全員が参加できる「アフタートークショー」「ハイタッチ会」の他、スペシャルシート購入者限定で「写真撮影会」も行われる。実施日、参加者キャストなどの詳細は、公式ホームページにてご確認を。

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