感動再び!大迫力の生演奏、音楽劇『金色のコルダBlue♪Sky Prelude of 至誠館』開幕


2016年9月28日(水)、東京・シアター1010にて音楽劇『金色のコルダBlue♪Sky Prelude of 至誠館』が開幕した。本作は、コーエーテクモゲームスによるクラシックを題材にした人気ゲームシリーズを原作とし、2015年に上演され話題となった『金色のコルダ Blue♪Sky First Stage』の前日譚として、至誠館高校の吹奏楽部とブラスバンド部の対決を描いたスピンオフ作品。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、谷佳樹(八木沢雪広役)、中村祐志(火積司郎役)、小林涼(水嶋新役)、瀬戸祐介(火原和樹役)、碕理人(東金千秋役)、上田堪大(土岐蓬生役)、大平峻也(江波紫音役)、輝馬(長嶺雅紀役)が登壇した。

音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Prelude of 至誠館』_5

本作には舞台版ならではのオリジナルエピソードも加えられ、至誠館高校の吹奏楽部とブラスバンド部の関係を中心に、室内楽に打ち込む高校生たちの青春をクラシックの名曲に乗せ、熱く爽やかに描いている。吹奏楽部の部長を演じる谷は「八木沢の吹奏楽部への思い、部員に対する情熱、音楽とは何か?を求め行き着いた姿が前作以上に描かれています」と自身の役について説明。八木沢のライバルでブラスバンド部の部長を演じる輝馬は「長嶺は性格的には八木沢と方向性が似ているんですが、やり方が違うんですよね。冷静だけど、スゴく熱いものを持っている男です」と分析した。

そんな吹奏楽部とブラスバンド部の関係について、中村は「今回、ブラスバンド部は最強の相手だと思っています。その熱いバトルと、『First Stage』への繋がり、そして火積の心の叫びにも注目して欲しいです」と劇中同様に漢を感じさせる口調で語った。小林も「前日譚として、吹奏楽部の5人とブラスバンド部の5人で、最後まで楽しくやっていけたらと思っています。新としては、舞台上で何回“VIVA!”と言うのかを数えて下さい(笑)」と劇中のムードメーカーらしくアピール。

音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Prelude of 至誠館』_2

また、原作ではあまり描かれていないブラスバンド部の見どころについて、大平は「ブラスバンド部の皆が、実はこういうことを考えていたのか、とか、こういう一面があるのかというところを楽しんで下さい」とコメントした。

本作は至誠館高校を中心とした作品だが、八木沢と長嶺の恩師としての火原や、神南高校の東金と土岐も登場するため、至誠館高校のキャラクター以外のファンも楽しめる作品となっている。瀬戸は「先生になった火原は原作にもあまり描かれていないので、八木沢や長嶺との関係だけでなく、悩んでいる火積を自然な流れで導いていく姿を観てもらいたいですね」と明かした。

音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Prelude of 至誠館』_3

碕は「前回にはなかった幼なじみの雪との絡みも描かれています。神南高校では見せない姿を観てください。また、前作にもあったのですが、観客の皆さんと一緒に盛り上がるシーンがあるので、そこでは全力で声を出してください(笑)」と語った。また、上田は「僕ら神南高校が、良い意味で男クサくて暑苦しいものをスパイスとして加えて、作品を盛り上げられたらと思います」と神南高校のキャラクターとして本作への関わりを述べた。

2.5次元作品というジャンルでもある本作だが、谷は「『First Stage』の時に、この作品は“2.75次元”を目指しているというお話がありました。“0.25”は舞台を観に来た皆さんが、劇中の観客として参加されることを意味しています。ですので、観客の皆さんと一体になって、舞台を一緒に作り上げていけたらと、キャスト一同思っております!」と呼びかけた。

音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Prelude of 至誠館』_4

12月には『金色のコルダ Blue♪Sky First Stage』の続編となる『Second Stage』の上演も決定している本シリーズ。プロの演奏者による迫力ある生演奏と、至誠館高校を中心とした学生たちの葛藤や成長を、ぜひお見逃しなく!

音楽劇『金色のコルダBlue♪Sky Prelude of 至誠館』は、東京・シアター1010にて9月28日(水)から10月2日(日)まで上演。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

(C)星奏学院オーケストラ部 (C)音楽劇「金色のコルダBS」製作委員会

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