森鴎外の名作『高瀬舟・山椒大夫』を若手実力派俳優たちの声が紡いでゆく、『極上文學シリーズ』第9弾!


2015年10月9日(金)~18日(日)、新しい文学の形として注目を集める、本格文學朗読演劇 極上文學第9弾『高瀬舟・山椒大夫』が東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で上演される。森鴎外の名作2編『高瀬舟』『山椒大夫』のストーリーと登場人物が舞台上で絡み合い、若手実力派俳優たちが、鴎外の世界観を作り上げる。『極上文学』シリーズではこれまで、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』や芥川龍之介『藪の中』をはじめ、様々な文学作品を題材にしてきた。公演回ごとに配役が入れ替わるマルチキャスティングが一番の見どころで、毎公演違った雰囲気になることが注目されている。

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『高瀬舟』とは、遠島の刑に処された者を護送する船の名前だ。護送役の庄兵衛は、罪人の喜助がなぜか幸福そうに微笑んでいるのを不思議に思い、その訳を問う。そこで喜助は、自らが犯した“弟殺し”の予想外の真相を語り出した。
もう1編の『山椒大夫』は、日本の童話『安寿と厨子王』としても有名な物語である。旅の途中に人買いにたぶらかされてしまった姉弟・安寿と厨子王は、山椒大夫という悪党に買われてしまう。姉弟は、過酷な労働環境から抜け出して生き別れの母を探すため、山椒大夫の元を脱走しようと試みるが・・・。

舞台上で2作が入り交じるため、『高瀬舟』の喜助役と『山椒大夫』の山椒大夫役は同一キャストであり、『高瀬舟』の弟役と『山椒大夫』の厨子王役も同一キャストである。役者が二つの役を演じ分け、それぞれの物語を行き交いながら、観客を森鴎外の世界へと誘う。

また、独特の上演方式も注目を集め、朗読劇とは思えない役者の演技、生で音楽を奏でる「奏で師」や舞を舞う「具現師」の登場など、ユニークな演出は公演を重ねるごとに話題を呼んでいる。
読書の秋、文学の世界にどっぷりと浸かれる企画だ。
なお、エンタステージでは、読み師として出演する伊勢大貴のインタビューを掲載予定。こちらもお楽しみに!

本格文學朗読演劇 極上文學第9弾『高瀬舟・山椒大夫』
【演出】 キムラ 真(ナイスコンプレックス)
【脚本】 神楽澤小虎(MAG.net)
【原作】「高瀬舟」「山椒大夫」(森鷗外 作)
【読み師】 天宮 良、伊勢大貴、椎名鯛造、服部 翼、藤原祐規、松田洋治、松本祐一、水石亜飛夢、村田 充、(50音順)
【具現師】 赤眞秀輝(ナイスコンプレックス)、福島悠介、 神田友博(ナイスコンプレックス)、濱仲太(ソラトビヨリst.)
【奏で師・音楽】 橋本啓一

【日程・劇場】
<東京公演>
2015年10月9日(金)~18日(日)
CBGKシブゲキ!!
<大阪公演>
2015年10月24日(土)~25日(日)
大阪ビジネスパーク円形ホール

チケットぴあ
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