弾は再び込められた――。『最遊記歌劇伝-Reload-』いよいよ開幕!


峰倉かずや原作の大人気コミック『最遊記』シリーズ(一迅社刊)をミュージカル化した作品『最遊記歌劇伝』の新作『最遊記歌劇伝-Reload-』。2015年9月17日(木)から、東京・サンシャイン劇場で上演される本作だが、初日公演を前に、最終舞台稽古と記者会見が行われた。会見に挑んだのは、鈴木拡樹、椎名鯛造、鮎川太陽、藤原祐規、小野田龍之介の5人。本番に向けての意気込みと、本作に対する想いを語ってくれた。

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大妖怪・牛魔王の息子・紅孩児は、牛魔王の蘇生実験を目論む義母・玉面公主から“三蔵一行の抹殺と魔天経文の強奪”を命じられたが、心の迷い、弱さがまだ残っていた。それを見透かしたある科学者によって洗脳されてしまい、三蔵一行抹殺のため一人動き出す。

一方、蘇生実験を阻止すべく西域・天竺国への旅を続ける玄奘三蔵、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の四人は、川を渡れず家へ帰れなくなった少年“坤”と出会う。坤を家族に会わせるため、川を渡る決意をした三蔵一行だが、そこで待っていたのは川から突如現れた無数の妖怪たちとの戦いだった…。

『最遊記歌劇伝』鈴木拡樹

プライドが高く、非常に短気な性格の玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)役を、初演から演じ続けている鈴木は、「今回も必殺技・魔戒天浄を使うシーンがあるが、今までにない演出で表現されているので、そこは見どころの一つとして見ていただきたい」とコメント。「映像と動きを合わせるなど、テクニカルな部分が難しかったが、最終稽古でしっかり合ったので、本番では堂々と演じたい」と意気込んだ。

『最遊記歌劇伝』椎名鯛造

無類の食いしん坊であり、思ったことをすぐに口にする子供っぽい性格の孫悟空を、こちらも初演から演じている椎名は、「稽古場でお菓子を食べすぎた(笑)。そこまで広くない稽古場で、いつも僕の前にお菓子があったから、ついね」と、孫悟空に負けない食いしん坊エピソードを披露。最終稽古の感触はよかったようで、「しっかり確認も出来たし、あとは本番で思いっきり暴れるだけ」と気合十分といった表情を見せた。

『最遊記歌劇伝』藤原祐規

礼儀正しく、笑顔の似合う世話好きな青年・猪八戒役を演じる藤原は、「前作までは以外と三蔵一行が4人で行動しているシーンが少なかったが、今作は4人で行動するシーンが多くあるので、一行の会話や絡みなどが存分に楽しめると思う」と語った。また、「今まで経験したことがないこと」が起こったようで、「稽古中にアドリブでやったシーンがそのまま本番にも採用されている。公演を見た際は、そのシーンを探しながら見ても楽しいかも」と製作秘話を明かした。

『最遊記歌劇伝』鮎川太陽

大雑把で女癖が悪いが、男気と優しさを持ち合わす兄貴的存在・沙悟浄を演じる鮎川は、「まだ至るところに細かいミスがあると思うが、本番までにはすべて無くして、完璧な演技を披露したい。あとは、お客さんにすべての思いをぶつけるだけ」と意気込みを語った。稽古場では、「本編では後半部分にしか出てこない雀呂(ざくろ)役の林修司さんが、ふと見ると必ず台本をチェックしていたのが印象的。先輩でもある林さんの、芝居に対しての心意気を見て、感動した」と、先輩俳優の芝居と向き合う姿に刺激を受けた様子だった。

『最遊記歌劇伝』小野田龍之介

仲間想いで正義感も強い妖怪達のカリスマ的存在・紅孩児を演じたのは、6年ぶりに本作への出演となる小野田は、「今日が久々の公演だって思わないくらいどっぷり最遊記の世界に浸かっている。ただ、本番を前にして『ついに始まるのか!』というワクワクが止まらない」と高ぶる気持ちを露わにした。

最後に鈴木が「みなさんぜひ観劇してください。そして、末永くこの作品を愛してほしいです」と観客に呼びかけ、本番公演へと向かった。

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『最遊記歌劇伝-RELOAD-』は、2015年9月17日(木)~9月23日(水・祝)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演される。

(c)峰倉かずや・一迅社/最遊記歌劇伝旅社 2015

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