ウエンツ瑛士×濱田めぐみ、20年ぶりの共演は夫婦役!ミュージカル『スコット&ゼルダ』製作発表


天才作家・フィッツジェラルドと妻・ゼルダの愛と波乱の人生を描くミュージカル『スコット&ゼルダ』。2015年10月17日(土)より、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕となる本作だが、それに先駆け、8月27日(木)に都内で製作発表が行われた。ウエンツ瑛士、妻ゼルダ役・濱田めぐみ、1920年代の象徴役(日本版オリジナルの役)・中河内雅貴、作家・ベン役・山西惇、演出を手掛ける鈴木裕美の5人が登壇、本作の魅力や公演に対しての意気込みを語った。

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会見冒頭、中河内、ウエンツ、濱田によるパフォーマンス『唸るほどの金(Money to Burn)』『すべてをくれる人(You Do Everything For Me)』の2曲を披露。中河内のキレのあるダンス、ウエンツと濱田の軽快なデュエットは、現時点でも完成度の高い作品になることを思わせる。

『スコット&ゼルダ』01

「頼れる役者が揃いました」という冒頭の鈴木の言葉をうけて、「頼りがいのあるウエンツです」とあいさつをし、会場の笑いを誘ったフィッツジェラルド役のウエンツ。「言葉も大切ですが、その人が持っている心の奥底の魅力までも演じたい」と意気込みを語った。役作りのために、フィッツジェラルドの書籍などを見て、心境や行動などを理解し、近づきたいというが、「役が完成されたとき、僕の心がこの役に耐えられるか不安」と、豪快なフィッツジェラルドの性格に取り込まれないか心配な様子。しかし「この前お店に居た人全員の食事代を奢りました!今までこんなことしたことなかったのに!」と豪快なエピソードも披露。ウエンツの役作りは順調のようだ。

『スコット&ゼルダ』02

妻のゼルダ役を演じる濱田は、本作の舞台となる1920年代のアメリカの印象について、「煌びやかだけど、実際は黄金に輝いているわけではなく、中身は他の素材で構築されている、掴んだら崩れてしまいそうなイメージ」と独自の視点で語る。役作りについては「今の時代からその時代の“高み”に行った唯一の人物を、どのように見るかというテーマで、人物や年代を尊重して進めていきたい」と話した。

また、実に20年ぶりに共演するウエンツに対し「幼い頃のイメージしかなくて、まさか大人になったウエンツ君と夫婦役で共演出来るなんて。これも舞台の醍醐味ですね」と答えた。久々の再会について、「楽屋で『久しぶり!覚えてる?』って声をかけたら、『え?』って言われて…(笑)あんなに遊んだりしたのに、本当に覚えてないのかな」と苦笑い。これに対しウエンツが「全く覚えていないですね・・・(笑)」と答えると、濱田も会場も爆笑。

『スコット&ゼルダ』03

“1920年代を象徴する存在”という役柄の中河内は、「ちゃんと存在感を残しつつ、シーンにあった演技ができるようにしていきたい」と、この役に対しての意気込みを語った。また、鈴木と二人三脚で役作りに励みたいと話し、「成長した姿を見せることができればいいなと。どんどんしごかれて、どんどん食らいついて、この役を完璧なものに仕上げたい」と気合十分。

『スコット&ゼルダ』04

作家・ベンを演じる山西は「ミュージカルなので僕も歌ったり踊ったりすると思っている方が多いと思いますが、“ハーフハーフ”」と浅田真央風にコメント。演じるベンに対し、「大天才であるフィッツジェラルドの半生を書こうと思ったベンだけど、本当に普通の人間であり、普通の物書きというイメージ。そこから彼のことを書いていくうちに、自分の中の物書きに対する考えが変わってくる感じかな?」と受けたイメージを語り、「そのあたりまで上手く表現できるようにしたい」と笑顔で語った。

『スコット&ゼルダ』

終始笑いにあふれ、和やかな雰囲気に包まれた製作発表。お互い「息ぴったり」と語るウエンツと濱田が織りなす、華麗なる人生にご期待あれ!

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ミュージカル『スコット&ゼルダ』は、2015年10月17日(土)~11月1日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。

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