マーティン・マクドナー×小川絵梨子『スポケーンの左手』2015年11月開幕!


イギリス人劇作家で、映画脚本家・監督・プロデューサーの顔を併せ持つ、マーティン・マクドナー。国内外で高い評価を得ているマクドナーの代表的な戯曲『スポケーンの左手』が、2015年11月14日(土)より、東京・シアタートラムにて公演となる。

舞台はかつて大勢のアイルランド人が期待と不安を胸に海を渡ったアメリカ。純粋にアメリカの話だという点で、マクドナー作品としては異色の作品と言えるだろう。とはいえ、場所はシアトルから450キロ東へ行った人口20万足らずの小都市スポケーン。
左手を失くした40代後半の男カーマイケルが、古ぼけたホテルの部屋に入って来る。彼はここに投宿する。彼は27年間も失くした手を探しているのだった。そこへ若い詐欺師のカップル、トビーとマリリンがカーマイケルの左手を持っていると言って売ろうとするが、結局は縛り上げられ、少しでも動いたら爆弾が爆発すると脅される。一方ホテルのフロント係りのマーヴィンは、ちょくちょく現れては三人の対立をけしかける。

翻訳・演出は、サム・シェパード作『今は亡きヘンリー・モス』(2010年)、『HISTORY BOYS』(2014年)を手掛けた小川絵梨子。出演は、蒼井優(『三人姉妹』)、岡本健一(『The River』)、成河(『アドルフに告ぐ』、中嶋しゅう(『狂人なおもて往生をとぐ』)。

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展開の早いブラックコメディーで、滑稽さと、マクドナーの世界観溢れる言葉満載の舞台が小川の手でどのように創造されていくのか期待が膨らむ。『スポケーンの左手』は、11月14日(土)~11月29日(日)、東京・シアタートラムにて上演。

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