元劇団四季のトップスターが演出!戦後70周年記念音楽劇『君よ生きて』6月26日から上演


元劇団四季のトップスターであり、新進気鋭の演出家・望月龍平が手がける音楽劇『君よ生きて~先人たちが繋いだ命のバトン~』が、戦後70周年を迎える今年、2015年6月26日の東京公演を皮切りに全国ツアーをスタートさせる。本作品は、現代に生きる20代の青年(トモキ)が、亡き曾祖父(善吉)の魂に誘われ、時代を超えて、第二次世界大戦の終焉直後に起こった悲運ともいえる「シベリア抑留」の過酷さを体験するという内容だ。

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芝居の舞台となるのは、現代の日本、シベリアのラーゲリ(収容施設)、そして抑留者たちの生還地となった「岸壁の母」で知られる舞鶴港。時代考証は、ユネスコ世界記憶遺産への登録を目指す舞鶴市と「舞鶴引揚記念館」の全面的なバックアップのもと、様々な資料をもとにして行われた。また、実際の抑留体験者たちとも面会し、語られた内容を芝居作りに活かしているという。

演出を担当した望月は以下のようにコメントしている。
「もちろん、多くの先人たちが犠牲になったシベリア抑留という史実を忘れてはいけない、というメッセージはベースにあります。しかしもっと伝えたいのは、過酷な中を必死に生きようとした先人たちの姿であり、想いです。その想いとは、命のバトンを何とかして次代へとつなげたい、そして、日本をより良い国にして欲しい、そんな切実な想いなのです。
戦後70年のいま、果たして日本はそんな先人たちが願ったより良い社会になったのか?命のありがたさを誰もが感じ、自他の命を軽んじるようなことのない社会になったのか?一人ひとりが、自分にできる形で、次代へと何かのバトンを渡そうと必死に生きているか?そんなことを自分も含め、音楽劇『君よ生きて』を通して、みんなで考えてみたい」

音楽劇「『君よ生きて』~先人たちが繋いだ命のバトン~」望月龍平

東京公演キャストは、小西のりゆき、高橋航大(新人)、伊東えり、岡田静、秋本みな子(トリプルキャスト)、武藤寛、冨田浩児、青木結矢、谷口あかり、武田優子、石橋佑果、ユウサミイ(Guitar,Vo)、小澤時史(Piano)、馬江尚子(Violin)、他。

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音楽劇「『君よ生きて』~先人たちが繋いだ命のバトン~」は、2015年6月26日(金)~28日(日)、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校「1F特設ステージ」での上演を皮切りに、舞鶴、大阪、福井、名古屋、広島、千葉、八王子、横浜で上演される。

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