第69回トニー賞にノミネートされた俳優たちの喜びのコメント、到着【後編】


アメリカ現地時間4月28日(火)、今年で第69回を迎える演劇の祭典、トニー賞のノミネートが発表となった。各部門にノミネートされた作品と人物については先日お伝えしたとおりだが、インタビューに応えたノミニーから喜びの声やコメントが挙がっているので、前編に引き続き後編として、いくつか紹介しよう。米thestar.comが報じている。

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“エレファント・マン”と呼ばれた奇形の男ジョン・メリックの人生を描く『エレファントマン』で、演劇部門助演女優賞にノミネートされたパトリシア・クラークソン。彼女は、「私の女優人生において最高の経験、かつ貴重な経験のひとつとなりました。ブロードウェイ公演が幕を閉じても、まだ終わりじゃないのが嬉しいわ。今度は他の国を侵略しに行くわよ!」と、次に控えるロンドン公演へ意欲を燃やしている様子。

そして、アジア人女優のルーシー・アン・マイルズは、『王様と私』の演技でミュージカル部門助演女優賞にノミネート。「アジア系アメリカ人の俳優は、長い間認められることを望んで闘ってきました。そして、お決まりの役柄に納まるのではなく、メインストリームとしての声を持つことを目指してきたんです」と、アジア系女優としての誇りを語った。共演者で同じくアジア系俳優である渡辺謙も主演男優賞にノミネートされているだけに、喜びもひとしおではないだろうか。

初のミュージカル誕生を描いた『Something Rotten!』からは、ミュージカル部門助演男優賞にクリスチャン・ボールがノミネートされている。「出演者とスタッフ全員が本作に心を注いでいるんだ。僕たちのそんな心意気を観客も感じてくれていると思うし、観客の反応も最高だよ」と語り、観客との一体感を楽しんでいるようだ。最後に、昨年はまだジュリアード学院の学生だったアレクサンダー・シャループは、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』の演技で演劇部門主演男優賞にノミネートされたことに、「トニー賞にノミネートされるなんて夢にも思わなかった!」と、喜びをあらわにしている。

第69回トニー賞授賞式は、2015年6月7日(日)にニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される。日本ではWOWOWプライムにて6月8日(月)8:00より生中継。

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