第59回岸田國士戯曲賞の最優秀候補作品が決定


第59回岸田國士戯曲賞の選考会に向けて、最優秀候補作品となる8作が選出された。同賞は、劇作家・岸田國士の業績を顕彰するとともに、若手の劇作家の育成を目的として白水社が主催する戯曲賞。新人劇作家の登竜門とされることから、「演劇界の芥川賞」とも称される。選考対象は、原則として1年間に雑誌発表または単行本にて活字化された作品。ただし画期的な上演成果を示したものに限り、選考委員等の推薦を受ければ、生原稿・台本の形であっても、例外的に選考の対象とすることがある。

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以下、選出された作品を紹介する。(作者名の五十音順)

■桑原裕子『痕跡(あとあと)』 (上演台本)
KAKUTA/2014年8月10日~17日 青山円形劇場 ほかにて上演

■角ひろみ『囁谷シルバー男声合唱団』 (上演台本)
演劇集団円/2014年11月3日~11月12日 ステージ円にて上演

■田村孝裕『世界は噓で出来ている』 (上演台本)
ONEOR8/2014年10月16日~11月17日 穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース ほかにて上演

■福原充則『つんざき行路、されるがまま』 (上演台本)
月影番外地/2014年11月7日~11月16日 ザ・スズナリにて上演

■古川日出男『冬眠する熊に添い寝してごらん』 (新潮社刊)
Bunkamura25周年記念第1弾/2014年1月9日~2月1日 シアターコクーンにて上演

■ペヤンヌマキ『男たらし』(上演台本)
ブス会/2014年1月29日~2月4日 下北沢ザ・スズナリにて上演

■山内ケンジ『トロワグロ』(上演台本)
城山羊の会/2014年11月29日~12月8日 三鷹市芸術文化センター ほかにて上演

■山本卓卓『うまれてないからまだしねない』 (上演台本)
範宙遊泳/2014年4月19日 ~4月27日 (日)東京芸術劇場シアターイーストにて上演

今回の選考委員は、岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、松尾スズキ、松田正隆、宮沢章夫という顔ぶれ。選考会は、2015年2月16日(月)17:00より東京神保町・學士會館にて行なわれる。

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