市村正親「こちらが“ありのままに”の本家本元!」『ラ・カージュ・オ・フォール』30周年キャストお披露目会


2015年2月6日(金)に、記念すべき日本初演30周年の公演を迎える大ヒットミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』。本日、12月17日(水)東京キネマ倶楽部にて、30周年キャストお披露目会が開催され、幸運な招待客を前に、出演キャストによる歌とダンスのパフォーマンスや、トークイベントなどが行われた。

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本作の舞台はゲイクラブ“ラ・カージュ・オ・フォール”。経営者ジョルジュと、看板スターのザザことアルバンは20年間同棲生活を送っているが、倦怠期を迎えている。ジョルジュの最愛の息子ジャン・ミッシェルが、保守的な政治家ダントン議員夫妻の娘アンヌと結婚すると宣言したことによっておこる騒動が描かれた大ヒットミュージカルだ。

ラ・カージュ・オ・フォール

お披露目会は、クラブで働く踊り子たち“カジェル”による本作のミュージカル・ナンバー「ありのままの私たち」の歌とダンスの披露というオープニングに続き、鹿賀丈史や市村正親をはじめ、相葉裕樹、愛原実花、香寿たつき、真島茂樹、新納慎也、今井清隆森公美子という9名のプリンシパル・キャストが登壇。1993年以来、6回目のザザ役となる市村が、直前に披露された楽曲にちなんで「今年は映画『アナと雪の女王』の影響で”ありのまま”という言葉がだいぶヒットしていますが、こちら(『ラ・カージュ~』)が本家本元の“ありのまま”ですので!」と挨拶し、他のメンバーも力強く同意すると、会場は大爆笑。その後も市村は、自身の健康状態に触れるも「胃を半分に切って、無事、生還いたしました! 現在はお父さんの役で『モーツァルト!』に出演中なのですが、今日は“お母さん”の役で『ラ・カージュ~』に参加します(笑)。この作品にまた参加できることは、俳優として、そして女優として、こんなに嬉しいことはありません(笑)」と、まさに元気いっぱいの様子。

ラ・カージュ・オ・フォール

市村とその“夫”役を演じる鹿賀は、劇団四季時代からの盟友。「(鹿賀)丈史とは『イエス・キリスト=スーパースター(後の『ジーザス・クライスト=スーパースター』)以来、42年くらいの付き合いになるのですが、(この作品で共演した)最初のころは『こんなに長い付き合いの中で、こんなに見つめ合う作品も初めてだよね』と言っていました」と、市村が当時を振り返ると、鹿賀は「まさか夫婦はやらないだろうと思っていたのですが、この作品でいっちゃん(市村)と夫婦役を演じることになって(笑)。ジーっと見つめ合っていると『ああ、やっぱり老けたな』と思ったりしながら芝居をしています(笑)」と思わぬ告白。これを聞いた市村が思わず「今回は、そういうことを考えないでやろうね!」と懇願し、会場の笑いを誘うという光景も見られた。

ラ・カージュ・オ・フォール

ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』は、東京・日生劇場にて2015年2月6日(金)から28日(土)まで、大阪・梅田芸術劇場にて3月6日(金)から8日(日)まで上演予定。

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