浦井健治、加藤和樹らがマサラ・ミュージカルに挑戦!『ボンベイ ドリームス』日本初上陸!


ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバー(『オペラ座の怪人』ほか)がプロデュースしたインド映画界“ボリウッド”を舞台にしたミュージカル『ボンベイドリームス』。2002年にウエストエンドで、その後ブロードウェイでも上演された人気作が、2015年1月~2月に東京・大阪で上演される。その製作発表記者会見が12月16日(火)に都内で行われた。会場には浦井健治、すみれ、加藤和樹、朝海ひかる、川久保拓司、そして演出の萩田浩一が姿を現した。

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本作にも登場する、注目のダンスチーム「梅棒」らのパフォーマンスからスタートしたこの日の会見。梅田芸術劇場からの冒頭の挨拶では「平井堅さんの新曲も話題になっていますが、男性陣は平井堅さんに負けないような濃いメンバーが揃ってます」との言葉で、早くも会場が笑いに包まれた。

『ボンベイドリームス』梅棒と共にポーズを決めるキャスト陣

続いて、演出・荻田浩一が「ロンドンで作られたインド人スタッフによるインドミュージカルという不思議な作品。それを日本人スタッフ、日本人キャストで作るということで、美しい西洋絵皿に盛られた和風カレーみたいな感じで(笑)年頭からホットでスパイシーな気持ちになっていただければ」と挨拶。

主演・浦井は、インドのスラム街に住み、ボリウッドのスターを夢見る青年、アカーシュを演じる。「マサラミュージカルが日本で今上演されるのは必然だな、と思います。このメンバーならではの作品…自分はその中で和風カレーのジャガイモとかになれればいいなと思ってます(笑)」アカーシュが一目惚れする映画監督を目指す女性・プリヤを演じるのは近年幅広い活躍を見せるすみれ。「四度目のミュージカルなんですけど、まだみなさんに教えていただきながら楽しみながら、お客様にも楽しさがパワーとして通じたらいいなと思います」とコメント。

『ボンベイドリームス』浦井健治と朝海ひかる

大女優・ラニを演じる朝海ひかるは「大女優役の朝海です。意外と大女優とついた役はこれまで演じたことがなくて。みなさまに楽しい、きらびやかな世界をお届けしたいです」とのこと。ちなみに浦井演じるアカーシュをいびる(!?)役柄らしく、そこも要注目だ。プリヤの婚約者、ヴィクラムを演じるのは加藤和樹。「僕は地黒でして、ついにきたかと。見た目こんなきらびやかですが、弁護士です(笑)。こんな弁護士いるのかと思いながらも、この『ボンベイ~』世界に入ると意外に地味だったりします。皆さんに負けじと、カレーのスパイス、隠し味のソースになれればいいなと思います」アカーシュの幼なじみ、ヒジュラのスウィーティーを演じるのは川久保拓司。ちなみにヒジュラとは、インドにおける「第三の性」のこと。「見た目になにぶんメッセージ性が強いので何を言ったらいいかわからないのですが(笑)ボリウッドの光と闇を描いた作品ということで、個人としても楽しみですし、荻田先生とみんなで一緒につくり上げるミュージカルに今からワクワクです」と語った。

『ボンベイドリームス』加藤和樹とすみれ

『ボンベイドリームス』朝海ひかると川久保拓司

出演が決まった時の感想は、という記者からの質問に、浦井は「ラフマーンさんのアルバムを聴いて、なんて素敵な楽曲が揃っているんだと。ラブバラードもあり、クラブシーンでも通用するノリノリのもの、ポップスでも通用するすごくキャッチーなもの、でもどこかインド風な印象もあって。これを歌うとなると、演歌の『えんや~』という風になっちゃ怖いぞと(笑)そうならないように注意しないといけないなと。あと「世界ウルルン滞在記」(TBS系で放送していたドキュメンタリー番組)でインドに行っといてよかったなと思いました(笑)」と笑いながら語ると、加藤も「以前、小池修一郎先生に『お前はインド人みたいだ』と言われたことがあって、このことだったのかと(笑)それだけではなく、きらびやかな世界の中で、ヴィクラムという役の持っている信念にもとづいて一生懸命演じていきたいなと」と口にし、それぞれの形でこの作品に感じている“縁”を語り、会場を沸かせていた。

ミュージカル『ボンベイドリームス』は2015年1月31日(土)~2月8日(日)東京国際フォーラム ホールCで、2月14、15日(土、日)には大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。2015年のスタートに相応しい、楽しさあふれる作品になりそうだ。

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