大地真央主演『夫が多すぎて』開幕!


女優・大地真央が主演を務める舞台『夫が多すぎて』が10月30日(木)、東京・日比谷シアタークリエで初日を迎えた。開幕直前に行われた会見には大地、共演の石田純一、中村梅雀の3人が舞台の扮装姿で登場。2人目の“夫”を演じる石田は「大地さんはいつも違う芝居の球を投げて来る最高のテクニシャン。」とコメント。

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本作は今から100年前にイギリスの文豪 サマセット・モームが執筆した喜劇。主役のヴィクトリアを演じる大地は「今年は宝塚も100周年ですし、『宝塚歌劇の殿堂』100人にも入れて頂きました。父がもし生きていれば今年で100歳という事もあり、つくづく“100”にご縁があるのだと思います。」と4つの“100”にまつわるエピソードを披露した。

舞台は1918年のロンドン。3年前に戦争で夫を亡くしたヴィクトリア(大地)は夫の親友フレデリック(石田)と再婚し暮らしている。するとそこに死んだはずの最初の夫・ウィリアム(中村)がいきなり現れる。最初の夫と2番目の夫、2人の“夫”に挟まれてヴィクトリアをめぐる三角関係が勃発するのかと思いきや、戦争成金のペイトン(徳井優)も巻き込み事態は思わぬ方向に…。

会見のあと、しばらくの後、初日の公演がスタート。天真爛漫でちょっと天然、可愛いわがままで周囲をとりこにしていくヴィクトリアを大地真央が好演。一歩間違えたら嫌な女になりかねないキャラクターを明るくチャーミングに演じている。彼女に絡む男性たちのキャラクターも面白い。

今流行のドロドロの不倫劇や三角関係ではなく、大人の男女のクスっと笑える恋愛コメディは出演者の達者さもあり小気味良い。(劇中、石田演じるフレデリックの「不倫は○○」発言に客席は大盛り上がり!)カーテンコールではこの舞台の為に書き下ろされたテーマソング「おんなのこころ」のステージングもあり、最後まで明るく楽しい気持ちで物語の世界に浸る事が出来る。終演後はどこかでワインでも傾けながら“大人の恋”について語りたくなる作品だ。

『夫が多すぎて』は、10月30日(木)~11月17日(月)東京・日比谷シアタークリエで上演。その後全国公演あり。

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