尾上松也ら3ペアで上演、男同士の究極の愛を描く犯罪心理劇『スリル・ミー』


11月7日(金)から24日(月)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて、ミュージカル『スリル・ミー』が上演される。

本作は、1924年、アメリカ・シカゴで実際に起きた誘拐殺人事件をモチーフに、ステファン・ドルギノフがミュージカル化した作品。2005年にオフブロードウェイで上演され、ロンドン、ギリシャ、ドイツ、韓国など、世界各国で公開されてきた。今回、日本では、2011年の初演以来、5度目の公演となる。

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登場人物は、同じ大学で法律を学び、何ひとつ不自由のない裕福な家庭で育った“私”と“彼”。恵まれた環境にありながらも、現状に満足できない“彼”は、スリルを感じるためだけに、次々と犯罪に手を染めていく。“私”は、間違っているとわかっていながら、“彼”を愛するあまり、求められるまま犯罪に手を貸す。次第にエスカレートしていく二人の犯罪は、やがて取り返しのつかない惨劇を引き起こすのだが――。

このスリリングな舞台の演出を手掛けるのは、初演から引き続き、2012年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した栗山民也。“私”と“彼”、そしてピアノ1台だけというシンプルな構成で、濃密な空間を作り出す。

“私”と“彼”を演じるのは、人気・実力を兼ね備えた俳優たち3組のペアが登場。歌舞伎界のプリンス・尾上松也演じる“私”には、『デスノート The Musical』で夜神月役に決定している柿澤勇人が“彼”になる。ミュージカル『エリザベート』で、共にルドルフ(オーストリア皇太子)を演じた田代万里生と伊礼彼方が、まったく正反対の“私”と“彼”にどう扮するか。そして、テレビドラマ『トクボウ 警察庁特殊防犯課』(読売テレビ)で、まじめな警察官・辻恵一役が記憶に新しい松下洸平の“私”とタッグを組むのは、特撮テレビドラマ『牙狼-GARO-』(テレビ東京)で主人公の冴島鋼牙役を演じた小西遼生。それぞれ違うタイプの3ペアを楽しめるのも、見どころのひとつだ。

『スリル・ミー』

11月7日(金)~11月24日(月・祝)東京・天王洲 銀河劇場
11月29日(土)大阪・サンケイホールブリーゼ

キャスト:
尾上松也(松竹)×柿澤勇人
田代万里生×伊礼彼方
松下洸平×小西遼生
原作・脚本・音楽:ステファン・ドルギノフ
演出:栗山民也

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