ミムラ、戸次重幸らが夫婦の闘いを演じる『スタンド・バイ・ユー』


『ちゅらさん』『最後から二番目の恋』等、数々のヒットドラマを手掛ける岡田惠和が書き下ろす初戯曲の舞台『スタンド・バイ・ユー』の製作発表が、東京・代官山 鳳鳴館にて行われた。

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「曲名としても有名な『STAND BY “ME”』は『そばにいてほしい』というような意味だが、『STAND BY “YOU”』だと、『あなたのそばにいる』という、より強い意味合いになる」と岡田が語る本作。とあるリゾート地での一夜を舞台に、二組の夫婦のあくなき闘いを、建前と本音を交えつつ描く大人のコメディだ。演出を務めるのは、『トリック』『SPEC』シリーズ等の映像作品、また舞台『真田十勇士』『悼む人』等を手掛けた堤幸彦。

出演は、舞台初挑戦となるミムラ、その夫役に戸次重幸(TEAM NACS)、そしてもう一組の夫婦を演じるのは勝村政信と真飛聖だ。役者人生10周年を迎えたミムラは本作について「“夫婦とは”という問いが描かれ、おかしいな、不思議だな、でも愛しいな、というところに結びつく作品。若い人たちにも『不可思議だけど、結婚してもいいんじゃないか』と思ってもらえたらいい」と語った。

ミムラ演じるハルカという女性が「自分自身といちばんかけ離れている」という話をうけ、戸次は「僕が演じるのは、特に仕事に対して虚勢を張っている、器の小さなチャライ男の役。等身大の自分に非常に近い(笑)一切役作りせずに自然体で臨みたいと思います。お客様からしたら、第一印象で「嫌い!」と思うような役…巡り巡って「戸次が嫌い!」と思われるかもしれないですね(笑)。嫌われても役者としては本望…」と語り、笑いを誘っていた。

なお、作品のテーマに絡め「理想の夫婦像」を問われると、ミムラ「嘘をつかない、夫婦」戸次「結婚経験のない僕としては…おこづかい制は嫌ですね!(笑)共働きなら共通口座から引き落とされるクレジットカードを持つ…とか。だから結婚できないんですね(笑)」真飛「素直でいられる夫婦関係が理想」勝村「夫婦に理想なんてないと思うんです。すべての夫婦がオンリーワン。二人で歩んでいくことそのものが、理想なのではないでしょうか」とそれぞれが思い描く夫婦像を語っていた。

出演は、4人のほかにモト冬樹、広岡由里子、馬場良馬。「一度見たら忘れられないような作品にしたい」と堤が語る『スタンド・バイ・ユー』は、東京・日比谷シアタークリエにて、2015年1月12日(月)~27日(火)上演される。また、大阪・静岡・名古屋・福岡での上演もあり。

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