『とどけ!愛のうた』橋本じゅんインタビュー!ミュージカルへの愛情を感じた最強の布陣


動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で生田絵梨花主演、柿澤勇人、斉藤慎二、シルビア・グラブ、橋本じゅん出演のミュージカルドラマ『とどけ!愛のうた』が独占配信中。本作で、主人公・希奈梨(生田)が勤める町の小さな印鑑屋、真壁印章の社長・真壁陽一郎を演じる橋本にインタビューした。

コロナ禍の不透明な状況がいまだに続く中、日本を代表する一流の音楽スタッフ、キャストが「今こそ、このようなエンタテインメントを世に送り出したい」と企画に賛同し創り上げられたミュージカルドラマ。劇中で歌われるミュージカルナンバーは、日本が誇る超一流クリエイターである服部隆之と森雪之丞の最強タッグで作られ、生田、柿澤ら数々のミュージカル作品で活躍する俳優陣が素晴らしい歌声を披露している。

新型コロナ感染拡大のために自粛生活を送る中、ゴールデンウィークを翌日に控えた4月24日金曜日、町の小さな印鑑屋、真壁印章の社員たちに突然「リモート飲み会」のメールが届いたところから始まり、それぞれが抱えていた“思い”が自粛期間、そしてリモート飲み会をきっかけに動き出していく・・・という物語が展開される。

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撮影は同じハウススタジオ内で行われたが、各部屋での撮影ということでバラバラの場所に。稽古では合うことは会っても中々撮影現場では合うことはなかったようで、橋本は「顔合わせを含め、撮影期間は5日だけ。ソーシャルディスタンスを守りましょうという時期での撮影だったので、みんなで飲みに行くこともせず、5人で固まって話し合うこともなくて。安易に近寄るのもまずいっていう空気感の中、話したいけど話せないという思いが物語にも反映された作品でした」と明かした。

また、“リモート飲み会”がテーマになっているが、その経験について聞くと「どうしても仕事でリモートをやらなければいけないときがあり、リモートに慣れるために僕がホストとなって友人たちと予行演習というリモート飲み会をしました。実際に外へ出ちゃいけない時期だったので、友人の顔を見たときは本心からうれしかったです」と振り返り、「特にエンタテイメントの世界は光りが見えない状況で、公演がことごとく中止になり、本当に俳優としてやっていけるんだろうか・・・という思いもありましたし。そんな中、このドラマのオファーがきて。『えっ、リモートで芝居?しかもミュージカル?出来るの?』と最初は思いました」とオファーを受けた際の気持ちも教えてくれた。

「無謀な企画だと思ったのも事実」という不安がありつつも、「服部英司さん(企画・プロデュース・総合演出)の『ミュージカルをやりたい、やれるかじゃなくやるんだ!』という熱意が僕らを引っ張ってくれたんです」と明かす。また、最終回の最後には“カーテンコール”の場面があったが、「舞台が中止になり、いつまたやれるのか分からない状況でカーテンコールを出来たことはすごくうれしかったです。まるで舞台でお客様が見ているような編集、構成になっており、ミュージカルや舞台への愛情や敬意を感じられました」としみじみ本作の熱量に感動した様子。

さらに本作の魅力について「まず楽曲が素晴らしい。『半沢直樹』の音楽も手掛けている服部隆之さんが森雪之丞さんとタッグを組んでミュージカルナンバーを担当してくださっています。ミュージカルのクオリティとしましては最強、最高レベルであることは間違いありません」と自信を持ってアピール。

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そして、最後に「コロナ禍で明日、どうなるんだろう?という日々を経験された方には、ぜひご覧になっていただきたい。前を見ても何もない、横を見るのも怖く、後ろも振り返れない。でも、空はきっとみんなと繋がっている。そしてその人たちと絶対にまた会える。そんな内容になっていますので、ぜひ見てほしいと思います」とメッセージを送った。

◆配信情報
オリジナル連続ミュージカルドラマ『とどけ!愛のうた』
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて独占配信中

【作曲・編曲・音楽監督】服部隆之(※『隆』は、「生」の上に「一」が入ります)
【作詞】森雪之丞
【脚本】伊藤正宏

【企画・プロデュース】服部英司(TBS)、遠藤学(東宝)
【総合演出】服部英司
【演出】服部英司、斉藤崇、藤野大作、伊藤雄介

【出演】生田絵梨花、柿澤勇人、斉藤慎二、シルビア・グラブ、橋本じゅん

(文/エンタステージ編集部 3号)

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