鷲尾修斗×遊馬晃祐×佐藤信長インタビュー!舞台『レイルウェイ』~Take Off~は「新たな化学反応で何倍もおもしろい作品に」


劇団ホチキス主宰の米山和仁が作・演出を手掛け、「鉄道×アイドル」という異色の組み合わせが話題を呼んだ舞台『レイルウェイ』の続編、舞台『レイルウェイ』~Take Off~の上演が、6月20日(土)から予定されている。

関東のローカル鉄道「関西(せきにし)電鉄」の再興を賭けた起死回生プロジェクトとして生まれたアイドルグループ「RAILWAY」の姿を描いた前作に続き、今作では「RAILWAY」にライバルが登場。生き残りをかけたアイドルバトルの幕が開く。前作に続き、主人公の音無歌五郎を演じる鷲尾修斗、朝霧涼平役の遊馬晃祐、滑川達也役の佐藤信長が、前作公演時の思い出や本作にかける意気込みを聞いた。

――第二弾の公演決定おめでとうございます。お三方は、前作に続いてのご出演になりますが、続編が決まった時のお気持ちを教えてください。

遊馬:前作では、観に来てくださった方の反応もすごく良くて、楽しんでもらえていたので、続編ができたらいいなって僕自身も期待していました。こうやって、正式に決まって、新しいキャストも加わることになって、もっとパワーアップした作品をお観せできると思うと楽しみでしかたないです。早くやりたい!早くお観せしたいという気持ちでいっぱいです。まだ公演は先ですが、今から楽しみにしてくださるお客さんの声もたくさんいただいているんですよ!なので、できることを信じて『レイルウェイ』を作っていきたいと思っています。

佐藤:去年の2月に第一弾をやって、もう1年経ったんですが・・・そんなに時間が経ったという気が全然しないんですよね。

鷲尾:懐かしいね、もうそんなに経ったんだね。

佐藤:うん。第一弾の時、僕はとにかくダンスを覚えるのが苦手で、本当に苦労して覚えたんですが・・・そのダンス、今でも覚えているんです。今回はまた新しいダンスと歌があるので、稽古をがんばって、本番では成長した自分の姿を見せられたらいいなと思います。

遊馬:成長、自分でも(すでに)感じてる?

鷲尾:当然だよね?だって、(佐藤は)TFG(注:佐藤が所属しているアーティストグループ)で活動しているんだから!

佐藤:(笑)。

014562_3.jpg

――鷲尾さんはいかがですか?

鷲尾:2.5次元作品では続編のある作品も多くありますが、オリジナル作品で続編ができるというのはそう多くはないと思います。これも、皆さんが応援してくれたおかげだと思いますので、その期待に応えられるように、がんばっていきたいと思います。今回は新メンバーも増えたので、また新しい「レイルウェイ」をお観せできたらと思っています。

――前作の公演を経て、手応えは感じましたか?

遊馬:オリジナル作品に出演したのはこの作品が初だったので、当然、原作がない中でキャラクターを作っていくことも初めて。これでいいのかなという不安がずっとあったんですが、舞台に立って、皆さんが楽しんでいるのを見て、安心ましたね。反響もすごく良かったですし、だからこそ続編も決まったとも思うので、次の公演も楽しみです。信ちゃん(佐藤)も言っていましたが、僕も成長した姿を見せられたらいいなと思います。

鷲尾:何?その「成長の現場」みたいなコメントは(笑)。

遊馬:修斗さんも成長した姿をお見せしてね(笑)!

鷲尾:がんばるよ(笑)。

014562_5.jpg

――(笑)。佐藤さんはいかがですか?

佐藤:稽古場では、何度も同じシーンを演じているから、もう誰も笑わないんですよ。だから、稽古中はこれでお客さんを楽しませることができるのかどうかが分からなくなってしまっていて・・・。だから、初日は不安で仕方なかったんです。でも、公演が始まったらお客さんが楽しんでくれているのが分かりましたし、思ってもいなかったシーンでリアクションしてくださったりしたので、自信がつきました。ダンスの自信がついたのは最終日でしたけど(笑)。

全員:あはは(笑)。

鷲尾:リピーターも多かったからそれもすごく嬉しかったよね。この作品は、舞台を観慣れてない人も楽しんで観劇することができるという魅力があると思います。それに、増木さん(磯貝龍乎)のアドリブもあって、毎回違ったものをお観せできたので、それも楽しんでいただけた理由なのかなと思っています。なので、毎公演良いものをお届けしないとという気持ちがとても強かった印象があります。

――「RAILWAY」チームとしては、新たに武藤優馬役の赤名竜之輔さんと金子奏多役の坪倉康晴さんという2人の新キャストを迎えますが、皆さんがいればチームワーク面では安心ですね。

鷲尾:本当に新しいメンバーを迎えることにも心配はないですね。二人は赤名くんと坪倉くんとは共演したことある?

佐藤:僕は赤名くんとは共演させてもらったことがあります。彼は、もともとグループ活動もしているので、ダンスがめちゃめちゃうまいんですよ。

遊馬:じゃあ、今回のダンスリーダーだね(笑)!

佐藤:前回は、(八雲樹役の)滝澤諒くんが年下ながらダンスリーダーやってくれていたんですが、今回は、赤名くんですね!先日お会いする機会があったので、ダンスリーダーをお願いしました。

遊馬:僕は赤名くんとは初共演なんですが、お会いした時、初対面だったけど、同じく(ダンスリーダーを)お願いしますって言いました(笑)。でも、ぱっと見の印象だけど、坪倉くんもめちゃくちゃ踊れそうですよね。

鷲尾:何それ(笑)。プロフィール写真を見て(笑)?

遊馬:うん、「俺、踊れます」って顔してます。

佐藤:それを言ったら、「FLIGHT PLAN」チームも踊れる人ばっかりに見える(笑)。

鷲尾:信ちゃんは踊れなそうだよね、プロフィール写真の印象だと(笑)。

佐藤:そうなんだよね・・・。

遊馬:僕も踊れなそうに見える(笑)。ダンス、がんばらなくちゃ。

鷲尾:今回のキャストを見ると、信ちゃんが一番、知り合いが多いんじゃない?稽古場リーダーは信ちゃんだね。

佐藤:ダンスリーダーはしなくていいですか?

鷲尾:それは任せる気はないから(笑)!

014562_4.jpg

――(笑)。ダンスのお話が何度か出てきていますが、今回はダンスに力を入れようという思いがあるんですか?

佐藤:僕は(前作では)ダンスに一番苦労したので。でも、(そのダンスを披露する)ライブパートも楽しかったんですよ。

鷲尾:うん、楽しかったね。お客さんがペンライトやうちわを振ってくれて。

遊馬:本当にアイドルになった気持ちになれたよね。僕はそれまでライブをやったことがなかったから、ペンライトを振られる感覚やファンサービスをどうやってやったらいいか分からなかったんだけど、初めての気持ちを味わえました。

佐藤:ファンサービスといえば、前作で客席降りしていた時に、目に入った(観客が持っているうちわに書いてある)メッセージに全部反応していたら、ステージに戻らなくちゃいけない時間になっても戻れなくなっちゃったことがあったよね(笑)。僕が進まないから、後ろにいた晃祐も間に合わなくなっちゃって(笑)。

遊馬:あったね(笑)。でも、今回はどうやればいいか分かっているから、大丈夫だと思います。

鷲尾:僕はキャラクター的にファンサービスがなかったから、そういう意味では困ったことはなかったかもしれない。ただ、歌は大変だった。

佐藤:歌いながら踊るから、立て続けに歌うのは本当に大変ですよね。僕は、ダンスがハードだったから、ダンスに気をとられると歌詞がとんじゃって・・・それも大変でした(笑)。

014562_2.jpg

――そこはTFGとしての活動が活きてきそうですね!

佐藤:その経験が活きてくれればいいなとは思います。

鷲尾:ここが、絶好の活かす場だから(笑)。活かしてください!

――お芝居の面では、今回はどんなことにポイントをおいて演じたいと考えていますか?

佐藤:前作では、公演が始まってから気づいたこともたくさんあったのですが、今回はそれを経験してきて、キャスト同士の関係性も続投のキャストに関しては築けているので、やりやすい部分は多いと思います。

鷲尾:そうだね。個人的には、前作では歌五郎は新入社員でしたが、今回はそこから少し時間が経っているので、もう少しアイドル慣れしてきたところを出していきたいと思っています。

遊馬:僕は、前作では稽古場に入った当初は一歩引いてしまっていたので、今回は最初から自分の考えを積極的に伝えていけるようにしたいと思います。前回、先輩方がいろいろとアイディアを出してくれていたんですよ。僕も積極的に意見を伝えて、いろいろなことに挑戦していきたいですし、新メンバーの赤名くんと坪倉くんを良い環境で迎え入れられたらと思っています。

――では、改めて公演に向けての意気込みをお願いします。

遊馬:新しく増えたキャストたちと、僕たちで力を合わせて作り上げていきます。きっとパワーアップした「レイルウェイ」が出来上がると思うので、楽しみに待っていてください。ライブパートでは、“朝霧ウインク”をたくさんしますので、それもお楽しみに。お客さんも「ここに打って!」という合図をしてもらえると嬉しいです!

佐藤:本当に楽しかった思い出がたくさんある作品です。続編が決まった時に、ファンの方もすごく喜んでくれて、楽しみに待っているというメッセージもたくさんいただいたので、その期待を超えられるような、面白い作品を作っていけたらと思っています。

鷲尾:今回、「FLIGHT PLAN」という新しいチームも登場します。「RAILWAY」と「FLIGHT PLAN」の新たな化学反応が起きて、前作よりも何倍もおもしろい作品になると思います。僕個人としては、初演と同じ気持ちでまた1からみんなで作っていければ、絶対に素敵な作品ができると思っているので、ぜひぜひ会いに来ていただければと思います。

014562_6.jpg

◆作品情報

舞台『レイルウェイ』~Take Off~
2020年6月20日(土)~28日(日) 東京・草月ホール

【企画・プロデュース】4cu
【脚本・演出】米山和仁

【出演】
音無歌五郎:鷲尾修斗
朝霧涼平:遊馬晃祐
武藤優馬:赤名竜之輔(VOYZ BOY)
滑川達也:佐藤信長
金子奏多:坪倉康晴

鷹峰翔:石賀和輝
鳩山晴人:宮澤佑
鵜飼蓮:松村陸斗

青木田雄三:山沖勇輝
石流智:山崎雅志
坂品郁子:小玉久仁子
勝枝隆:吉田邑樹

増木敏朗:磯貝龍乎

毛利光汰、佐藤佑樹、松崎友洸、工藤純一朗

チケットぴあからの購入はこちら

【公式サイト】http://railway-stage.com
【公式Twitter】@railway_stage

(C)「R列車でいこう!」製作委員会

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。