MANKAI STAGE『A3!』〜AUTUMN & WINTER 2019~大千秋楽に向けて「満開の花を咲かせたい!」


ダウンロード数600万を突破したイケメン役者育成ゲーム『A3!』の新作公演MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~が、東京・山口・大阪公演を終え、3月15日(金)から東京凱旋公演へと臨む。プレイヤーが劇団の主宰兼『総監督』となり、イケメン劇団員たちを育てるゲームを舞台化した本作。

【春組】【夏組】に続き、今回の公演で【秋組】【冬組】が登場し、大きな話題を集めた。3月24日(日)の大千秋楽公演では、DMM.comでの配信や映画館でのライブビューイングに加え、WOWOWで生中継される。これを受け、本作に出演する水江建太、中村太郎、荒牧慶彦、北園 涼、伊崎龍次郎、河合龍之介にインタビューを行い、本作への思いを聞いた。

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――今回はこの6人で、WOWOW番組のコメント収録を行ったということで、まずは、収録を終えたお気持ちからお聞かせください。

荒牧:水江くんと僕のペアでインタビューしていただくことはこれまでにもあったのですが、この6人というのは初めてだったので、斬新な組み合わせでお届けできたと思います。

伊崎:GOD座の僕たちは、インタビュー自体が初めてなんですよ。

河合:我々GOD座も、どんどん話に食い込んではいこうと思ったのですが、なかなか食い込みきれなくて・・・(笑)。このインタビューでは、どんどん食い込んで、GOD座の記事になればという思いでお話していこうと思います!

伊崎:そうしましょう(笑)!

全員:あははは(笑)。

荒牧:収録では、改めて『A3!』を振り返ることができたので楽しかったですね。それに、各々の役への向き合い方や思いも聞けて、残りの公演のためにも良かったなって思います。

伊崎:各組がどんなことを思って、稽古をしていたのかを初めて知れましたしね。

――稽古は、各組別々で行うことが多かったんですか?

水江:はい。入り時間も違うことが多かったんです。

――公演が始まってから印象に残っている出来事は?

荒牧:丞(北園)の劇中劇での芝居が変わったことかな。ある日の公演で、すごく違うアプローチをした回があって・・・。それまでとあからさまに違うことをしてきたので、すごく心に突き刺さったんです。なるほど、こうきたか!って。

北園:あはは(笑)。

――どう変わったんですか?

北園:それまでは、紬(荒牧)の顔を見ずにサヨナラしていたんですが、顔を見て「ばかやろー」って言ってサヨナラしたんです。

荒牧:その言い方も、すごく淡々としていて、印象的でした。

河合:それは、舞台ならではのことですよね。生だから、何が起こるかわからない。

荒牧:みんなは、芝居をその場で変えてみたいって考えながら演じてるの?

水江:僕は考えているというよりは、劇場にしかない空気や、お客さんに披露するというその状況の中で、自然と芝居がいい方向に変化していくということはあります。

中村:実際に本番が始まってから、監督(お客さん)をより意識するようにはなりましたね。やっぱり観てくださる方がいるのといないのでは、全然違います。公演では客席降りもあるんですが、監督がいるのを間近でみられるので、めっちゃ楽しいんですよ!

――『A3!』はお客さんの熱量が高い作品ですよね。舞台上からは、お客さんの反応をどう感じてらっしゃいますか?

荒牧:初日にまず感じたのは、温かいなってことでした。楽しみにしてくれている気持ちがめちゃくちゃ伝わってくるんです。それを肌で感じて、僕たちは間違ってなかったんだなって思えました。

北園:原作がめちゃめちゃ好きなんだろうなっていうのを感じるよね。それが分かったからこそ、実は初日明けてからの方がプレッシャーをより感じるようになりました。公演を観てくださったお客さんの反応というのはすごく熱を感じるので、熱い舞台だなというのは改めて思います。

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――少し話は戻りますが・・・秋組、そしてGOD座の皆さんの印象に残っている公演中のエピソードは?

中村:至(立石俊樹)さんがヘッドホンを落としてしまった公演があって、僕が回収しなきゃと思って動いたんですが・・・テンパりすぎて、自分が持っていたノートを落としてしまって。結局、自分のノートしか回収できませんでした(笑)。

水江:ヘッドホンは支配人(松川伊助役の田口 涼)がサッととってくれてたよね。しかも、最後に、さりげなく「落ちてました」って至さんに渡して。うまいな、って印象的でしたね。

伊崎:僕が演じている飛鳥晴翔の「あれ、本当に丞?」という台詞があるんですが、それを稽古中からいじられ続けていて・・・。原作の晴翔の立ち絵と合わせて、みんながハマっちゃったみたいで、そのセリフをイジられ続けています・・・。僕と(舞台裏で)すれ違っただけで、みんな「あれ、本当に丞?」って言ってくるんですよ。僕にとっては一種のハプニングです。

水江:あれ、おもしろいよね(笑)。なんであんなにおもしろいんですかね?

伊崎:そんなにおもしろい台詞じゃないから!

全員:あははは(笑)。

――では、秋組、冬組、GOD座、それぞれの特徴や、ほかの組にはない良さはなんでしょう?

水江:僕ら秋組は、男らしさと、フレッシュな熱量かな。もちろん冬組も内側に秘めた熱量を持っていることは伝わってきているのですが、僕たちの場合は、素直にそれを出している。それがほかの組にはないところだと思います。

中村:発散キャラが多いよね。

水江:ある意味、素直にぶつかりあっているんだと思います。

中村:一緒にご飯を食べに行くと、やっぱり秋組だなって思う。昔からの友達や先輩後輩でご飯を食べているみたいな感覚になるんですよ。男らしく、みんなで、焼肉をガツガツ食べてます。僕の勝手なイメージですけど、冬組はおしゃれそうですよね。個室居酒屋とか行くんでしょう?

荒牧:そんなことないよ(笑)。でも、焼肉よりはしゃぶしゃぶが好き。

中村:ね?しゃぶしゃぶですよ。ちょっとおしゃれじゃないですか?

荒牧:おしゃれかな(笑)?

中村:秋組は、ホルモンと卵かけご飯ですから(笑)!体育会系のノリなんです。

――冬組はいかがですか?

荒牧:冬組は、大人の色気や大人の距離感が魅力だと思います。それほど起伏があるストーリーではありませんが、なぜか惹かれる。ミステリー要素も魅力かなと思います。キャストのことを言えば、単純に仲が良いです、5人とも。

北園:秋組が赤い炎だとしたら、冬組は青い炎だよね。一見まとまってなさそうだけど、一つになったときの爆発力は圧倒的だと思います。ほどよい距離での一体感が素敵ですね。

河合:GOD座は原作のゲームではほとんど情報がないんです。でも、舞台で見るからこそ発見できることもある。今回は、原作では描かれていない晴翔の葛藤も描かれています。みんなをつついているキャラではありますが、彼らは彼らなりのプライドを持って劇団をやっていて、芝居に向き合っているというのが特徴かなと思います。

伊崎:その通りだと思います!

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――それぞれチームの仲を深めるために稽古中にどんなことをされましたか?

中村:秋組は、最初にみんなでカードゲームをしたり、食事に行きました。

水江:(古市左京役の)藤田(玲)さんが声をかけてくださって、5人全員で食事にいきました。最初は深い話をするというよりも、仲を深めようってカードゲームをしたんです。そうしたら、その次の日の稽古から、芝居の距離感が変わったんです。やって良かったなって思いました。

中村:それまでも別に仲が悪かったわけではないんですよ。でも、一緒にご飯を食べて、長い時間を過ごしていると、こうも感じるものなんだなって思いました。

北園:劇中で雄三さん(滝口幸広)が言ってるもんね。気を遣うな、飲みに行けって。俺、毎日言われてるもん(笑)。

水江:冬組もみんなでご飯に行きました?

荒牧:行った行った!

中村:冬組は5人でご飯食べてる時、どんな空気になるんですか?僕、めっちゃ気になってるんですよ(笑)。

荒牧:普通だよ(笑)。他愛もない話をしてる。

北園:うまい食べ物の話とか、この人と共演したことあるとか、あの舞台どうだった?とか・・・。

中村:へぇ~、なんか落ち着いてそう。

荒牧:落ち着いているのは落ち着いてるよ(笑)。

――今回、水江さんはいわゆる「2.5次元作品」の出演は初になりますよね。皆さんから見て、水江さんはいかがですか?

荒牧:単純に役者として、いい役者だなと思います。原作ものでも、2.5次元作品でも、もちろん、オリジナル作品でも映像でもいろいろなジャンルで活躍していく人だろうなと。すごい後輩ができたな、という感じです。

――それはどんなところが?

荒牧:万能感があるんですよ。吸収も早くて、それを自分なりに工夫してできるようになっている。だから、今後、壁にぶつかってもそれを超えて行くことを繰り返していけば、光る役者さんになるんだろうなと思います。僕が上から言えた立場じゃないですが(笑)。

河合:度胸があるし、今も落ち着いているし。太郎の方が初心者かよって思うよね(笑)。

中村:僕、基本、そわそわしてるんで(笑)。

河合:カーテンコールでの挨拶も、本当に初めてかよ、度胸あるなって思いながら聞いてます(笑)。毎回、成長しているのを目に見えて感じますしね。『A3!』に出会えたことが彼にとってよかったんだと思いますよ。(演出の松崎)史也さんとの出会いはもちろん彼にとってプラスになっているでしょうし、役者が育っていくという原作も今の彼にぴったりあっているんだと思います。

――中村さんは水江さんとお二人のシーンが多いですが、公演を重ねていく中でどんな変化を感じていますか?

中村:これは、僕と(水江)建太だけのことではないですが、例えば「今日はテンポが悪かった」とか「うまく感情が乗らなかった」ということを、秋組全員が同じように感じることができるようになったんです。もちろん、良かった時も言葉にしなくても全員で共有できる。それが、一番大きな変化ですね。建太自身のことをいえば、キャラクターとして台詞を話すのではなく、万里という人間を生きてくれているので、中身がある芝居をしていると感じます。だから、教わることも多いですし、建太が万里で良かったと毎日思ってます。

――水江さんは、皆さんの言葉を聞いていかがですか?

水江:龍さん(河合)もおっしゃってくれましたが、本当にこの作品に出会えたことが嬉しいですし、僕にとって大きかったと思います。演出の史也さんだけじゃなく、先輩方からいろいろな助言をいただいて、本当にいい環境にいるなと思います。ありがとうございます!

――最後に、改めて千秋楽に向けての意気込みを。

荒牧:今までと変わらない熱量を持って、これまでお届けしてきたものの集大成を落とし込んで、最後に満開の花を咲かせられたらなと思います。

水江:今までの稽古で積み上げたもの、そして劇場で培ったものを集結させたいと思います。WOWOWの放送では、僕たちの表情もよく見えて、感情もより伝わると思うので、それをぜひ楽しみにしてください。

北園:その日できる最高のものをお届けするのはどの公演も変わらず続けていきたいです。1シーン1シーン、秋組が積み重ねたものを、冬組も積み重ねていって、最後にみんなで大きなガッツポーズができたらいいなと思います。

中村:たくさんの方に愛されてる作品なので、観てくださる監督の方たちの期待に応えられるように精一杯、頑張りたいと思います!

伊崎:MANKAIカンパニーの高い壁となるように、よりクオリティの高いものを見せて、臨んでいきたいと思います。

河合:千秋楽は一番化学反応が起きる日だと思うので、それがすごく楽しみです。それは監督にとっても、一番、おもしろいことだと思うので楽しみにしていてください。

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◆公演情報
MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~
【東京凱旋公演】2019年3月15日(金)~3月24日(日) 天王洲 銀河劇場

◆WOWOW 大千秋楽生中継︕MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN&WINTER 2019~
【放送日時】2019年3月24日(日)12:30~ WOWOWライブ
【月額視聴料】2,300円(税別)
【WOWOW限定特典映像】キャストインタビュー
【WOWOW加入方法】
ネット:24時間受付中(「WOWOW ステージ」で検索)
電話:0120-808-422(午前9:00~夜9:00/年中無休)

【DMMライブ配信】MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN & WINTER 2019~東京凱旋公演 大千秋楽 見逃しパック付き

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