劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』小波津亜廉インタビュー「“強さへの憧れ”“人の弱さ”を繊細に」


女性向け人気コンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』(通称:うた☆プリ)が、“劇団”をテーマに展開する舞台公演プロジェクト「劇団シャイニング」。2017年より『天下無敵の忍び道』『マスカレイドミラージュ』『JOKER TRAP』を順次上演し、2018年9月には“映画”を題材にした「シアターシャイニング」シリーズ舞台化第1弾『ポラリス』を上演。2019年3月15日(金)より「シアターシャイニング」舞台化第2弾『Pirates of the Frontier』が上演される。

インタビュー2回目は、海賊船のコック兼用心棒・マルローを演じる小波津亜廉に、役柄の魅力、新作舞台にかける意気込み、共演者の印象などを聞いた。

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――「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」に出演が決まった時の心境を聞かせてください。

“劇団シャイニング”シリーズには『JOKER TRAP』に続いての出演となりますが、「またあの熱いステージに立てるんだ」という嬉しさと同時に、「自分自身、さらに上のステージに行けるように一層がんばらなきゃいけない」という緊張感を感じました。不安もあるけど、それ以上に「やるぞ!」っていう気持ちが大きいです!

――本作は“海賊”を題材にしている物語ですが、その点はどう思いますか?

僕、“海賊モノ”ってすごく好きなんです。海賊って自由であったり、ちょっと荒くれ者がいたり、多種多様なキャラクターが出て来るじゃないですか。今回は僕が演じる“マルロー”、小澤廉さんが演じる“イッキ”、そして(菊池)修司が演じる“白い悪魔”という個性的な3人が登場するんですけど、それぞれの過去や、旅をする理由、生き様など、細かい部分まで丁寧に描けたらなって思っています。ファンの皆様が見て「海賊って、やっぱカッコイイ」と感じていただけるような作品にしたいですね。

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――マルローというキャラクターに対する印象・魅力は?

初めてドラマCDを聴いた時、“強さへの憧れ”と“人間としての弱さ”をすごく感じました。マルローは過去にいろいろあって、初対面の人に対してはまず“疑って”かかるというか・・・。でもイッキに出会い、信頼できる仲間として認めるようになるうちに「コイツのためなら命を張れる」みたいになっていくんですね。腕っぷしの強いマルローだけど、彼の根本にあるのは実は“弱さ”。白い悪魔ともバチバチやり合うけど、一度相手を認めたらとことん信じることのできる人なので、それを踏まえた上で、人間的に成長していく様を描けたらいいなと思います。僕の中にあるマルローのテーマは、“カッコイイ強さ”と“人間味がある弱さ”。その落差を表現したいなと思っています。

――共演者の方々についても聞かせてください。

僕は親しみを込めて小澤廉くんを「れんれん」と呼ばせていただいてるんですけど、彼とは同じ歳ということもあり親近感を感じています。「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』」で初めてれんれんのお芝居を観たんですけど、同じ歳の彼が堂々と演じているのを見て尊敬しました。第一印象は「すごくしっかりしていそう」だったけど、『SHINING REVUE』の時に話をしたら、なんだかすごく可愛い人で(笑)。でも可愛さの中に自分の“芯”をしっかり持っていて、れんれんがイッキなら、「おれはコイツのために死ねる」って思いました。

(菊池)修司とは、この『Pirates of the Frontier』で共演するのは3回目になるんですけど、お互い何でも気兼ねなく言い合える関係です。パッと見は“爽やかな好青年”の修司ですが「先輩にこういうふうに絡んだら、いじってもらえるかな?」という“ちょっと可愛い腹黒さ”みたいなところがあったりします(笑)。でも芝居に対する熱さや誠実さを持ち合わせているので、一緒に芝居をやっていてすごく刺激を受けます。稽古では3人で密に話し合いながら、互いの意見をぶつけ合って切磋琢磨しながら新たな関係を作っていきたいです。

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――郷本直也さん、荒木健太朗さん、河原田巧也さんの印象も伺えますか?

郷本さんとは今回が初共演ですが、俳優仲間から「おもしろいお兄さんだよ」という話を聞いていたので、お会いできるのを楽しみにしていました。稽古ではいい意味で、郷本さんからいろんなアイデアを盗もうと思っています。

荒木健太朗さんは『JOKER TRAP』で僕が演じるRANの直属の上司・ラリー役を演じてくださっていたので、共演は2回目になります。僕からしたら頼れる兄貴であり、すごく尊敬できる役者さんです。

――何かアドバイスをしていただいたとか?

アドバイスというよりは、僕をうまく料理してくれる感じ。例えば、アクションも僕はその時々の心情で突っ込んだり、引いたりムラがあるんですけど、そういうのも全部含めて荒木さんは受け止めてくださるんです。相手と一緒にいいものを作る方なんだなと感じたし、僕も「こういう俳優さんになりたいな」って思いました。『Pirates of the Frontier』ではどういうふうにお芝居で絡めるのかすごく楽しみですね。

たぁ(河原田巧也)は・・・僕は「たぁ」って呼んでいるんですけど、今回で共演が4回目になります。同じ歳だし気さくに芝居の話が出来るので、「たぁの前で、どうボケ倒したろうか」とか考えてます(笑)。あと共演者には1991年生まれが多いので、「がんばろうぜ、1991年組」って感じで気合いが入ってます!

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――最後に、公演を楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。

劇団シャイニングに関わらせていただいて、自分の中でいろんな方向に進めたし、いろんな魅力を持った仲間たちと出会えました。自分自身も20代後半になって考え方もちょっと変わって来たように感じるので、今まで培ってきたものをより楽しくできるようにしたいですね。

「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」では、皆さんがイメージする“海賊”像と、作品の中に出てくる人物たちの違いみたいなものを、いい意味で楽しんでいただけたらなと。過去や胸に秘めた想いなども感じていただけるように、カッコ良くて、そして見ていて心に何かひとつでも響く海賊の“より一個深いところ”を皆さんに見ていただけるように、僕ら誠心誠意がんばります!

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◆公演情報
劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』
【東京公演】2019年3月15日(金)~2019年3月24日(日) 品川プリンス ステラボール
【京都公演】2019年4月5日(金)~2019年4月7日(日) 京都劇場

【原案】「うたの☆プリンスさまっ♪シアターシャイニング 『Pirates of the Frontier』」
【脚本・演出】伊勢直弘
【音楽】Elements Garden

【出演】
イッキ役:小澤廉
マルロー役:小波津亜廉
白い悪魔役:菊池修司

キャプテン・レッド役:荒木健太朗
ミートマーケット・ジョー役:河原田巧也
スミス役:菊田大輔
放浪の海賊役:郷本直也

【チケット】イープラスにて好評発売中 eplus.jp/gs-pirates

【公式HP】http://gs-pirates.com/
【公式Twitter】@gekidan_shining

(C)劇団シャイニング

(撮影/エンタステージ編集部)

 

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