『Dimensionハイスクール』石井孝英×大塚剛央インタビュー!「いろんな意味で革命を」


絶賛放送中の超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』(通称:Dスク)。ひょんなことから次元(=Dimension)を超えてしまった男子高校生たちが、アニメの世界と実写の世界を行き来しながら展開する学園ファンタジーに、若手男性声優の石井孝英(白山純平役)と大塚剛央(緑ヶ丘流星役)が出演している。アニメと実写のハイブリッド作品に、声優の二人がどのように取り組んでいるのか、話を聞いた。

011421.jpg

――『Dスク』は非常におもしろい試みの作品ですが、話を聞いた時はどうお感じになりましたか?

石井:本当にありそうでなかった試みなので、単純にどういう作品に仕上がるんだろうなと興味をそそられました。最初は、「実写パート」と「アニメパート」があるとだけ聞いていたんですが、その後に「アニメパート」をモーションキャプチャでやると知り、「これはちょっと普通のアニメーション作品ではないぞ」とかなり印象が変わったんですよ。僕の中では、実写があって、その実写をアニメ化したものがあって、そこに僕らが声を入れるのかなと思っていたので。アニメーションの部分も、僕らがモーションキャプチャで動くので、全体的に実写寄りなのかなと感じていますね。

――先に声を収録して、それに合わせてモーションキャプチャをしたんですよね。

大塚:そうです。プレスコという、先に声の収録を行う作業をしてから、モーションキャプチャで動いて、その後にアフレコをしました。モーションキャプチャで僕らが動くためにあらかじめ声を入れておいて、それに合わせて僕らが動いて、その後さらに本格的なアフレコをする。プレスコで収録した声は動きのきっかけという感じなので、結構ビックリな作業ですね(笑)。

石井:確かに。なかなかないね。

大塚:絵ができる前に声を録るということはありますが、そこからさらに動いて、また新たに声を入れるということは、あまりないことなのかなと思いますね。

011421_3.jpg

――アニメから実写化、実写からアニメ化というのはよくありますが、実写×アニメというのはなかなかありませんね。

石井:実写パートを俳優さんがすべて演じて、アニメになったらその役柄に声優である僕らが声を当てて、実写に戻るとまたその俳優さんたちになるという俳優と声優の融合と思いきや、僕ら声優自身もキャラクターそのものになりきって実写もアニメもどっちもやるというので、「声優もとうとう実写をやる時代が来たか・・・」という思いになりました(笑)。

最近、声優もメディアに出る機会が多く、いろいろな経験をさせていただいていますけど、それに先駆けて、アニメと融合した実写にまで飛び出すのは僕たちがほぼ初めてなんじゃないかな?新しい経験をさせていただけるということは、いい経験になるなと思っています。

大塚:俳優さんと共に、声優を主にやっている僕らが選ばれたというのは、そこに何かしら意味があるでしょうし、そこの意味を残していかないといけないとは考えています。

011421_6.jpg

――石井さん演じる白山純平はどんなキャラクターですか?

石井:白山くんはネガティブ系男子ですね。ネガティブって言ったら、「どうせ僕なんかきっとダメだ・・・」というようなクヨクヨ系が多いと思うんですけど、白山くんはそうじゃなくて、「そんなのできなくて当たり前でしょ」みたいな達観したような一歩引いたネガティブという感じ。気弱そうな、ごく普通の高校生という印象です。

でも、譲らないところもあるんですよ。緑ヶ丘とは幼なじみで仲が良かったんですけど、今はちょっとギクシャクしているので、普通だったら声を掛けることすら難しいと思うんですよ。だけど、白山は普通に「よっ!」とか積極的に声を掛けるんですよね。それで、緑ヶ丘に無視されても笑っていたり、名前で呼ぶなと言われても「あのさ、流星」ってそれでも普通に名前で呼んだりとかするんですよ(笑)。

大塚:天然なのかね?

石井:そうだね。天然かなと思うところもあれば、意外に積極的でもあったりするので、意外性を持ったキャラクターなのかな。でも、作品を通して成長して、主人公らしいところもだんだんと見えてくると思うので、本当に良い意味で“人間くさい”主人公なんじゃないかなと思っています。

011421_5.jpg

――大塚さんが演じる緑ヶ丘流星はどんなキャラクターですか?

大塚:メガネです(笑)。いわゆる優等生で、真面目。さらにプライドがすごく高くて、ちょっと不器用なのかなというところもあります。その不器用さゆえに白山と仲が悪くなってしまったり・・・。ただ、なぜか染谷さんが演じる桃谷先生のことは大好きで、「桃谷先生、命! 桃谷先生以外はクズだ!」みたいな(笑)。ただ、話が進むにつれてギャップも見えてくるキャラクターなので、真面目ではありますが、感情もすごく動くタイプです。

石井:そうだね。緑ヶ丘について、白山が「あいつは根がいいヤツだから」と言うとおり、本当に根はいいヤツなんです。ただ、素直になれない。“元祖ツンデレ”。

大塚:確かに(笑)。

――共演者の方々との撮影で、印象に残ったことは?

石井:僕は染谷さんとのシーンで・・・とにかく照れました(笑)。染谷さんがイケメン過ぎまして!直視できないんですよ。キャラクターとして演技しなければいけないんですが、すごく近しい距離感で会話をしたりしていると、なんかもう恥ずかしくて・・・(笑)。圧倒的キラキラオーラを浴びました。近くで掛け合いをすることで、目力など俳優さんのすごさを肌で感じました。なんだか「すみません・・・!」という気持ちに・・・。

大塚:ダメですよ!緑ヶ丘から取っちゃ(笑)。

石井:いやいや、共演してみれば分かるって(笑)。

――大塚さんと染谷さんの共演シーンも注目ですね。

大塚:緑ヶ丘は桃谷先生の見た目から、仕草から、授業から何から何まで大好きなので、もう、そこは大好きを前面に出していこうと思います!それがあるからこそ、ギャップが引き立つでしょうから。感情の振り幅がすごく大きいキャラクターなので、そこはしっかりしないとなという感じですね。

011421_4.jpg

――橋本さん、財木さんの印象は?

石井:お二人ともキャラクターの印象がすごく強いですね。橋本さんも財木さんもすごく気さくに話しかけてくださったんですが、財木さんはその距離感が黄川田と似ていて、「どう?」みたいなスッと懐に入ってくる感じ。黄川田にそっくりだなと思いました。橋本さんは、普段すごく落ち着いた穏やかな感じの方なんですけど、役に入るとキャラクターとリンクして見えたことが印象深かったです。

大塚:お二人とも共通して、すごく親しみやすくてお優しい方でした。財木さんは気さくだし、橋本さんもすごく物腰が柔らか。キャラクターと合っているなと思いました。完成版は、監督のディレクションもありますし、映像としての見せ方があるでしょうから、皆さんのお芝居がどう仕上がっているのか、観るのがすごく楽しみです。

011421_7.jpg

――放送を毎週楽しみにファンの皆さんへ、最後にメッセージをお願いいたします。

石井:この『Dスク』は平成最後の年に“いろんな意味で革命を起こす”そんな作品となっております。深夜には二人でゆる~いトークや謎解きなど遊び心のあるラジオもやっていますので、ぜひ合わせて一緒に楽しんでいただいて、「『Dスク』おもしろいよ!」と広めてください。

大塚:平成最後の冬に、こういう作品はなかなかないのですごく話題になると思います。制服を着て学校で撮影をしていると、本当に高校生に戻ったかのような気持ちになりました。こういう状況でお芝居ができるというのは、僕自身としてもあまりない機会だと思うので、そこを楽しみながら、ギャップがあって振り幅が大きいこの緑ヶ丘という役を、大切にしっかり演じていきたいと思います。石井さんと一緒にパーソナリティを務めているラジオも含めて、『Dスク』をぜひよろしくお願いいたします。

011421_8.jpg

◆作品情報
超次元革命アニメ『Dimensionハイスクール』
TOKYO MX:毎週木曜22:00~
BSフジ:毎週日曜25:00~
J:COMテレビ:毎週木曜22:30~
GYAO!ほかにて見逃し配信中
※放送日時は変更となる場合あり

【原作】明日見 優
【監督・脚本】アベユーイチ
【キャラクターデザイン】Izumi
【音響制作】ダックスプロダクション
【音楽】大石憲一郎
【制作】アスミック・エース/ポリゴンマジック
【出演】
石井孝英 大塚剛央 橋本祥平 財木琢磨 染谷俊之
蒼井翔太 江口拓也 諏訪部順一

【公式HP】http://dimension-hs.com
【公式Twitter】@dimension_hs

©Dimensionハイスクール製作委員会

チケットぴあ
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。