どうなるC.I.A.『SUPER LIVE 2018』?!井阪郁巳インタビュー「平成最後の年末、僕らが全力で楽しませます!」


芸能事務所キューブに所属する若手俳優のサポーターズクラブ「C.I.A.」が、2018年末に初のライブ公演C.I.A. presents『SUPER LIVE 2018』を開催する。2017年12月の発足以来、C.I.A.指令部から与えられる様々な“MISSION”をイベントごとにクリアしてきたメンバーたち。春の「ダンスパフォーマンス」、夏の「歌」を経て、今回は「ライヴ」に2018 年の集大成として取り組む。一体、どんな公演になるのか?メンバーである井阪郁巳に、1年を振り返りながら、公演の展望を聞いた。

C.I.A.『SUPER LIVE 2018』井阪郁巳インタビュー

――C.I.A.の年末のイベント、今回「ライヴ」として行われますね。

これまで、キックオフ、春、夏とイベントを行ってきたのですが、「ライヴ」という形式は初めてです。この仕事を始めたばかりの頃は、歌って踊るなんて、自分に出来るかな?という気持ちだったんですが、テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン)で横浜アリーナのような大きな場所に立たせていただいて、少し自信が持てるようになりました。見せ方の意識なども変わったので、その経験を活かせる場があるのは嬉しいですね。

――今回は、役としてではなく、井阪さんご自身としてのパフォーマンスを観ることができるのも、楽しみです。

役としては見せられない“井阪郁巳”としての素を全面に出せるのは、僕もとても楽しみです!でも、クールなイメージを持ってくださっているファンの方にどう思われるのか、ちょっと心配ですが・・・。それも、ギャップとして好きになってもらえたら嬉しいです。とは言っても、役者として舞台に立つので・・・もしかしたら、素に見えるところも作っているのかもしれません(笑)。

――エンターテインメントな“素”ということですね(笑)。

ステージではめっちゃおバカなことをやるかもしれませんが、普段は賢いかも・・・。それはご想像におまかせします(笑)。

C.I.A.『SUPER LIVE 2018』井阪郁巳インタビュー_2 

――C.I.A.のイベントは、事務所の先輩方もたくさん出演されます。井阪さんにとって、事務所の先輩方はどんな存在ですか?

お芝居はもちろん、ダンスや歌に関しても、実力のある方ばかりなので尊敬しています。僕はまだまだ修行中の身ですが、一緒にやらせていただける中で、皆さんのいいところをいっぱい吸収して、追い抜くくらいの気持ちでがんばりたいと思っています。先輩方も「俺らを蹴落とすつもりでガンガン来て」と言ってくださったので、行動で示すのはもちろんなんですが、まず言葉にして、有限実行していきます。バチバチした気持ちを持っていた方が、集まった時に相乗効果で素敵なライヴになると思うので。

――今回、皆さんがやりたいことを発信し、川原一馬さんがその案をまとめて、プロデュースされると聞きました。井阪さんはどんなことを提案されているのですか?

川原さんには、まず「郁巳のやりたいことを優先するから」と言っていただいたので、「イリュージョンショー」をやりたいということを、積極的に提案しました。この案が採用されているのかは、当日来ていただいてのお楽しみになると思うんですが(笑)。

――どんなショーをイメージされているんですか?

ただのイリュージョンショーではなく、ちゃんと見せるところは見せつつも、「こんなこともするの?」と思うような、エンターテインメントとしてその時間を楽しんでいただけるものにしたいです。失敗することもあるかもしれないですが(笑)。それもそれで、僕自身も、お客さんも楽しめる空間にできたらなと。

――歌う楽曲やダンスなどは、どのようになりそうですか?

やりたい曲も積極的に伝えたので、歌うパートもあると思うのですが、ダンスが多めになるかもしれないです。いただいている振りが、今までやったダンスとは全然違う、キレッキレの感じなんですよ。ほんまにコレできんのかな?!って思うぐらい、もらった時は難しいなと思ったので、完成したら、絶対かっこいいはず。僕の新たな一面を見てもらえると思います!

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――ライヴや舞台と、エンターテインメントにはいろんな形がありますが、井阪さんご自身が表現をする側になりたいと思ったきっかけはどこにあったんでしょうか?

きっかけは『タンブリング』(2010年・TBS)というドラマとの出会いでした。めっちゃ笑ってめっちゃ泣いて、ドラマを観てあんなに心動かされたのは初めてだったんですよね。この人たちみたいになりたいと思って、出演者の方を調べていたら、ジュノンボーイコンテスト出身って書いてあって。そういうのがあるのかと、サイトにいってみたら「締切まで残り1日!」という文字が目に飛び込んできたんです。

すぐに出してみようと思って、親に話しました。僕、それまで自分から「何かやりたい」と言ったことがなかったんですよ。だから、突然だったけれど母は嬉しかったらしく、全力で応援するって言ってくれて。そのコンテストで準グランプリをいただけたことで、憧れへの一歩を踏み出すことができました。

――すごい、運命を感じますね・・・!井阪さんは最近もSNSでドラマの感想をつぶやかれたりしていましたが、もともとドラマがお好きなんですか?

めっちゃ好きです。でも最近は、普通には見れなくなりました。いいなあって思っちゃう。今は仕事になったから、「出たい」という欲の方が強くなっちゃって。ここに入りたいなと思いながら見てしまいますね。

――今、舞台も映像で残るものも多いですが、ドラマはまた違った形で、自分で自分のお芝居を見ることができますね。

映像として残った自分の芝居があんまりよくなかったら、すごく悔しくなりそうです。自分の芝居を観て泣く日とか・・・たぶん来ないなあ(笑)。自分の性格的に、絶対満足しないので。自分を客観視できて、実力があって役をまっとうしたと思えたら、そういう日が来るのかな。

――来てほしいですね~。今年は初の主演舞台なども経験されましたが、それぞれの経験は、井阪さんにどんな変化をもたらしていますか?

一番大きいのはやはり、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで演じさせていただいた、忍足侑士との出会いでした。めちゃめちゃ影響されています(笑)。僕、地声が低くなったんですよ。忍足を演じる前は、しゃべると風邪ひいてるの?って言われるぐらい高くて・・・。この声だとできる役が限られてしまうと思っていたんですが、忍足を演じていく中で、声の音域が自然と広がっていったんです。役が、僕自身の可能性も広げてくれました。本当にいい出会いだったと、感謝しています。

それから、『アンプラネット』のセシィくんとの出会いも大きかったです。「アンプラネット調査倶楽部」の一員として、ずっと彼らの活動を応援してきたんですが、傍で見ながらたくさん学ばせてもらいました。パフォーマンスの仕方とか、めちゃめちゃ影響受けてます。セシィくんの決めポーズが、かっこいいんですよ。今度のライヴのどこかで、真似しちゃおうかな(笑)。

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――ぜひ、見たいです!井阪さんは、役に影響を受けやすいタイプですか?

はい。芯は強く持っているつもりなんですが、その役を演じている間は、プライベートでも役のことを考えることに没頭してしまうタイプです。だから、もしチャラい役を長くやり続けたら、プライベートでもチャラくなっちゃうのかなという心配が・・・(笑)。そのあたりは、もう少し柔軟になりたいなと思っているんですが。

――昨年ご出演された『幽劇』では、オフショットなどでも井阪さんのお茶目な面が垣間見えた気がしたのですが。

『幽劇』のボウ役は、今までやった中で一番自分自身に近い感じで演じられた役でした。テニミュでファンになってくださった方は、忍足のキャラとギャップがあったからか、「こんなに変わってすごい」って驚いてくれたんですが、僕の中では、実はああいったタイプの役の方が自分に近いんじゃないかと。もともとお笑いを観るのが好きなんです。いつか、コメディもやってみたいなと思っています。

――ライヴと言えば、井阪さんは今年、Live Musical「SHOW BY ROCK!!」~THE FES 2018~の朧役で、Zepp DiverCity東京のステージにも立たれていますね。

あれは、すごい光景でした・・・!Zeppのステージの上から、スタンディングで満杯のお客さんを見るなんて、普通できる経験ではないですから。僕、「SHOW BY ROCK!!」と出会って、ロックが好きになったんです。それまでは、バンドとかロック自体にはあまり興味がなくて、好きな昭和歌謡ばかり聞いていました。でも「SHOW BY ROCK!!」の音楽と出会って、「なんだこの熱くみなぎる感じは!」と衝撃を受けて、その魅力に気づきました。好きなジャンルが広がりましたね。

――いろいろ意外なお話が出てきたのですが、朧ステップ、最高にアガりました。かっこよかったです。

あれは、忍迅雷音として「忍者っぽい動きをしよう」と話し合っている中で生まれたんです。「手裏修羅雷」のサビの部分で、皆で楽器を前に振る動きをやってみた時に、「動きながらやってみます」って試してみたら、「おもろい!」って採用されました(笑)。役者陣は爆笑していましたけど、観てくださった方の印象に残ったなら嬉しいです。

C.I.A.『SUPER LIVE 2018』井阪郁巳インタビュー_4

――昭和歌謡がお好きというのも、びっくりしました。

中学生の時に、母と『ハモネプ』(青春アカペラ甲子園全国ハモネプリーグ)をよく観ていて。『ハモネプ』でよく歌われていたのが、昭和の名曲だったんです。プリンセス・プリンセスさんの「M」とか、初めて聞いた時、めっちゃドキドキして。心が動かされる感じがしたんですよね。『ハモネプ』をきっかけに原曲を調べて聞くようになって、昭和歌謡って、とても落ち着くな、好きだなと思って、聞くようになりました。今でも、寝れない時は「オリビアを聞きながら」を聞いたりします。それぐらい好きです。

――もともと歌うことはお好きなんですか?

とても好きです。高校の時に実際には作れなかったですが、ハモネプ部を作ろうとしていました!また『ハモネプ』があったら、出たいぐらい(笑)。アカペラには、以前、キューブのイベントとしてやった「PRINCE LIVE」の中で挑戦したことがあるんです。でも、あの時はいろんなことに必死すぎて楽しむ余裕がなかったので、今やったら、もっと楽しめるんじゃないかな。C.I.A.でも、いつかアカペラに挑戦できたらいいなと思っています。

――アカペラのほかに、この先、C.I.A.でやってみたいことってありますか?

そうですね・・・イベントでは、僕らのいろんな面をお見せできたらと思うので、スポーツ大会とかやってみたいです。球技大会!僕、球技大好きなんです。野球したいなあ。昔から、野球をしてる時に「かっこいいね」って言ってもらえることが多くて。いつか、皆さんにも見てもらえたらいいなあ(笑)。

今は、普段から負けん気を持っているんですが、昔は人を蹴落とすとか絶対無理、という感じだったんです。でも、野球をやっている時だけは「絶対負けたくない」という気持ちがあったみたいで、人が変わるって言われていました。

――そういう意識は、俳優としてはどうですか?

お芝居を一緒にやる時は、楽しくやっているんですが、オーディションの時、待合室にいる間なんかはライバル意識メラメラです。一番キライな時間ですが(笑)。でも、勝つぞ~っていう気持ちでいっぱいです。

――C.I.A.のイベントで今年を締めくくりますが、今年1年を振り返ってみて、どうでしたか?

毎年言っていることでもあるんですが、挑戦の1年でした。初めて髪を染めたり、初めて主演舞台をやらせていただいたりもしました。テニミュでは、新青学のメンバーが入ってきて、初めて先輩という立場になりました。そういう変化を受けて、より責任感を強く持つようになった気がします。顔つきも、この1年で「大人になった」と言われることが増えたんですよ。いろんな自覚を今までより強く持って、プロとしての覚悟ができた1年だったんじゃないかなと思います。

――この先の目標は?

舞台もやりつつ、自分の中でずっと目標にしている映像作品にも挑戦したいなと思っています。その舞台で培った経験も活かしつつ、いろんなところで戦って、井阪郁巳としての知名度を上げて、映像やメディアにも出られるようにがんばっていきたいです。とにかく、いろんな経験をしたいです。

――C.I.A.の年末のイベント、そして、来年の井阪さんのご活躍を、楽しみにしております。

楽しいライヴになることは間違いなしなので、忘年会に参加するような、楽な気持ちで来てくださいね。すでに来ることを決めてくださっている方、その時間を僕らに使うと決めてくださってありがとうございます。絶対後悔させませんから。平成最後の年末、僕らが全力で楽しませます!

C.I.A.『SUPER LIVE 2018』井阪郁巳インタビュー_6

◆公演情報
C.I.A. presents『SUPER LIVE 2018』
【会場】品川インターシティホール
2018年12月28日(金)19:00開演
2018年12月29日(土)13:30開演/17:30開演

【出演】
加藤諒、白洲迅、木戸邑弥、川原一馬、冨森ジャスティン、金井成大、永田崇人、井阪郁巳
坂口涼太郎、花塚廉太郎、中谷優心、市川理矩、岩橋大、村上貴亮、菊池銀河、神田聖司、林勇輝、安田啓人、木村風太
※出演者は変更になる可能性あり

C.I.A. presents『NEW YEAR EVENT 2019』
【会場】品川インターシティホール
【日程】2019年1月14日(月・祝) 14:00開演/17:30開演

※新春イベントに井阪の出演はなし
※詳細は随時公式サイトで更新

【C.I.A.公式HP】http://cia.cubeinc.co.jp/

◆井阪郁巳 今後の出演予定

『Nostalgic Wonderland♪~song & dance show~2019』
【東京公演】2019年1月11日(金)〜1月14日(月・祝) 恵比寿ザ・ガーデンホール
【大阪公演】2019年1月20日(日 )松下IMPホール
【公式HP】http://promax.co.jp/nostalgicwonderland2019/

フォトシネマ朗読劇『最果てリストランテ』
【会場】浜離宮朝日ホール・小ホール
2019年2月2日(土) 13:00の回/17:00の回
出演:井出卓也/井阪郁巳/天野七瑠/ミヌ(BOYFRIEND)
2019年2月5日(火)19:00の回
出演:井出卓也/井阪郁巳/小西成弥/セヨン(CROSSGENE)1回公演
【公式HP】https://www.photocinema.net
【公式Twitter】@saihate_r

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