前山剛久1st写真集発売記念インタビュー!「応援してくださる皆さんがいたからこそ叶えられた“夢”」


前山剛久の写真集「Dream of me.」(東京ニュース通信社刊)が、2018年11月1日(木)に発売される。舞台『刀剣乱舞』の鶯丸役や、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』の天祥院英智役など、常に作品や役に対する真摯な姿勢、ファンに対する感謝の気持ちを示してきた前山。そんな彼が、自身の完全「セルフプロデュース」で写真集を作り上げた。

タイトルやテーマに掲げたのは“夢”。「夢の中でいろんな自分に出会う」というストーリー仕立てで、さまざまなテイストで、今の自分を表現している。細部にまでこだわり抜いた一冊に、込めた思いとは?

前山剛久1st写真集発売記念インタビュー

――写真集発売、おめでとうございます。待望の、ですね。

ありがとうございます。初めての写真集になります。ファースト写真集って、皆さん20歳前後とか、若い頃に出されることが多いですよね。僕、今27歳なんですよ。だから、正直ちょっと遅いタイミングだと思われるかもしれないんですけど・・・(笑)。でも、今ここでお話をいただけたのも何かのご縁だなと思って、出させていただきました。

――発表された時、ファンの方から喜びの声もたくさん届いたのではないでしょうか。

いただきました。もともと、SNSやブログ、お手紙を通じて「写真集を出してほしい」というお声をいただくことも多くて、もどかしい思いもあったんです。期待してもらえているなら、出したいなと。だから、実現できたことは本当に「幸せ」の一言に尽きますね。

――写真集まるごと、前山さんご自身がセルフプロデュースされているんですよね。

ただ出すのではなく、27歳までの時間を重ねてきた“今”出す意味をすごく考えました。お客さんへの感謝の気持ちを形にできる機会でもあるから、そのために何をしたらいいのか。その結果、たどり着いたのが「セルフプロデュース」だったんです。自分のやってみたかった表現と、何よりもお客さんに楽しんでもらいたいという気持ちを込めて、作らせていただきました。

――テーマは「夢」としたのは?

自分が写真集を出すこと自体も夢なんですが、同時に、これは応援してくださる皆さんと一緒に作り上げてきた夢だなあと思って。そして、役者は夢を与える職業でもありますから、皆さんが見る夢の中に存在する、様々な僕の姿を、ストーリー仕立てのように楽しんでもらいたいと思って構成しました。

前山剛久1st写真集発売記念インタビュー_3

――真っ白なパジャマ姿からロックテイスト、一枚の絵のようなカットから、前山さんの日常のようなカットまで・・・仕上がりを拝見させていただいた時、絵本を読んでいるような印象を受けました。

そう言っていただけて、嬉しいです。一つの物語を見るような感覚を持ってもらえたらと思っていたので。写真集ですが、一度見て終わりになってしまうのは寂しいなと思ったので、何度見ても楽しめるようにこだわりました。

例えば、「この前ちゃんは好きじゃない」と思うページがあってもいいと思うんです。その代わり、好きだと思ってもらえる僕も、絶対見つかると思います。それぐらい、いろんなショットを詰め込んだので、お友達と「私はこういう前ちゃんの方が好き」「私はこっち」みたいに、話してもらえたらすごく嬉しいなと思います(笑)。

――ちなみに、ご自身のお気に入りカットは?

真っ白なパジャマ姿の僕から始まるんですが、このパジャマが途中で汚れていくカットがあるんです。これはどうしてもやりたかったことで、特にお気に入りです。人生っていろいろあって、素のままの自分ではいられないことも多いですよね。お仕事だって、学校生活だって、自分が汚される瞬間があると思います。そこに立ち向かおうとがんばるからこそ、人生は素敵なんだと思うんです。汚れた白パジャマには、そういう想いを込めました。

それから、カフェや定食屋さんでのカット。ご飯粒をつけた一枚があるのですが、あれは自分でつけました(笑)。最初、日常に近いものは僕の考えにはなかったんですが、マネージャーとか出版社の方に意見をいただいて、入れることにしました。セルフプロデュースですが、自分の表現を押しつけるのは役者ではないし、人が求めるものを理解した上で見せるものが表現だと思っているので。リラックスして見てもらえる感じにもなったし、そういう意味でもすごくいい構成にできたと思っています。

――撮影された場所の詳細なども、載っていましたね。

そうなんです。提供していただいたお店や撮影をした場所が分かるようにしたくて。撮影は、ほとんど東京近辺で行ったんです。舞台の多くは東京でやっているので、ファンの方は東京に来る機会が多いと思うんですよ。だから、舞台を観に来たついでに「前ちゃんの写真集にあった場所に行ってみよう」というような、楽しみの一つになればいいなと思って。よければ、聖地巡礼みたいな感じで巡ってもらえたら嬉しいな(笑)。

前山剛久1st写真集発売記念インタビュー_2

――ロングインタビューでは、初めて知るお話もたくさん出ていました。

僕、“部活を一生懸命やった”とか、分かりやすくお話できることをあまりしてきていなかったんです。親がわりと勉強にうるさいタイプだったので、そこをがんばったぐらい。デビューしてからも、あまり積極的ではなく引っ込み思案タイプで・・・。それがずっと悩みでもあったんですが、年齢を重ねるにつれて「こういうお芝居がしたい」「お客さんに感謝したい」という気持ちが大きくなってきたんです。自分の中で、機が熟したタイミングでもあったので、改めて、ありのままを語らせていただきました。

こういう人生を歩んだから今の「前山剛久」がここにいるということを、応援してくださる方には知っていただきたいですから。芝居はもちろん、「この人を観に行きたい」と応援したいと思っていただくには、人間性も大事だと思うんです。知っていただかないと、そこに至らないと思うんですよ。だから、デビューしたばかりの頃から知ってくださっている方には成長具合を感じていただけると思うし、最近知ってくださった方には、こういう前ちゃんもいるんだと感じてもらえるんじゃないかなと思います。(写真集の)インタビューを読んで、僕のことをもっと好きになってもらえたら嬉しいですね。

――お芝居を通しても、前山さんの役者としての貪欲さが強くなったように感じていたのですが、何かターニングポイントはありましたか?

大きく変化したのは、D-BOYSとして行ってきたDステの『お気に召すまま』をやった時でした。ロザリンドという女性役をいただいたのですが、稽古の段階から一筋縄ではいかないと相当悩みました。どういう芝居をすればいいのか、先輩方にたくさん相談させていただいた中で、自分を強く持つことが大切だということに気づかされました。そうでないと、役に負けてしまう。原作をリスペクトした上で、どれだけ役を自分に引き寄せられるか。ここが一番、役者の力量が試されるところだと思うんですよ。それにはまず、自分自身の根底が強くないといけない。そこに気づいてからは、役者として自分の意見を持つことを大事にするようになりました。

――前山さんの作品や役に対する姿勢や発言にも、その変化は現れているように感じます。

積極的に意見も言うようになりましたね。皆さんの前に出る機会の多くは、作品や役を背負っているので、そこを強く意識するようにもなりました。芸能界で生きてきて学んだことでもありますが、何よりも応援してくれている皆さんのことを考えて発言しないということは失礼だと感じます。演劇というものが続いていくためにも、僕は、役者としての自分の発言を大事にしたいと思っています。

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――最近の舞台上でのお姿や、今のお話を聞いていても思ったのですが、「剛久」というお名前にぴったりなイメージになってきましたね。

僕、この名前にずっと違和感があったんですよ。女性的というわけではないんですが、どこかなよっとしている部分があって、友人にも「“剛久”っていうイメージじゃないよね」とずっと言われ続けていたんです。父と祖父の名前からもじって付けていただいた名前なのですが、役者として考えてきた時間や経験があって、やっとそれに自分が近づけたのかもしれない・・・。今、そう言っていただいて気づきました。

――名は体を表すと言いますが、この写真集のタイトル「Dream of me.」にも、前山さんの気持ちのすべてが詰まっていますね。

「Dream of me.」は、恋人に言う“おやすみ”なんです。これも、今の僕だからつけられたタイトルかもしれません。僕にとって、応援してくださる皆さんは“愛”そのもの。寄り添える存在であり、距離という意味ではなくそこにいてほしい、大事な存在です。僕の夢は皆さんと一緒に作り上げてきたものなので、その気持ちが伝わったらいいです。表紙の裏も工夫したので、見てほしいですね。

――写真集の発売イベントも行われますが、前山さん個人でイベントを開催されるのは初めてでしょうか?

そうなんです。団体でのイベントはあるんですが、個人としては初めて。僕という存在に時間とお金をかけてくれる方たちに対面で、直接感謝を伝えたいとずっと思っていたんですが、なかなかタイミングがなくて。今回、写真集も出せて、皆さんに感謝を伝えられる機会もいただけるって、もう理想ですよね!生身の声でしか伝わらないものって絶対にあるので、日頃感じている感謝のすべてお伝えしたいです。近くにいてほしい大事な存在だから、ずっとずっと一緒にいてくれるように、僕の気持ちを伝えます。

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――前山さんの、今後叶えたい“夢”を教えていただけますか?

芝居の幅をもっともっと広げたい、役者として成長したいというのが大前提としてある上で、表現の場を決めないでいきたいなと思っています。僕、もともと音楽やバンドが大好きで・・・。いつか、音楽で自分を表現してみたいという夢があります。この写真集のように、自分なりの表現を追求して、役者としての自分に還元できたら、今の自分にとって理想的ですね。

――最後に、写真集を楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。

皆さんがいたからこそ、叶えられた“夢”です。でも、これがゴールじゃない。スタートとして、皆さんとここからさらに、大きな夢を叶えていけるよう、一緒に歩んでもらえたらという思いで作ったので、ぜひ、その気持ちを感じ取ってもらえたら嬉しいです。セルフプロデュースだからこそ、作られた“僕”ではなく、僕が作った“僕”です。今の「前山剛久」を堪能してください。

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◆商品情報
前山剛久1st写真集「Dream of me.」
【発売日】11月1日(木)
※一部、発売日が異なる地域もあり
【定価】本体2,800円+税
【撮影】宮坂浩見
【発売元】東京ニュース通信社

<写真集イベント開催>
発売記念 商品お渡し会
【開催日】11月1日(木)19:00~
【会場】銀座蔦屋書店
【参加方法】https://store.tsite.jp/ginza/event/art/3550-1423081004.html
【購入者特典】
1冊券:写真集(直筆サイン入り)1冊を本人からお渡し

発売記念 握手会&チェキ撮影会(東京)
【開催日】11月3日(土・祝)12:00~
【会場】SHIBUYA TSUTAYA 6F BOOK売り場 特設会場
【参加方法】https://ameblo.jp/shibuya-tsutaya/entry-12409794278.html
【購入者特典】
1冊券:握手+写真集1冊
3冊券:握手+写真集3冊+2ショットチェキ(1回)
5冊券:握手+写真集5冊+2ショットチェキ(1回)+メイキングDVD1枚(10分程度)
※2ショットチェキはポーズ指定不可/タレントのみでの撮影不可/お客様による撮影不可
※メイキングDVDは大阪会場と同じ内容
※商品・特典はスタッフからのお渡し

発売記念 握手会&チェキ撮影会(大阪)
【開催日】2018年11月4日(日)13:00~
【会場】TSUTAYA EBISUBASHI
【参加方法】https://ameblo.jp/tsutaya-4900/entry-12409852779.html
【購入者特典】
1冊券:握手+写真集1冊
3冊券:握手+写真集3冊+2ショットチェキ(1回)
5冊券:握手+写真集5冊+2ショットチェキ(1回)+メイキングDVD1枚(10分程度)
※2ショットチェキはポーズ指定不可/タレントのみでの撮影不可/お客様による撮影不可
※メイキングDVDは東京会場と同じ内容
※商品・特典はスタッフからのお渡し

【特別企画】直筆サイン入りチェキをプレゼント!

前山剛久さんより、直筆サイン入りチェキをいただきました。こちらを、抽選で2名様にプレゼントいたします。
ご希望の方は、下記の応募方法にてご参加ください!

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<応募期間>
2018年10月30日(火)~2018年11月11日(日)まで
当選者には、エンタステージのTwitterアカウントよりDMにてご連絡を差し上げます。
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