『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』ゲストスケーター本田望結にインタビュー!「曲に負けない演技をしたいです!」


2016年12月16日(金)から東京・東急シアターオーブにて上演される『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』。アメリカで、冬の風物詩として親しまれている“クリスマス・ショー”が、ついに日本に初上陸する。旬なムードを余すことなく感じられる特別なショーに、応援サポーターに就任した本田望結がゲストスケーターとして2公演限定で登場する。出演への意気込みはもちろん、フィギュアスケートへの熱い思いや家族への愛も語ってくれた。

『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』本田望結インタビュー

――今回のクリスマスショーへのご出演が決まった時のお気持ちを聞かせてもらえますか?

まず、日本で初公演されることが嬉しいなって思っています。こういうクリスマスショーは日本ではあんまりやっていないので、どういう風になるのかなって楽しみです!私は、初日の16日とクリスマスイヴの24日にゲストスケーター、応援サポーターとして参加させていただくので、皆さんの足を引っ張らないようにしっかりやっていきたいなと思います。

――本田さんのスケーティング曲は「ひいらぎかざろう」という曲に決まりましたね。曲を聴いた時の印象を教えてください。

踊らせていただく「ひいらぎかざろう」はもちろん、どの曲も楽しくてクリスマスのムードがいっぱいで、全部楽しみです!そして、曲に負けない演技をしたいなって思っています。それから、今回は私が自分で振付を考えているんです。いつもは振付も決めていただいているので挑戦です!このステージでは、氷の上じゃなくて、樹脂っていうプラスティックのリンクで滑るんです。だから、バレエっぽい方が合うのかなとか、今いろいろ考えているところです。

――衣装も楽しみなのですが、どんなものになりそうですか?

まだ出来上がってはいないんですけど、いつもフィギュアの衣装を作ってくださる方にイメージをお伝えして、相談しながら作っていただいています。衣装によって全然違う振りになったりするんですけど、クリスマスらしさをいっぱい出したいと思っています。

――記者会見では、エリック・アンソニー・ロペスさんにお会いされていましたね。

エリックさんと、他にも40名くらいの方が来日されるのですが、皆さん海外の方なので英語でお話ししたいなと思っています!小学1年生の時から学校で習っているのと、お姉ちゃんとお兄ちゃんが英語を話せるので教えてもらっています。

『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』本田望結インタビュー_2

――本田さんは、よくご家族のお話をされていますよね。クリスマスはご家族でどんな風に過ごされていますか?

毎年クリスマスの時期に、全日本選手権大会っていうフィギュアスケートの一番大きな大会があるんです。お兄ちゃんもお姉ちゃんも、その大会に出ているので、家族で応援に行っています。だからクリスマスは、毎年スケートと一緒に過ごしているような感じですね。ケーキはお正月になることが多いです(笑)。

――今年はクリスマスショーにスケーターとして出られることもあり、ますますスケート一色ですね。

クリスマスに限らず、スケートとは毎日一緒にいる感じなんです。いつも荷物にはスケート靴と練習着が入っていて。今日みたいに、東京にお仕事で来る時はこういうお洋服なんですけど、それ以外はほとんど練習着を着ているので、友達に「私服姿初めて見た!」って言われることも結構あります。

――本田さんにとって、スケートはどういう存在ですか?

スケートは、家族と同じくらい宝物のような感じです。ご飯を食べることと同じくらい、身近な存在でもあるので、やらなきゃいけないとか、辛いとか、思ったこともないんです。いつも楽しい気持ちでやっています!

――ちなみに、本田さんはどんなきっかけでスケートを始められたのですか?

もともと、お兄ちゃんがアイスホッケーをやっていたんです。アイスホッケーをするには、滑りが上手くなければいけないから、そのためにスケートをやっていて。それに、お姉ちゃんや私が続いた感じで、皆、最初はホッケーから始めたんですよ。私は、その頃すでに女優さんもやらせていただいていたので、怪我しないようにマスクとかを着けてやっていたのを覚えています(笑)。

――でも、ホッケー選手ではなく、スケート選手に・・・。

お兄ちゃんは、スケートでも全日本で1位を取ったり、ホッケーでも強化選手になったり、どちらの競技でも活躍していたんですが、どちらか選んでくださいという時期がきたんです。その時に、お兄ちゃんがスケートを選んだことに、お姉ちゃんも私も妹も続きました。だから、自分自身のきっかけというよりは、兄妹皆の流れでという感じでした。

――スケートをやっていてよかったと思うことはありますか?

スケートそのものというよりも、兄妹でやっていてよかったって思います。皆で同じものをやっていると、誰かが悔しい結果になってもお互いに支えられるし、誰かがすごくいい結果を残したら皆で分かち合える。皆で喜んで、皆で泣いて、成長していけるから。そして、いつかライバルになっていくと思うので、それもすごく楽しみです。

――素敵な関係ですね。

スケートをやっていく上で、私の憧れはお姉ちゃんで、目標は妹なんです。これは姉妹という関係じゃなかったとしても、多分変わらないです。

『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』本田望結インタビュー_3

――女優さんも、スケートも、人前で表現するものですが、緊張したりプレッシャーを感じたりはしませんか?

緊張はするんですけど、プレッシャーはそこまでは感じないんです。周りの方のすごい演技を観て、自分もがんばろうって思えるというか・・・スケートもお芝居も「自分は自分」って思ってやっています!できなかった時は自分の練習が足りてなかったということだと思うし、「プレッシャーを感じたからできなかった」っていうと言い訳になっちゃうと思うんです。だから、もしプレッシャーを感じる瞬間があっても口には出さない気がします。だから今は、どちらかというと自分に自信を持てるように練習をしています。

――女優さんとしてお芝居をされる時、スケーターとして演技をされる時、それぞれに通じるものはありますか?

それは、すごくあります!滑りはまだまだですけど、お芝居をやらせていただいている分、スケートの表現力では誰にも負けたくないって思っています。そうじゃないと、どっちもやっている意味がないなって思うので。どちらの経験も、しっかり活かしていきたいです。自分には、お芝居とスケートしかないって思っていますが、もし、何かが起きてどちらも辞めなきゃいけなくなったとしても、私は何か表現をすることを選ぶと思います。

――このショーで、リンクの上の本田さんを初めて観る方も多くいらっしゃいそうですね!

TVドラマの印象が強い方にとったら、スケートをしている本田望結っていう印象はあまりないかもしれないんですけど、実はそれがちょっと悔しかったりもします。スケートの方が、女優さんよりも長くやってきているので、そこで応援してくれてる人たちは、女優さんとしての私の姿を知らなかったりもするんですよ。羽生結弦くんにも、前に「かわいいなぁ、シャンプーのCMとか出たらいいのに・・・」って言われたんですけど、その時ちょうどシャンプーのCMに出ていて(笑)。女優さんとしても、スケーターとしても、どっちの本田望結でもありたいので、どっちも100%でいたいです。だから、今目の前にあることを全力でやりたいっていつも思っています!今回のショーも、来ていただいた皆さん全員に楽しんでもらえるショーにできるようにがんばります!

――『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』での本田さんのスケートを楽しみにしています。最後に!本田さんは今年のクリスマスプレゼントは、何が欲しいですか?

えっと・・・、白いふわふわのマフラーが欲しいです!制服が黒っぽい紺色なので、白のふわふわのが欲しくて。妹もふわふわしたものが好きなので、妹とお揃いだともっと嬉しいなあ(笑)。

『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』本田望結インタビュー_4

◆公演情報
『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』
2016年12月16日(金)~12月25日(日) 東京・東急シアターオーブ
出演:エリック・アンソニー・ロペス/サム・ハーヴィー/クリスティン・オコンネル/ケイティ・アン・ハーヴィー/アレクサンドラ・シャウマン&ルーカス・ルジツキ
ほか、アメリカカンパニー
応援サポーター・スケーターゲスト:本田望結

お問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝 10:00-18:00)
チケット料金 S席9,800円 A席6,800円(税込・全席指定)
※3歳未満入場不可、お一人様1枚チケットが必要
公式HP:http://bcwjapan.jp/

衣裳クレジット/スタッフクレジット
Simonetta(世界の子供服マメール)(03-5215-3338)
Pretty Ballerinasエフイーエヌ (03-3498-1642)
スタイリスト/田中トモコ

(撮影/エンタステージ編集部)

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