世界最高峰のフラの競技会『メリー・モナーク・フェスティバル』優勝者ジャスミン・カレイヒヴァ・ダンラップが来日「歌に秘められた物語をみて感じて楽しんで!」


世界最高峰のフラの競技会『メリー・モナーク・フェスティバル』と、ハワイ版グラミー賞といわれる音楽賞『ナ・ホク・ハノハノ・アワーズ』。ハワイを代表する踊りと音楽の二つを堪能できる唯一のイベント「フェスティバル ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ2015」が9月19日から3日間、東京ドームシティにて開催される。イベントに先駆けて、今年のメリー・モナーク優勝者であるジャスミン・カレイヒヴァ・ダンラップが来日。今年のミスアロハがフラの見どころ、ハワイの魅力を語ってくれた。

ジャスミン・カレイヒヴァ・ダンラップ

――ジャスミンさんは、ご来日は初めてですか?
日本には何度も来ています。このイベントに出るのも3回目。日本は大好き! 食べ物も最高! 焼肉、寿司、アイスクリームも大好き。コンビニで売ってるアイスクリームが美味しいです。ハーゲンダッツのクリスピーサンドはハワイにはありません!

――そうなんですね! とくに今回の来日ではどんなこと楽しみにしていますか?
昨日、初めて一人でタクシーに乗りました。東京にある※ハラウへフラガールたちに会いに遊びに行ってきました。今回はそれをすごく楽しみにしていたんです。
※hālau ハーラウ:フラの教室のこと。通常ハラウと呼ばれるが、正式なハワイ語ではハーラウ。

――日本のフラガールはハワイとは違いますか?
きちんとフラを理解している先生についてやってる人は、ハワイのフラガールとなんら違いはないと思います。

ジャスミン・カレイヒヴァ・ダンラップ

――ジャスミンさんはいつからフラを始めたんですか?
私の所属しているカムエラ(教室名)というハラウは家族(一族)のものなんです。なので、ハラウの中に生まれたといった感じ。ハラウは正式には5歳からしか入門は受け付けないけれど、そういった環境もあって私は3歳からやっていました。

――なるほど! 生まれながらにしてフラガールなんですね! ズバリ、フラの魅力は?
フラにおいて、新しく何か覚えたり、学んでいくたびに、フラに対する愛情は深くなります。私にはもっと学ばなくてはいけないことがあるんですけど、そういう発見の度にその魅力に気づかされるという感覚がありますね。

――日本人にとっては、こうして本場のフラを見る機会も貴重なので、見る側が楽しめるコツがあれば教えて下さい!
そうですね、ハワイの言葉っていうのは全てが詩的なんです。例えば、歌や※チャントだったり、大地や鳥や花を使って、自分の気持ちを比喩的に表現していく。ですから、ハワイ語の歌は言葉の意味を知らなくても、踊りや表情を見ているだけでなんとなく物語がわかるんです。そういう物語をどういうお話なんだろう?と思って見てもらえると深く楽しめます。
※Chantチャント:聖歌、詠唱。神への祈りのための言葉。

ジャスミン・カレイヒヴァ・ダンラップ

――ハワイの人々にとって、フラは生きることとすごく密接なんですね。映画やTVでも、お祝い事や弔いの場で踊られているシーンを見たことがあります。ジャスミンさんが踊っている時に大切にしていることはありますか?
もともとハワイの人って表現が豊かな民族なんです。音楽を、踊りを、フラを通して、昔の人はこう だったっていうのを受け継いでいかなくてはいけない。そして、後世に伝えていかなくてはいけないと思うんですね。悲しみや喜び、人に対するあらゆる思い、好きな場所や好きなことのすべてを、わたしはこれからもフラで表現していきたいと思っています。

――音楽についてもお聞きしたいのですが、今回のイベントはハワイアンミュージックも楽しめるんですよね。ハワイの音楽にはズバリどんな良さがありますか?
ハワイアンミュージックの特色として最も魅力的なところは、聴いていたら踊りたくなってしまうところ。とくに自分の知っている曲だったら、これは絶対踊りたい!って思うんです。とくに今回はケアリィ・レイシェルというナ・ホク・ハノハノ・アワーズ(ハワイ屈指の音楽賞)でノミネートされた部門を全て受賞したミュージシャンが来るので、今回は彼を見に来る人も多いと思いますよ!

――フラに、音楽に、思う存分ハワイを堪能できるイベントなんですね! 最後に来場する人たちへ一言頂けますか?
このイベントは、是非とも3日間通して来て下さい! 1日目は、昼公演はカヒコ(古典フラ)、夜公演はアウアナ(現代フラ)という形に分かれているんですけど、二日目から混ざっていきます。どちらも違った魅力がありますし、同じ演目に見えても、踊っていくうちに変わっていく部分も見どころです。ミュージシャンも素晴らしい面々ですので、思い切り楽しんでください。

ジャスミン・カレイヒヴァ・ダンラップ

フェスティバル ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ 2015
~ メリー・モナーク・フェスティバルとナ・ホク・ハノハノがやってくる!

◇会場◇
東京ドームシティホール

◇日時◇
9月19日(土)
昼の部(カヒコデー)=12時開演 / 夜の部(アウアナ・ナイト)=16時半開演
9月20日(日)
昼の部=12時開演 夜の部=16時半開演
9月21日(月・祝)
昼の部=11時開演 夜の部=15時半開演
※9/19(土)の「カヒコ・デー」はフラの演目が全てカヒコ(古典フラ)となります。

※9/19(土)の「アウアナ・ナイト」はフラの演目が全てアウアナ(現代フラ)となります。

※9/20(日)、9/21(月・祝)は、昼・夜どの回でも古典フラと現代フラを楽しめます。

◇出演◇
メリー・モナーク・フェスティバル上位入賞団体
ナ・ホク・ハノハノ・アワーズ受賞者

◇フェスティバル ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ◇
『メリー・モナーク』の上位入賞団体による最高峰のフラ、そして『ナ・ホク・ハノハノ』の受賞ミュージシャンによる最高のハワイアンミュージックが共演する華やかなステージ。100名を優に超す出演者がハワイからやって来る日本最大級のフライベント。
また当日の模様は、10月24日(土)夜8:30より、WOWOWライブにて放送される。

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