ブロードウェイ発!この秋冬のステージをピックアップ!!<2>


開幕ラッシュを迎えたブロードウェイの秋冬のラインナップは、豪華共演が際立つ注目作のオンパレード。第二弾は、公演中のプレイから5本を紹介しよう。

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若手の登竜門的作品として注目度が高いのが、ケネス・ロネガン作の3人芝居『青春・最終章~僕たちの決算(This Is Our Youth)』。『JUNO/ジュノ』のマイケル・セラと『17歳の処方箋』のキーラン・カルキン、人気ファッションブロガーで女優としても活躍する異色の存在タヴィ・ジェヴィンソンが、そろってブロードウェイ・デビューを果たした。評判は上々で、若手をチェックするなら押さえておきたい作品だろう。

ベテラン勢のいぶし銀の演技も見逃せない!ピューリッツァー賞に輝くエドワード・オールビーの戯曲『A Delicate Balance』は、熟年夫婦と彼らを取り巻く人々の関係性を描いたダーク・コメディー。ジョン・リスゴーとグレン・クローズという大物俳優の顔合わせでの再演となり、10月20日からプレビュー公演が始っているが、かなりチケットが取りにくい状況となっている。

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こちらもピューリッツァー賞受賞のジョージ・S・カウフマン&モス・ハートによる『我が家の楽園(You Can’t Take It With You)』では、ジェイムズ・アール・ジョーンズが主演をつとめる。個性的な家族の物語は笑いとハートフルな感動にあふれており、ミュージカル『マディソン郡の橋』などのジェイソン・ロバート・ブラウンの楽曲も大きな魅力となっている。

幼なじみの男女の手紙のやりとりでつづる『ラヴ・レターズ』は、日本でもおなじみの劇作家A.R.ガーニーの朗読劇で、ブロードウェイでは25年ぶりの上演となる。トップバッターはブライアン・デネヒー&ミア・ファロー、ラストはマーティン・シーン&アンジェリカ・ヒューストンという、5パターンのいずれも豪華な顔合わせで送る。

昨年のオリヴィエ賞で最多7冠を達成した『夜中に犬に起こった奇妙な事件(The Curious Incident of the Dog in the Night-Time)』は、日本でも今春、森田剛主演で翻訳上演もされたロンドン発の話題作。アスペルガー症候群の青年の冒険を描いたもので、工夫を凝らした照明や音響など、独創的な世界観を作り上げて見どころは多い。日本版と見比べてみるのも一興だろう。

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